『 日本って不思議な国? 日本人って不可思議な人種!?』 新パート69
「雪月 剛のブログ216」パート147
こんにちは雪月 剛(ゆづきごう)です。
よろしくお願いいたします。
2021年2月13 日付 タイトル: 生物たち------
より続く 「 雪月 剛のブログ 」です。
( 要点と思えるところを私が勝手に判断をし、大文字、
ないしは斜体文字にしておきます。)
では---------
このような話し方を 何故? 私がするか--------
以前ブログで、『 ボウフラを知らない子どもたち 』で 衝撃の体験を描いています。
ですが、その日に受けた衝撃は、その比ではなかったと言いたいのです。
大勢いた子どもたちの中から
『 えぇー、お魚って、パックに入っているんじゃあなかったのぉー
てっきり僕は、お魚ってパックに入ってスーパーに並んでいるのが
お魚だとばかり思っていたよ。 』
『 ヘェー、動いているんだァ!
お魚ってこんな風にして動いているんだァー。』
『 うなぎって、こんな風になっているんだァ。』
『 ヒラメってこんな風になって動いているんだァー 』
という声が一斉に挙がったのです。
聴いて私は、ほんとうに吃驚(びっくり)しか外(ほか)ありませんでした。
そうしたら、一緒にいた若いお母さん方も
『 私も知らなかったわァーーー
こんな風に活きているのを見たの、いま初めてだよお母さんもー。
へェーこんな風に動いているんだァー 』 って、
開いた口が塞がりませんでした。
ひたすらに驚愕〈衝撃〉あるのみ-------
〖 母親になるような若い女性たちですらも、
現実に、こんな情況を迎えているような社会となっているんだなァ 〗
と認知せざるを得ませんでした。
嘗て、魚食世界だと称されていたような
日本人に、最も馴染(なじ)み深い魚類でさえも
〈 観賞用の熱帯魚らは全く別物のようですね? 〉
一地方ではあっても、こんな情況を見せ付けるということは、
屠殺現場ら、普通一般では決して眼にすることのない彼彼女らが、
ましてや、牛や豚や鶏に対する処し方が
なお更のことに、スーパーのパックになっているのが当然だとしていることでしょう。
であれば、キャピキャピのテレビタレントたち が、
自分たちの口に放り込もうとしている、眼前に盛られている肉の塊が、
ちょっと前には自分たちと全く同じように生き、
そして、活発に動き廻っていたことなど
そんな思い〈想像〉、生まれてくる分けありませんよね!?
その現実を、私は子どもたちから目の当たりに教えられてしまった
ということです。
私が嘗て視聴(鑑賞)した映画で、前述をしているところの
人間を食べるお話を、 もっともっと想像逞しくして、
人類の近未来世界を凄まじいまでに描写をしている!?-----
ハリイ・ハリスン氏(アメリカ〈ロシア、ユダヤ系〉1925年~2012年)という
人物の著作 『 人間がいっぱい 』 より取り挙げた映画、
監督は、嘗てSF映画 「 海底二万哩
〈 ジュール・ヴェルヌ(フランス、1828年~1905年)原作、
1954年、SFアメリカ映画 〉 」 や
「 ミクロの決死圏〈 1966年、SFアメリカ映画 〉 」 を手掛けた
リチャード・フライシャー氏(1916年~2006年)。
主演起用は、映画 『 ベンハ— 』 『 十戒 』 『 猿の惑星1,2 』 らと同じ
チャールトン・ヘストン氏(1923年~2008年)。
未来人類の食糧難を描いた、1973年4月19日公開、
『 ソイレント・グリーン 』
というアメリカで制作された、やはり同じSF映画があるのですが、
ここでちょっとばかり、
あらすじだけを描いてみます-------
2022年、アメリカ合衆国ニューヨークでは際限のない人口増加によって
あらゆる資源は枯渇。
社会は荒廃をしてしまっています。
人口爆発によって多くの人々が、食品や住居を満足に得ることが出来ず、
街はスラムと化し、「 本物の肉や野菜 」 は一生のうち目にすることが
出来るか否か、という超高級品に成り果てているのです。
代わりとなる食品は 「 ソイレント社 」 という会社が供給する
クラッカー状の合成食糧 以外には殆ど口にする事ができない
有様となっているのです。
一方では、僅かな特権的階級が巨万の富を以て至上の価値を持つ
「 本物の肉や野菜 」 を食する極度の二極化社会となっていたのです。
ある夜、裕福な生活を送っていた弁護士のサイモンソン
(ジョゼフ・コットン〈映画「第三の男」で有名、〉アメリカ、1905年~1994年)
という人物が何者かによって殺害をされます。
殺人事件を担当する警察官 ソーン刑事(主演のチャールトン・ヘストン氏です)は、
同居人で相棒であるソル(エドワード・G・ロビンソン氏〈ユダヤ系アメリカ人〉
1893年~1973年)という老人の協力を得て捜査に乗り出しますが、
何度も妨害を受けた末に暗殺すらされかけます。
捜査を重ねた末、ゾーン刑事はある真実に辿り着きます。
事件の背景には、禁じられた大きな暗闇が---------
と、続いて往く映画です。
結論は、タイトルの 『 ソイレント・グリーン 』 というのは、
人間を原材料として生産をされた
食料品だった という結末で終わる凄惨な内容の映画でした。
ソイレント食料とは-------
原作「 人間がいっぱい 」は人口爆発後の世界で、
小さな殺人事件を追いかけるだけの筋書なので、
映画版の結末は映画オリジナルだということです。
「 ソイレント 」 という単語自体はソイビーン(大豆)の
植物性タンパクから人工的に合成をされる食料という意味。
大豆を食料にする習慣がなかった時代の欧米SF小説では
「 安価な家畜向け飼料を使って工場で
大量生産されてる人工食料 」
といったニュアンスで、割とよく登場する未来食の一種で、
ちなみに、ソイビーンの語源はソイソース(醤油)。
ちょっとばかり意味が異なるのかも知れませんが、
既に前述をしているお話でもあるところの------
隣国中国では、貴賓(きひん)、
もしくは特別な客を接待する最高級のおもてなしは、
【 生きたままの猿の脳みそ 】
をその食卓に供する習慣があると聞きます-----
所変われば品変わる、という格言も世にはあります。
ではありましょうけれども、 そういう慣習のない日本人では、
身の毛もよだつ光景の悲惨な饗応だとしか
受け付けられない(呑み込めない)でありましょう--------
今回は以上です。
それでは、「 雪月 剛のブログ217 」、パート148に続きます---------
2021年2月 20 日 (土)
雪月 剛