2月27日(火)は、ハローワーク宮崎・介護事業者向けセミナー「職場定着の現状と対策」にて
『介護人材の確保と育成』というタイトルでお話させていただきました。
今回は
●雇用管理改善の好事例
という2本立てでお話しました。
●『令和4年度介護労働実態調査』の事業所調査を見て感じることは
①採用率は低下、離職率は横ばいとありますが、離職率をさらに下げる取り組みが求められると思います。
②人材不足感は増加していますが、人材の量だけではなく質の確保も求められるのではないかと思います。
③7割の事業所で65歳以上の高齢者を雇用していますが、高齢労働者への配慮も今後益々必要でしょう。
④年収に関しては、加算の取得状況に左右されます。
⑤雇用管理責任者の選任状況は、事業所規模が大きいほど選任率は高いですが、選任はともかく、雇用管理のスキルは必要です。
⑥ICT機器の活用状況は高くなっていますが、65歳以上の高齢者も活用できるような工夫が要るかと思います。
⑦外国人労働者の受け入れ状況は、年々高くなっているようですが、事業所規模が大きくないと難しいようです。
⑧
『令和4年度介護労働実態調査』の労働者調査を見て感じることは
①就労継続意欲は、概ね横ばいですが、前年度と比べると少し減っており、就労継続意欲が高まるような取り組みが求められるかと思います。
②年次有給休暇の平均取得日数は、前年度より少し増えているようで、労務環境が全体的に少しずつ変化している様子が伺えます。
③職種別にみた労働条件の悩み、不安、不満等は、人手が足りない、身体的負担が大きい、精神的にきつい、など具体的に見られるので、改善策も具体的に講じやすいのではないかと思います。
④前職(介護関係の仕事)をやめた理由は、女性は職場の人間関係に問題があったため、男性は理念や運営のあり方に不満があったため、など具体的に見られるので、改善策も具体的に講じやすいのではないかと思います。
⑤現在の法人に就職した理由は、女性は通勤が便利だから、男性は働きがいのある仕事だと思ったから、など具体的に見られるので、改善策も具体的に講じやすいのではないかと思います。通勤が便利だからは、ちょっと難しいですが(笑)
私なりに集約すると
●雇用管理・事務能力の低さ
●理念・キャリアパスの活用や職場研修の不足
といった問題が考えられるのではないかと思いますが、みなさんはどう思いますか?
●雇用管理改善の好事例は、2月6日(火)の経験交流会
でお話したことと、ほとんど同じなので、ここでは割愛します。
『介護人材の確保と育成』は、私のライフワークでもありますが
私が捉えている介護人材とは
●自助(本人)
●互助(家族、地域の人)
●共助(専門職)
●公助(行政職)
など、すべての人です。
今回の話は、この中の共助にのみ焦点を当てた内容でしたが
介護は、自助・互助・共助・公助のコラボレーション(協働)なので
この視点も忘れないでおいて欲しいですね。
今回の資料も
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どうぞよろしくお願い致します。
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