介護の自助論(入門編) | 増田さんの介護福祉日記

増田さんの介護福祉日記

このブログは、2014年5月から
『真理を訪ねて30年~介護に学ぶ人間関係学』というタイトルで
私の日頃の活動を書いてきました。

2020年8月からは、現タイトルに変えて
人生100年時代の介護福祉について
日頃の活動を通して思うところを綴っています。

2017年4月、父の入院、余命1年の宣告を機に、私の無料メルマガにて『介護の自助論』を連載しました。

 

2018年4月、父の看取りを機に、私の有料メルマガにて加筆・修正した『介護の自助論』を連載しました。

 

2019年4月、さらに加筆・修正した

介護の自助論』→

http://www.keroro6.net/cyfons/formadd/?group_id=10

を作成しました。

 

1.序論(今回の内容)

2.総論(12話)

3.各論 認知症(6話)

4.各論 脳卒中(6話)

5.各論 高齢による衰弱(6話)

6.特論 終末期(6話)

7.まとめ(8話)

という構成です。

※2は無料版、3~7は有料版です。

 

 

 

介護は、

『自助』(本人)

『互助』(家族・地域)

『共助』(社会保険)

『公助』(税による施策)

と言われますが、『自助』の在り方が具体的に示されていません。

 

そこが具体的に分かれば、介護はそんなにお金も労力もかからない可能性が高まります。

 

私は介護の専門職として、また親の介護や地域活動などを通じて分かったことを、多くの方々にお伝えしたいと思いました。

 

 

 

私は2018年4月に父を亡くしました。

 

それまで、私は介護の専門職として16年間(1999~2014年)本人と家族等介護者の支援をしてきました。

 

今回は家族として、約1年間、父の介護と看取りを行ってきましたが、介護の専門職として学んできた知識・技術・経験等が本当に役に立ちました。

 

介護の仕事をしていて本当に良かったです(#^^#) 

 

 

 

父の葬儀は、火葬場のスケジュールに合わせることになりました。

 

宮崎市は40万都市ですが、火葬場は1つしかありません。

 

高齢化率は25%ほどあります。

 

需要に供給が追い付いていない現状があります。

 

多死社会という言葉がありますが、どのような『死に方』をするのかはすでに大きな問題となっています。

 

『死に方』は『生き方』と同じ意味です。

 

『生き方』には、介護が避けては通れません。

 

今や、介護というと介護保険という感じですが、介護保険(共助)は介護の一部に過ぎません。

 

介護は、

・自助(本人)

・互助(家族・地域)

・共助(社会保険)

・公助(行政)

社会みんなで行うものです。

 

介護の歴史を振り返ると、

①互助の時代・・・1960年代頃まで

②互助・公助の時代・・・60年代頃~90年代

③自助・互助・共助・公助の時代・・・介護保険開始~現在

という感じで私は捉えています。

 

 

 

介護保険開始後から、自助・互助・共助・公助となったはずですが、実際には自助と互助が弱まりつつあるような気がします。

 

なまじ介護保険が始まったせいか、

「介護は専門家に任せれば安心」

といったマインドの変化が大きな原因ではないかと思います。

 

確かに『身体的な介護』は、専門家でできます。

 

でも、本人の生活や人生は本人にしか決めることはできません。

 

また、いくら専門家といえども、家族や地域(知人・友人)の代わりにはなれません。

 

・本人が決めるべきことが介護者に決められたり、

・社会的なつながりが弱くなってしまっては、

本人の不安はいつまでも拭えるはずがありません。

 

同じことを繰り返し訴えるのは、記憶障害だけではないはずです。

 

不安が拭えない場合も、同じことを繰り返し訴えるはずです。

 

私は父の介護と看取りにおいては、

・本人の意思決定支援(精神的な介護)と

・社会的なつながり(社会的な介護)に

力を入れてきました。

 

最後は病院でしたが、自宅と同じような雰囲気でお見送りできましたし、父も特に不安を訴えることなく落ち着いて生き抜きました。

 

私自身、この1年間と死別を振り返ってみても、悔いはまったくありません。

 

父の看取りを終えた今、喪失感ではなく充足感を味わっています。

 

本人に決めてもらえるだけで家族としては助かる部分は大いにありますし、

本人とのつながりは、介護や看取りをする家族も癒す効果があるのだと思います。

 

おまけにすべて専門家に委ねるよりも、本人・家族・地域・専門職・行政等みんなで介護する方が、お金も労力もかかりません(^_-)-☆

 

今回の気づきも、父のおかげですね。



大介護時代、多死社会を迎えた現在、この考え方も、今後、多くの方々にお伝えしたいなぁと思いました(#^^#)

 

この考え方、それを『介護の自助論』→

http://www.keroro6.net/cyfons/formadd/?group_id=10

というタイトルでお伝えしていきたいと思います。

 

介護は、自助・互助・共助・公助と謳っているものの、『自助』の考え方ややり方についてのハウツー本はありません。

 

自助については皆無ですし、

互助に関しても、どんなサービスを使うと楽かといった感じで、完全に介護者主体です。

 

私はここに根本的な問題が含まれているような気がしています。

 

 

 

『自助論』という言葉は、地域包括ケアシステム

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/dl/link1-3.pdf#search='%E8%87%AA%E5%8A%A9%E3%83%BB%E4%BA%92%E5%8A%A9%E3%83%BB%E5%85%B1%E5%8A%A9%E3%83%BB%E5%85%AC%E5%8A%A9'

における4つの主体(自助・互助・共助・公助)のうちの自助と、

サミュエル・スマイルズ1812~1904)の名著『自助論1858年出版)』にあやかっています。

 

サッカー選手の本田圭祐さんも絶賛!?しているとか

http://xn--rck1ae0dua7lwa.com/blog/2017/04/23/self-help-smiles/

 

この『介護の自助論』→

http://www.keroro6.net/cyfons/formadd/?group_id=10

も、多くの人々に読んでいただき、要介護状態になっても自分らしく生きる術を、本人自身が自分事として理解していただきたいと願っています。

 

どうぞよろしくお願い致します(#^^#)

 

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