中山道歩き 第1回及び和田峠越えシリーズはこちらから↓
2024.6.24(月)
いつもと同じく、朝6時ごろに起床し、荷物をまとめながら身体を目覚めさせる。そうこうしていると、朝ご飯の時間になった。民宿みやの食事は、夕食も朝食も6時なのです。
野菜、山菜、納豆、鮭、のり、味噌汁、ご飯…食べ物の種類が豊富で、栄養満点の食事でしっかり活力をつけました。中山道ウォーカーにとっては本当に至れり尽くせりの宿でした、ありがとうございました。
民宿みや7:17→落合橋7:30→和田宿8:48
昨日の雨から一転して、今日は朝から晴れていました。しかし、日差しが既に熱い…
落合橋から旧中山道に復帰して、下諏訪を目指して歩いていきます。
青い空に緑が映えて、とても美しいです。落合橋を渡り、旧国道142号線へ入ると、いきなり上り坂が始まります。きつくはありませんがずっと上りです。
ジブリ映画に出てきそうなバス停もあり、風景は本当に素晴らしいものがあります。落合橋から1時間20分で、和田宿に到着。
江戸時代のような風景ではないにせよ、素朴な旧街道の面影を今に伝える雰囲気があります。和田宿本陣近くの道の駅で休憩。1日目の疲れからか、早くも足に疲れが出てきています。そして暑い…
和田宿9:16→鍛冶足一里塚9:34→牛宿バス停9:57,10:00→(10:40~10:50小休止)→唐沢一里塚10:52
和田宿を過ぎると、次は和田峠の向こう、下諏訪宿まで23km宿場はありません。落合橋が標高約700m、和田宿が標高約830m、下諏訪宿が標高約790mなのに対し、和田峠は標高約1590mもあり、高低差がかなりあります。
上り坂の強度が増してきて、その上暑さもあり、じりじり体力を奪われます。鍛冶足一里塚を過ぎ、国道を歩いていたら、民宿みやに宿泊していた2人組とすれ違いました。お二人は前日、下諏訪から中山道を歩いて来られたようですが、雨であまり進めず、峠付近で民宿の送迎を仰いだとのこと。今日は峠付近から佐久平まで行かれるのでしょうか、お気をつけて。
こまめに水分補給するも、暑さもあってペースが上がらず… 唐沢地区では、旧国道を行く中山道と、山の中を行く古中山道の二手に分かれていましたが、反射的に古中山道を選択。土道かつ森の中なので少しは日差しがましでした。
森の中の唐沢一里塚は、両側に立派な塚が残されていました。この先から国道に復帰します。このあたりで標高1100m、まだ500mも上らなあかんのか…![]()
唐沢一里塚10:57→男女倉口11:15→接待茶屋付近12:05,12:15→避難小屋12:38,12:51→広原一里塚13:07→和田峠13:57
15分ほど歩くと、国道142号は二手に分かれます。左はバイパス、新和田トンネルで一気に山を越えます。右は旧道、中山道もこちらへ進みます。が、すぐに国道から分かれます。
「これより和田峠」という看板があり、気が引き締まります。その看板の先で土道へ入ります。ここから本格的な登山道になり、直登でがんがん登っていきます。日差しが弱まり雲が出てきて暑さは和らぐも、私も同行者もバテてしまい、10~20分歩いて立ち止まっては歩く…という苦しい歩行になりました。
しばらく歩くと、「避難小屋 500m」という案内板が見えたので、小屋へ飛び込むことに。その500mもとてつもなく長く感じました。やっと小屋に到着し、すぐに中へ入ります。日差しが遮られる場所で腰を落ち着けられるのは大きい![]()
私はここで、民宿みやで購入したお弁当「おにぎりセット」を少し食べることに。梅干しおにぎり、炊き込みご飯おにぎり、ゆで卵、魚肉ソーセージと、歩く人にありがたいメニューでした
しっかり座って休み、また歩き出します。時刻は既に13時前ですが、下諏訪まで15km、しかもまだ峠を越えていないことに、不安を覚えました。
広原一里塚。しっかり塚の形をしていました。たまに国道歩きがあるも、基本的には土の道を歩きます。しかし、2人とも疲労がかなりありました。和田峠へは行かずにトンネルで抜けることも考えるも、トンネルの先が通行止めになっているとのことで断念、峠越えに挑むことに。
旧中山道も一部通行止め区間があったため、ビーナスラインで迂回します。少し中山道から外れますが、国道142号とビーナスラインの交点付近には、「和田峠茶屋」というドライブインがあるようです。
ビーナスラインを3回横断すると、いよいよ峠へ向けて最後の上りが始まります。
って、完全に登山道ですねこれ…(^^;;; しかも、アプローチがものすごく長いから、登山よりきついかもしれん…
前日の雨で下はぐちゃぐちゃでしたが、登山靴なので問題なし。景色が開けてくると峠はもうすぐ。14時前にようやく和田峠の頂上に着きました。
峠の頂上で休憩し、お弁当の残りを食べ切りました。雲が出て日差しがなくなり、涼しい風が吹き抜けました。2人とも暑さで身体がオーバーヒート状態でしたが、少し落ち着きました。
江戸方面を見渡すと…
木々の間に、和田宿が少しだけ見えます。あんなに下から上ってきたんですね
続いて下諏訪側は…
下諏訪・岡谷方面の街が遠くに望めます。
和田峠14:22→西餅屋跡15:07→浪人塚15:45、15:49→樋橋バス停15:58→下諏訪宿(甲州街道分岐)17:30→下諏訪駅17:41
峠の西側も急坂で、ガレ場ありつづら折れありの坂でした。滑って転倒しないよう、慎重に下ります。完全に登山やん…(^^;;; 冬場は遭難者も出たほど過酷な和田峠、それでも日本の主要幹線であったのはすごいです。
中山道は山の中を直線的に下っていきます。何度か国道とも交差します。
中山道はどこに続いているの?と一瞬思ってしまいますが、きちんと道しるべが立っています。ガードレールの切れ目から森の中の土道へ入っていくのです。「うそー」と思った人もいるかもしれませんが、中山道はけっこうこうした展開があります。個人的には、国道を歩くよりもこうした山の中の土道を歩く方が楽しいです![]()
しかし、やがて国道と合流し、長い下り坂を国道歩きします。暑さが和らぎ、下り坂という事もあり、ペースが少し回復しました。浪人塚付近で水分補給のために小休止しつつ、さらに坂を下ります。
16:00前に樋橋バス停を通過。ここからは下諏訪へ向かうコミュニティバスがあります。交通空白地帯を抜け出したことに安堵しました。ようやく人里まで下りてきて、町屋敷地区で国道から離れて集落を抜けます。地味にアップダウンがあり、集落が終わると少しだけ上り坂が待っています。今や少しの上り坂でさえこたえる…![]()
坂を上り切ると、「木落とし坂」がありました。
諏訪大社の御柱祭りのときは、諏訪大社の春宮と秋宮に立てる御柱をこの坂から落とす神事が行われるそうです。この坂を横目に見ながら、中山道は別の坂を下っていきます。もう町は近いはずなのに、まだまだガンガン下っていきます。
途中、スポーツドリンクを買って飲みつつ、何とか前へ進みます。ようやく遠くに諏訪湖が見えてきました… 湖の姿が大きくなったころ、諏訪大社(春宮)のあたりを通過。まだまだ下ります。
左へカーブして坂を下りきると、ようやく下諏訪宿に到着します。
下諏訪は中山道唯一の温泉地で、銭湯もあるのですが、さすがに時間がかかり過ぎたのでお風呂には入れず…
少しだけ坂を上りなおし、下諏訪宿の本陣前を通過すると、程なくして甲州街道との分岐点に至ります。
江戸・日本橋で分かれて以来、久々の甲州街道との再会です。甲州街道はここが終点です。いつかは歩いてみたいです![]()
その先で右折し、老舗旅館が並ぶ一帯を抜けながら坂を下ると、国道20号と合流し、下諏訪駅北口に到着です。
というわけで、一時はバスが走っているところにすら到達できるか不安になる展開でしたが、やっとの思いで下諏訪まで歩ききることができました。
この日の歩行距離:28.5km(江戸 日本橋から227.9km)
総歩行時間:10時間8分(平均2.8km/h)
実歩行時間:8時間30分(平均3.3km/h)
数字が示す通り、暑さと急坂続きで全然ペースが上がらず、かなり苦しみました。それでも、朝早くから歩き始めることができたおかげで、何とか暗くなる前に下諏訪へたどり着くことができました。
和田峠がいかに厳しい峠であるかということを、身をもって知ることができました。ただ、日本の主要交通網から外れ、これだけアプローチが厳しいエリアであるからこそ、江戸時代の姿に近い状態で道が残っているところもあり、とても歩きがいのある道でした。とはいえ、もう一回歩きたくはないですが(^^;;;































