三世代広島旅行① | 0歳からの早期教育@西洋占星術&九星気学/25年中学受験

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あらゆる早期教育、教育法を試して子どもにぴったりの接し方や、育て方を日々考えています。勉強中の西洋占星術&九星気学の視点からもより良い教育、子育てを考えてます。

お盆休みに義父母を連れて、広島一泊旅行に行きました。

義母は元々足が悪かったのですが、この一年、認知症のため一人で出歩くことがなくなってから、筋力が明らかに落ちてしまいました。
それほど歩かなくても観光できるプランを考えてはいたものの、想定していた以上に体力がなくなっていました。

まず朝、在来線から新幹線に乗り継ぎ、広島駅へ。最初の目的地、宮島口駅へ行くために、山陽本線に乗り継ぎます。

ここで広島からハイヤーを頼むかすごく悩んだのですが、六人いるため車を手配するなら二台になります。

試算したら、広島から宮島口駅までは高速に乗る必要があって、一万円は軽く超えてしまいますガーン

電車ならば片道410円で、30分で着くのに。

お義母さんごめんえーんなんとか在来線に乗ろうと思うも、お盆時の宮島口方面のホームは東京の満員電車を思わせるとんでもない混みようでした

とりあえず混雑した車内に、義母と次男と手をつないで乗り込むと、年配のおばちゃんが次男に座りなさいと席を立ってくれました。

お礼を言って、次男は立てるけれど母を座らせてもいいかたずねると了解してくださり、何とか母を座らせることができました。
人の優しさが身に染みます。

星

何とか宮島口までたどり着き、駅を出ると、まず土産物屋さんで、スーツケースを1個400円で預かってもらいました。

そのまま、目の前にあるフェリー乗り場へ。

目と鼻の先ほど近いにも関わらず、義母は歩くのか辛そうで、私の手をしっかり握りついてきます。そういえば、義母と手をつないで歩いたのは初めてでした。せっかちな義母は、いつだって私の前を歩き、私はその後に続いていましたから。

フェリーは10分間隔で出港していましたが、行きに私たちが乗る船には1階がなく、客席に行くには階段を登る必要があります。

普段、自宅では2階に寝室があるので毎日階段を登っているものの、やはり家と外では全然違って、足が上がりにくいようで、よろめいてしまい、支えようとした私も一緒に階段から落ちそうになりましたゲロー

義母は私より10キロくらい重たいのです。
本気で倒れたら支えられるわけがありません。

星

もう階段は厳しい。

そんな話を夫にし、自宅の寝室を一階にしなければと話すと、
一階にしたら、余計、運動しないようになる。階段に登れなくなる。落ちたら落ちた時だ。そんなことまで考えていたらキリがないんじゃないの」と。

いやいやいや。
違うだろ。

高齢者が階段から落ちたら寝たきりか、下手すれば命をおとしてしまいます。

でも一方で、きっと夫にしてみれば、体は動かさなければ動けなくなるし、動けないならば長生きしても仕方ないじゃないかと、そう思っているのだと思います。

色んな考え方があり、正解はないのです。



船に乗って10分ほど。
鳥居が見えてきました。

船を下りて、厳島神社までの道のりが長いことを知り呆然としましたガーン

海岸沿いの参道を、ひたすら歩く必要があるのです。
参道には、たくさん土産物屋さんが並んでいます。
買い物をするのが好きな義母。
一年前なら、買い物をしながら楽しんで歩いたはずですが、今はとにかく座りたくてたまらないようでした。

途中で外の石畳に座り休憩しつつ、何とか到着。



豪雨の影響か、水が汚くて濁っていました。木切れもかなり浮かんでいました。

しかし、せっかく苦労してここまで来たのに、何と賽銭箱にお賽銭も入れず素通りする義父チーン

義母も認知症になる前から信心深い人ではないので、あっさり通過。

うちの両親は本当に信心深い人たちなので、結婚した時は開いた口が塞がりませんでした。

そんな両方の祖父母をよく知る長男は、

お母さんとこのおじいちゃんおばあちゃんは真面目だよね〜、お父さんとこのおじいちゃんおばあちゃんは元気いっぱいだよね〜。まあ、いいんじゃないかな、いろんな人がいて」と、総評。

よく分かっています。

星

なんとかここまで来たはいいものの、義母の足が限界で、本人は歩けると言い張るも、足が前に出ず。

どうやって帰ろうか、と考えていたら目の前に人力車が。20分7000円アセアセでフェリー乗り場へ連れて行ってくれるというので、背に腹はかえられず、お願いしました。

次男はお膝でも乗せられるというので、義母、私、次男の三人で。

義父と夫、長男は歩いて行ってもらいます。


人力車には初めて乗りましたが、観光案内をしてくれるので、結果的には乗れてよい記念になりました。

宮島には鹿がたくさんいるのですが、奈良公園のように鹿せんべいが売っていたりはしません。

宮島の鹿は野生の鹿であることから、餌をあえてあげないのだそうです。

でも鹿は賢いから、夜は山に帰るものの、朝は山から下りて観光客が与える餌を求めて出勤してくるといいます。

パンフなど、紙もあげれば食べてしまうけれど、お腹を壊してしまうとか、一万円札が大好きなので、財布を開けて出した瞬間に食べられてしまうことがあるとかいう話をしてくれました。

元々鹿は人間よりもずっと先に宮島に住み着いていたようで、泳いで宮島に渡ってきたのが最初とのことでした。

瀬戸内海の温暖な気候と、宮島周辺は海が浅いことから動物が海を渡って住み着くのは珍しいことではないのだそうです。

また、宮島は新しい建物を建てることには規制があり、古い町並みを残すために、今ある建物を残しています。

そのため、郵便ポストも昔ながらの丸ポストしかないそうです。

その話をしてくれた時、義母が

あら、うちのまわりには丸ポストしかありませんよ。会社の前にあるポストもそうだし、学校もこれだし」と。

義母はよく、今がいつの時代かわからなくなり、タイムスリップしたみたいになる時がありますが、その日は結婚する前のまだ証券会社で働いていた頃のつもりだったようです。

車夫さんは否定も肯定もせずにこにこと聞いてくださいましたアセアセ

人力車は、車体だけで70キロ近くあり、合わせて250キロまで載せることができるそうです。
また、安全装置がついているので、車夫さんが倒れてもひっくり返ることはないそうです。

写真もきれいに撮ってくれて、大満足。
高いけれど、プライスレスな体験になりました。

こうして無事にフェリー乗り場に戻ることができ、ほっとしました。

星

本当はロープウェイだったり、水族館だったり行きたかったけれど、義母連れてはそもそも無理な話でしたガーン4年前に、義父母を連れてハワイに行きましたが、その時とは比べものにならないほどの大変さでした。
次に両親連れて旅行に行くとすれば、車椅子と車移動は必ずセット。つまり、お盆や年末など繁忙期なら、もう近場しか難しいねと夫と話しました。

星

またフェリーに乗り、宿である宮島口そばの、安芸グランドホテルへ。

なぜこちらのホテルにしたかというと、ホテル専用の船付き場があり、ホテルのロビー出てすぐに、ナイトクルージングに行けるからです。

大人一人二千円。子ども千円でした。
船に定員があるため、その日は8時半から30分刻みの出港で3便ありましたが、私たちが乗った9時の出港は運良く鳥居の真下まで行くことができました。

六時間おきに満潮と干潮を繰り返していて、干潮時は、歩いて鳥居をくぐることができるため、水位が浅く、真下まで船を寄せることができるのはとてもラッキーなのだそうです。





昼間とはまた違い、夜の厳島も良かったです。

しかし、この鳥居も、来年には大規模工事のため、シートで覆われて見ることができなくなります。

この鳥居は全て木を一本使って作られており、そのためこれまで小さな修復は行なっていたものの、老朽化し、それでは間に合わなくなったそうです。

しかし、国が指定する世界遺産にもなっていることから、外国産の木ではなく、日本産の木に拘っているそうです。

でも鳥居に使えるほどの丸太は、日本ではすでに国の天然記念物になっているほどの木であるため、なかなか木の選定が難航しているとのこと。

歴史ある厳島の鳥居が見られるのも今年いっぱいなので、見たことがない方はぜひ!

宮島口周辺や宮島、ホテルも、お盆ということあり混んでいましたが、ホテルの方曰く豪雨の影響で3割減くらいなのだとか。

これで3割減とは。

いかに厳島が人気の観光スポットか分かります。
熊本地震の1ヶ月後に熊本旅行に行った時のホテルや観光施設の閑散ぶりはすさまじかったのですが、宮島方面は被害がほとんどなかったからなのでしょうね。

熊本も広島も、災害が起きる1ヶ月ほど前に予約をしていて、どちらも夫は気がすすまないと言い、でも私が行きたいからと場所を決めています。偶然かもしれませんが、何か不思議な気分になります。波動を感じているのでしょうか。

次は私は長崎に行きたいのです。
行かなければいけないような気になってしまう場所なのですが、それも何かあるのか気になります💦