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Y’s Lab.

当研究所は、すべての方を対象に、社会で生きぬくための有効なスキルをご提案、ご提供するための施設です。
臨床心理士が独自に開発したSSTプログラムを提供し、皆さまの「生きる力」の育成に尽力いたします。

今週は縦割りグループの週でした。

今まで実施してきたワークの中で、苦手であると感じるお子さんが多かったワーク内容をアレンジしたものを実施することにより、彼らが以前よりもどのように成長することができたのかを確認させて頂きました。

一人では解決できない課題への向き合い方、周囲の人たちとのコミュニケーションの取り方、物の見方と考え方を具に観察することにより、さまざまな面を見出すことができました。保護者さまにはフィードバックの際に丁寧にお伝えしておりますが、成長できた面も今後の課題となる面も全てを真正面から認め受け入れ、今後の彼らの成長を温かく見守っていきたいと思っております。

#早咲き

 

グループワーク

低学年は縦割りワークに勤しむ一方、高学年はアクティブワークに臨みました。

今週のテーマは「セールス〜ディベートスタイル〜」でした。

子どもたちには2つのグループに分かれ、全員に営業役を担ってもらいました。

昔からある典型的な消しゴムと新しいタイプの消しゴム、2つのタイプの異なる消しゴムをそれぞれグループに与え、その消しゴムについて、外見、対象、使用、利点、応用の5つの視点から、カスタマー(講師)相手にセールスしてもらいました。

最初にグループ内で話し合いをする時間を設けているのですが、この時間がとても大切で、自分一人では案が出せなくてもグループ内でヒントを聞いたり時には助けを求めたり、また一方で苦手な人の助けになるようなやり取りがどれだけなされるかがこのワークがうまくいくかどうかの肝となります。ここでの個人の責任感をアップさせるために、グループ対抗にしているわけですが、その場で一緒になったグループの子といち早く馴染み心を開き、グループの結束力を高めることができた方が良い結果となるのは想像に容易いことです。

 

コミュニケーションワーク

今回の内容↓

「学校祭の役決めで、あなたはゆかりさんに何の役をやりたいのと聞かれました。あなたは「女王蜂の役」と言いました。でも途中でリュウ役をやりたくなったのでリュウの役に手を上げました。すると、リュウの役をやりたかったゆかりさんがあなたに「さっき女王蜂って言ったのに!嘘つき!」とみんなの前で大きな声で叫びました。あなたは思わず泣きだしてしまいました。ゆかりさんは「なぜ泣いている?」とあなたを睨んでいます。」

気持ちの変化は誰しもあることですが、そのことを上手に伝えないと思わぬトラブルに発展します。

心変わりやさまざま行動はきちんと言語化していかねば誰も何も理解してはくれません。このようなトラブルを今一度分析し、どうすれば良かったのかを考えました。

ポイントは、やりたいものが変化したことを自分の心の中だけで処理せずに相手に伝えること、そして非難された驚きに対応できずに泣き出してしまったけれども自分の心の変化を相手に伝えることです。

両方は難しくても、泣いてしまった(落ち込んでしまった)あとに、実はこういう理由で気持ちが変わったんだと相手に一言自分の意思を伝えることができればトラブルを回避できると思います。

 

小作文ワーク

今回のテーマは「読んでいる人がイライラするようなお話を書きましょう」。

まずはどのような時に人はイライラしてしまうのか、その場面を3つ考えてもらいました。

もちろん、自分がイライラする場面ではなく、一般的に誰しもがイライラする場面です。

先月怒る場面を考えてもらいましたが、似ているけれども怒りとイライラは程度が異なります。その程度を理解し、怒るまではないけれども、イライラしてしまう日常の出来事を考えてもらいました。

 

 

 

スタッフのカズです。

2月になりました。受験シーズンですね。
今年は、一足早く私が担当したお子さま全員が志望校合格を決め、ほっと一安心といったところです。

中学入試を目指すお子さまを指導していて、対策が難しいのが国語の記述で自由に意見を書く問題です。
愛知県の私立中学入試では、以前は面接を行う学校もありましたが、10年ほど前になくなり、国語の自由記述問題を採用する学校が増えてきている印象です。

自由記述問題というのは、論説文であったら文中の意見に賛成か反対かを問い、その理由を述べる問題、物語であったら主人公の立場だったらどのような行動をとるかといった問題が例として挙げられます。
問題の意図を理解して、論理的に考えを述べることができるかというのを試されていると推測されます。

ここからはあくまでも憶測にすぎないのですが、適性検査的な要素もあるようにも感じています。
面接以上に素の考えを見ることができるので、入学後にトラブルを起こしうると思われた受験生をチェックしているという可能性もないとは言い切れないと感じます。

こういった問題が含まれる参考書はあまりないので、指導の際は市販の読解問題を解かせて、その文章のテーマに沿った自由記述問題を作成し解いてもらうという形で練習しています。
これまでこのやり方で何人にも練習をしてもらってるのですが、たいてい最初はこの内容だと採点者の心象を悪くするのではといった答えをつい書いてしまうものです。
テクニックや考え方を伝えていき、何度も練習して、そういった印象の悪い答えを減らしていくという取り組みを行ってきています。

適性検査の意味合いは、なんとも言えませんが、今のところこれで良い結果が出ていますので、今後もそういった機会があれば、この形で対策していきたいところです。

#ラビちゃんオヤツに夢中



早いもので今年度も残り2ヶ月となりました。

学年が変わるということは大きなライフイベントです。残り2ヶ月でやり残したことはないかよく考え、子どもたちと話し合いを重ね、次の成長に活かせるようフォローしていきたいと思っております。

#鉄塔

 

グループワーク

今月から、高学年を対象としたビジネスワークを始めました。

内容は、就職試験に過去出題されたディスカッションやディベートテーマをテスト形式で行うものです。

評価は公正であることを第一に考え、外部の方に依頼しました。今回は東京で臨床心理士としてご活躍の平田先生に評価役をお願いしました。オンラインで、グループディスカッションをする様子を観察頂き、もし自分が人事担当となり3名採用しなければならないと仮定した場合、誰を採用するか、またその理由を明らかにしてもらいました。その際、評価のポイントは「積極性」「協調性」「リーダーシップ」「発言力」「チームメンバーへの気配り」です。

選考とその理由また今後の課題など、子どもたちに丁寧にお伝えくださり、とても良い機会となりました。

毎月違う外部の講師をお招きして、ビジネスワークを行う予定です。

今回のテーマは某企業の採用試験の際問われたもので「良い会社に必要な3つのもの」をテーマにしました。

制限時間を40分に設定しましたが、リーダー、タイムキーパー、発表者を選出することも時間内に決定してもらっています。

かなり本格的なディスカッションを行い、皆緊張していた様子でしたが良い経験になったと思います。経験を積み重ねることが何よりも成長へと繋がります。学生時代からこのような経験ができるということはとてもラッキーなことだと思います。

 

コミュニケーションワーク

今回のテーマ↓

「授業中にゆかりさんは折り紙で鶴を折っていました。それを見たあなたが「授業中に折ったらダメなんだよ」とゆかりさんから鶴を取り上げてしまいました。ゆかりさんは「返して!」と何度も言ったのに、あなたは「授業中に鶴を折っている方が悪い!」と鶴をぐしゃぐしゃにしてしまい、ゆかりさんは泣いてしまいました。」

正義感の強いお子さんが良かれと思って、まるで先生になったかのように友だちを注意し、泣かせてしまうというようなことは割とよく目にする場面です。成長するとともに、「人は人、自分は自分」と境界線が引けるようになり他人のすることに過度に干渉したり、境界線を無理やり超えるようなことは少なくなりますが、幼い場合はその境界線を簡単に飛び越えてしまい思わぬトラブルへと発展することがあります。

「なぜ必要以上に人のことに口出しをしてはいけないのか」という課題はいわゆる暗黙のルールでもあります。幼い子のわかる言葉で表現するならば「先生ではないからお友達に厳しく注意はできない(注意をすると喧嘩やトラブルになる)」ということなのですが、悪いことをしている子をなぜ注意してはいけないのか理解できないというお子さんに対して、理解できるまで説明すること、そして(すぐに忘れてしまうので)何度も繰り返し説明することはとても大切なことだと思います。

 

小作文ワーク

今回のテーマは「読んでいる人がドキドキするようなお話を考えましょう」。

一通り喜怒哀楽の感情と向き合い、どのような体験がどのような感情と結びつくのかを確認してもらいました。

今月からは基本感情から派生した感情と向き合ってもらっています。

最初にどのような時にするのかを3つ考えてもらい、嬉しいときだけでなく緊張したときもまたドキドキという言葉で表現されるということを確認し、読み手がドキドキするようなエピソードを書いてもらいました。

 

 

 

 

カウンセラー(ここでは臨床心理士や公認心理師を指します)とのカウンセリングが、どのようなものかを知らないという方は意外に多いように思います。

なんとなくカウンセラーとのカウンセリングは、例え1回であったとしても何かすごいことが起きるのではないかと期待する方もいらっしゃるかもしれませんが、それはかなり難しいことです。ですから、1回のカウンセリングですごいことが起こると期待されてしまうと「ただ話をしただけで何もなかった」という感想で終わってしまうことになるでしょう。

 

まず大前提として、カウンセラーは魔法使いでも超能力者でもないので、少ない回数や短い期間で、何かが劇的に良くなったり、治ったりするようなことは難しいことなのだということを心に留めおいていただけたらと思います。

そんなことは当たり前じゃないかと言われるのであれば、それはそれで安堵しますが、通常1回のカウンセリングで何かが治ったり、劇的に良い変化をもたらすということは、なかなか起こり得ないことだと思います。

 

ではなぜカウンセラーによるカウンセリングが有意味なのでしょうか。

 

一般的にカウンセリングの効果は以下のようなものがあると言われています。

①第三者に理解してもらえた経験や安心感を得ることができる

②自分自身を客観視し、本当の原因に気づくことができる

③カウンセラーによる適切なサポートを受けることができる

 

①については、通常悩みは深ければ深いほどそれを他人に打ち明けることを躊躇します。その後の人間関係に何かしらの影響を与えかねないですし、相手からの評価も気になるものです。カウンセラーは守秘義務があるので、影響や評価を気にすることなく自分の悩みや気がかりなことなどを話すことができるということは安全の確保という点から見ても合理的であると思います。

 

②については、人は頭の中にある思考を自分の力だけで整理をすることは難しいとされています。

思考を言語化し、誰かにそれを説明することにより、話をしながら「今自分はこういうことを考えていたんだな」「思っていたよりも苦しい思いをしていたんだな」ということに自分自身が気がつくことができます。その気づきの先に、悩んでいたことの原因の特定や解決方法を見出すことができるのです。

個人的にはこの作業はカウンセリングの醍醐味であると思っていて、クライエントの伴走者となる感覚を持つことができます。

もちろんこの作業はそれなりに時間のかかることですし、定期的なカウンセリングの機会を設けなければならないため、お互いにそれなりの覚悟と決意が必要だと思います。しかし、その覚悟と決意があるからこそ、良い結果を導くことができるのだと思っています。

 

③については、カウンセラーに「何かしてもらいたい!」という思いを一番形にできることだと思います。ここでいうサポートとは、行動変容のためのノウハウや認知変容のための思考方法や何かしらのスキルであったり、時に外部機関の紹介を指すこともあります。

カウンセラーは心理学を学んできたからこそ、適切な何かしらの提案ができるのです。たとえ提案したことを実践し、うまくいかなかったとしても、他にうまくいく方法を考え、新たな適切な提案を行います。

 

このように、カウンセリングはとても有意味であると思います。

私自身も教育分析というカウンセリングを7年ほど受けたことがありますが、その時はわからなかったことや理解できなかったことが、数年後にハッとする気づきの瞬間に繋がった経験が何度もありましたし、何より自己成長に欠かすことのできない非常に良い経験となりました。

カウンセリングの魅力の一つは、将来の自分のサポートだと思います。

今の苦しみや悩みは将来の自分を蝕むものですが、それに打ち勝てる耐性やスキル、思考、能力を一気に高めてくれたと実感しています。

 

 

 

気温が一気に下がった日の朝は起きることがとても辛いものです。

起きたくない!と駄々をこねる自分を励まし、社会のルールに則って一日をスタートさせる努力をする。当たり前のことですが、その当たり前さえ厳しく感じることが環境の変化なのだと思います。気温の変化でさえ大きな環境の変化です。自分に快適な環境作りをすることがいかに重要なことなのかを思い知ります。

#美空

 

グループワーク

高学年は久しぶりの通常ワーク実施日でした。

通常ワーク実施日は月1回程度実施しているため、その際に選択するワーク内容はコミュニケーションのスキルを改めて確認できるようなワークを行うようにしております。

まずは今まで実施した「ハナシの達人」の中からいくつかセレクトし、適切なコミュニケーションスキルをどの程度身につけることができているか確認させてもらいました。大半のお子さんは適切な対応をすることができており、さすがだなと思いました。

 

また今回はグループディスカッションを行いました。

テーマは「豊かな人生とは」です。このテーマはある証券会社の入社試験で出題されたディスカッションテーマです。

前半15分では自由にディスカッションを行い、その中で感じた全体的な課題や注意点、また個人の評価を伝えたのちに、後半はテーマを応用させたものとして「豊かな人生を送る上で今の自分に必要なもの」についてディスカッションしました。

毎週ディベートやディスカッション、またはさまざまなアクディブワークを行ってることもあり、全体的に思った以上の出来だったと思います。確実に力をつけているということを実感することができました。今後も企業の入社試験で出題されたディスカッションテーマに取り組み、ノウハウやスキルを学んでもらいたいと思っております。

 

コミュニケーションワーク

今回のテーマ↓

「算数の授業で足し算の問題を10問やることになりました。あなたは全部とき終わったので、隣の席のゆかりさんに「教えてあげるよ」と声をかけました。ゆかりさんは「自分でやりたいから大丈夫」と答えましたが、あなたは我慢できずに答えを全部教えてしまいました。ゆかりさんは「今解いていたのに!なんで答えを言うの!」と睨んできました」

こういったケースは学校場面で割と見られるケースです。

答えを教える側、教えられる側の両方の経験があるというお子さんも結構いらっしゃいました。教えた側が頻回のお子さんの場合は、相手がお友だちに対してだけでなく、先生が他の生徒に対して出した問題にも答えてしまうという困ったケースになることもあります。こういった場合、悪気があって答えているというよりは、自分はできているから認めて欲しいという自己承認欲求の気持ちが高くなり、答えているパターンが多く、誰かの学びのチャンスを与えないことはよくないことだという認識がありません。この点を一緒に考え理解してもらえるよう指導しました。

 

小作文ワーク

今回のテーマは「読んでいる人が怒りを感じるようなお話を書きましょう」。

読み手の怒りを掻き立てるといった題材ですが、理不尽が出来事をセレクトすることができたならさほど難しくはないテーマだと思います。さらに、誰もが経験したことのある出来事にすることが一番のポイントです。例えば長い時間並んだ列に横入りされた、突然ぶつかってきてこけたのに謝罪もないなど誰もが経験したことのある怒りの出来事を書くことができれば良いと思います。ここで自分の趣味や世界観で他者が共感しづらいような出来事を書くと怒りの感情というよりも他の感情を想起させてしまいがちです。あくまでも誰もが経験したことのあるお話であり、それが怒りを彷彿させる出来事であるということを理解できているかどうかがポイントとなります。