参考文献:ちゃんと歩ける中山道六十九次(西) 八木牧夫 著 山と渓谷社
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<本編>
朝早く起きて、東海道新幹線と名鉄犬山線を乗り継いで新鵜沼へ。早く新鵜沼へ行きたかったため、課金してミュースカイに乗りました。快適

新鵜沼駅から800mほど歩き、本日のスタート地点へと向かいます。案内標識も充実


鵜沼 赤坂地蔵堂9:05→鵜沼宿町屋館9:12→羽場町交差点9:31,9:33→JR各務ヶ原駅9:47→名鉄三柿野駅10:12
鵜沼宿の東端付近にある地蔵堂の前からスタート。数百メートル歩くと、鵜沼宿の宿場があった場所を通ります。街並みもそれなりに残っていて、ある程度環境が保全されています。



このあたりの旧中山道は、少し高いところを通っていて、時折左手に犬山城も見えます。
やがて宿場を抜け、歩き進めると鵜沼羽場町交差点で国道21号線と合流。5月で9時台なのに暑い

早速ドリンクに手をつけます。
ここからしばらく国道歩きが続きます。距離標識には「大垣」が登場。大垣まで30kmとみると、かなり西に来たことを実感します。
国道を歩き続けると、JR高山本線の各務ヶ原駅の前を通過。
各務ヶ原駅は各務原市にある駅ですが、各務原市の中心は2駅先の那加駅周辺です。駅周りも簡素ですが、毎時2本列車がやってくることもあり、列車を待つ乗客の姿もありました。
国道沿いなので、店も車通りも多いですが、正直歩いていて面白さはあまりありません。ひたすら歩き続けます。やがて、右手に川崎重工の工場が見えてきて、そのあたりで名鉄各務原線の線路を越えていきます。
高架下の日陰で休もうと思っていたら、ちょうどそこに名鉄の三柿野駅がありました。ベンチもあるので、ここで一休み。

名鉄各務原線は、名鉄岐阜駅と新鵜沼駅を結んでおり、概ね中山道に沿って東西に通っています。名鉄岐阜~新鵜沼~犬山間を通す列車が毎時2本、名鉄岐阜~三柿野間を結ぶ列車が毎時2本設定されています。日中の半数の列車は、この三柿野で岐阜方面へ折り返しています。
水分補給をして元気を取り戻し、出発。
三柿野駅10:18→各務原市役所前10:44→那加駅付近10:56→新加納一里塚11:08→高田橋11:21→細畑一里塚11:48→食事処「やしろ」11:59
名鉄の線路を越えて少し行くと、国道21号はバイパスとなって分かれていき、旧国道21号を進みます。各務原市の中心が近づいてきて、住宅が多く並ぶ一角に入ります。

名古屋や岐阜のベッドタウンということもあってか、マンションも多くみられます。こんなに街中歩きが続くのは本当に久々です。ずっと山間部を歩いてきたので、少し不思議な気もしました。
時折轟音とともに飛行機が飛び立っています。各務原には自衛隊の基地もあり、航空機産業が盛んです。


各務原市役所や市民公園を通り、各務原の中心部を通り抜けます。とても暑く、30分もするとのどが渇く厳しいコンディションでした
新加納地区へ入ると、旧国道21号と別れて斜め右へ進みます。分岐点には古いタイプの距離標識があり、「米原55km 大垣21km」と書かれていました。ついに滋賀県の地名も出てきました。でも米原は遠い…

鵜沼宿~加納宿は1区間で18kmととても長いので、休憩ができる間の宿が設置されました。それが新加納宿です。


周辺は宅地化も進んでいて、今では新加納駅の南西側に少しだけ面影が残っています。

緩い坂を下り、東海北陸道の高架をくぐったあたりでようやく各務原市を抜け、岐阜市へ入ります。各務原市は長かった…
岐阜市に入ると、昔からの住宅地の中を進んでいきます。車通りは少ないです。右前方に岐阜駅周辺のビル群も見えてきますが、まだ遠い…

住宅地を進みに進み、国道156号を横断すると岐阜市の中心が近づいてきます。街並みに少し旧街道っぽさがありますが、道が広くない割に交通量が多く、路線バスも通るので、気を遣います。

加納宿は、現在の岐阜市の中心あたりに位置しています。そこでお昼を食べないと…と思いつつ店を探していたら、「やしろ」という喫茶店を発見。営業しているし、ランチメニューも豊富、ということで即決で入ります。
ここでハンバーグセットを食べました。お肉とソースの絡みもよく、おいしかったです
これで1,000円はありがたい。既に暑い中15km以上歩いてバテバテだったので、食事をして生き返りました
食事処「やしろ」12:39→茶所駅12:43→岐阜駅付近(加納宿)13:01→乙津寺分岐13:42→小紅の渡し乗り場13:49
店を出るとすぐ、JR東海道本線の高架をくぐり、その後に名鉄名古屋本線を踏切で越えます。すぐそばには茶所駅があります。ちょうど名鉄岐阜行きの普通がやってきました。

右へ左へ曲がりながら住宅地を歩いていくと、やっと岐阜市の中心に到着。

右を見ると、JR岐阜駅が見えました。岐阜駅からそこまで遠くないので、ここでウォークを終了、再開する人も少なくないでしょう。

旧街道の雰囲気は少しありますが、新しい家やマンションも多く、名古屋のベッドタウンとしての側面も強くみられます。そのまま住宅地を歩き続け、再びJR東海道本線の高架をくぐります。ここでさっと給水。JR東海道本線は、名前とは裏腹に岐阜~草津間は概ね中山道沿いに通っています。
加納宿から2,3km進むと、乙津寺との分岐部に到着。旧中山道は直進ですが、今回はあえて道を外して右折します。
(上の写真の交差点、直進は旧中山道京都方面、右折は小紅の渡し)
旧中山道はこの先、河渡の渡しで長良川を越え、河渡宿へと続いていました。現在は「河渡の渡し」は廃止されているので、河渡橋を渡ることとなります。でも、それではつまらないということで寄り道し、小紅の渡しへと進んでいきます。
小紅の渡しは、河渡の渡しより上流に位置しています。江戸時代には少なくとも存在しており、裏街道的存在でした。
この「小紅の渡し」は、岐阜市内で唯一現存する渡し船です。県道の一部なので、無料で船に乗ることができます。というわけで、当時の雰囲気を味わうために、渡し船で長良川を越えることにしました。
「小紅の渡し」へは、乙津寺の参拝道を進みます。こちらのほうがよほど旧街道らしさがあるような…
階段で川の堤防を越え、渡し船の乗り場へやってきました。運営所は川の西側にあるので、乗船したいときはインターホンを押します。
救命胴衣を身に着け、船は出発。ゆったりどんぶらこと川を渡っていきます。1分少々で川の対岸に到着。思ったよりすぐに到着しました。それでも、気分が変わって面白かったです

船を降りて、振り返るとこんな風景でした。
小紅の渡し13:54→河渡橋14:15→河渡宿14:20→(14:31,14:34給水)→美江寺本陣跡15:08→墨俣道分岐15:10,15:14→小簾紅園15:50
グーグルマップを頼りに旧中山道へ復帰し、河渡宿へ到着。ちなみに、小紅の渡しを使った場合、旧中山道をそのまま行くのと歩く距離は変わらない、むしろ少し長くなるので、素直に進みたい人は河渡橋へまっすぐ行かれることをおすすめします。
河渡宿は宿場町の雰囲気はあまりなく、住宅地が広がっていました。このあたりから瑞穂市へ入ります。ずっと暑い中を歩いていて、飲み物がどんどん減っていきます。加納宿を過ぎてからは、腰を落ち着けられるお店等はなく、休むこともできずに歩き続けます。
五六川を渡ると、田んぼが広がってきて、樽見鉄道の線路が見えてきました。やっと美江寺に到着です。
本陣はすでになく、跡地に住宅が建っていました。ここもあまり往時の面影はありません。その先の墨俣道の分岐のところにベンチがあったので休憩。腰掛けられる場所も貴重です。
美江寺の手前からは住宅が少し減り、田んぼが増えてきます。巣南中学校の前を過ぎ、通りを渡ると、田んぼの中をひたすらまっすぐ進んでいきます。これはなかなか気持ちいいです。前方には山が見えてきます。
やがて川に突き当ります。これが揖斐川です。江戸時代は渡し船でしたが、今は橋でしか渡ることができません。
16時前になっても日差しは強く、さすがに疲れてきました。そしてトイレにも行けず…どうしようかと考えていたら、小簾紅園という公園に到着。ベンチもトイレもありました。助かった~

皇女和宮が降嫁の際にここを通ったとき、歌を詠まれだようで、歌碑もあります。紅葉の季節はとてもきれいなようです。しっかり水分補給とトイレを済ませて出発。
小簾紅園15:56→東赤坂駅16:43→赤坂一里塚16:52→赤坂本陣跡17:06→赤坂宿内四辻17:08
揖斐川を渡ったあたりから、神戸町(ごうどまち)へ入ります。と言っても、町の南端をかすめるように進みます。田んぼが広がるところや、昔ながらの住宅地を進みます。平野井川を渡ると大垣市に入ります。近くの中学から帰る学生も多い中を淡々と歩き続けます。
田んぼや住宅地が入り混じる中を進みます。大垣市内を通っていますが、市街地から北へ3kmほど離れた場所を通っています。
東海環状道の高架をくぐり、右へ左へ進むと、養老鉄道の踏切が見えてきます。
東赤坂駅で打ち切ることも考えたものの、まだ明るいのでもう少しだけ先へ進むことに。福井県へとつながる国道417号を渡って、右へ左へ曲がっていくと赤坂宿へ到着。赤坂宿は旧街道の雰囲気がそれなりに残っていました。
少し行くと、踏切を渡ります。これは西濃鉄道市橋線という貨物専用の線路です。珍しいですね!
この線路を越えると本陣跡はもうすぐです。しかし、本陣はすでになく、跡地は公園になっていました。
そして、赤坂宿の四辻に到着。ここは中山道と谷汲街道、養老街道が交差しています。北へ伸びる谷汲街道は、西国三十三か所の一つでもある谷汲山華厳寺へと続いています。南へ伸びる養老街道は、最終的に伊勢へと続いており、交通の要衝でした。
この日のウォークはここまで、養老街道を南下し、JR美濃赤坂駅へ向かいます。バスで大垣駅へ出ることもできましたが、運賃が鉄道のほうが安いので、鉄道を選択。
時間があったので、スポーツドリンクを浴びるほど飲み、整理体操で身体を入念に動かし、筋肉が固まるのを防ぎました。
美濃赤坂17:48→大垣17:55 722G 普通大垣行き
というわけで、30分ほど美濃赤坂駅前で過ごし、313系に揺られて大垣へ。近くに事業所か工場があるのか、勤め人もけっこう乗っていました。美濃赤坂で26名、荒尾で12名を乗せ、南荒尾信号場からは東海道本線の線路に合流します。7分であっという間に大垣到着。今夜は駅南口にあるアパホテルで1泊です。
チェックインを済ませた後、痛い足をひきずり、駅の南側から北側へ移動し、商業施設「アクアウォーク大垣」へ。カレー屋さんがあったので飛び込みます。インド風カレーとラッシーが滲みるーーーーー

このカレーで少し元気を取り戻しました。そしてありがたいことに、ホテルには大浴場がついていたので、しっかり足をマッサージして身体をケアしました。22時過ぎには早々と就寝。翌日も長いウォーク、頑張らねば。
この日の移動距離:37.9km (江戸・日本橋から446.7km)
総歩行時間 :8時間3分(平均4.7km/h)
実歩行時間 :7時間2分(平均5.4km/h)
京都・三条大橋まで105.5km
草津・東海道合流点まで79.7km