こんにちは、我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

 

本日は所属をする文教常任委員会が開かれました。

 

文教常任委員会に付託された議案は一般会計補正予算6,700万円です。

【内容】

●非常勤講師の加配 53,000千円

→虐待対応の強化に向け、市町村の福祉部門と連携して、担任教諭が児童へのきめ細かな見守りやケアを行えるよう、授業の一部を代替する非常勤講師を小学校へ派遣。予定人数35人。

 

●スクールソーシャルワーカーの増員 9,300千円

→緊急性の高い困難事案にも迅速に対応できるようにスクールソーシャルワーカーを各5教育事務所に1名ずつ配置。

 

●教職員の対応力向上 4,700千円

→教職員が不当な圧力等に毅然と対応できる体制の構築に向け、スクールロイヤーを活用した法的相談等を実施。

虐待の早期発見・早期対応に資するチェックポイント等を記載した教職員向けリーフレットを作成・配布し、各学校において校内研修等を実施。

 

全員意義なく可決されました。

 

私からは今年の夏から始まる千葉県の新規事業『SNSを活用した相談窓口』についてと教員免許のない講師が授業を小学校で行っていた案件について質疑をおこないました。

 

【SNS相談窓口事業】

すでに東京都や神奈川県で行われているLINEによる相談事業です。

千葉県内の全高校生約16万人を対象に、7月20日~9月3日(17:00-21:00)までLINEでいじめ・不登校・自殺・友人関係・家族関係・虐待・性的指向などについてLINEで相談することができます。

もちろん匿名です。相談員は臨床心理士であり、プロです。

学校から登録方法を記載した相談カードが生徒に配布されます。

悩みを抱えている高校生の皆さん、利用してみてくださいね。

 

実はこの事業は東京都では通年の事業となっており、千葉県に関しても今回の初の試みの中で課題や効果をしっかりと検証し、相談体制や期間の見直し等につなげることを要望しました。

そして、この事業の要は早期に悩みや不安を払拭することと、やはり「生徒の命を守る」ということです。

今年のGWは長かったために、学校に行きづらくなってしまったり、自ら命を絶ってしまったという悲しい報道もありました。夏休みは特に長いことからも、自殺や自らを傷つけるような様子がうかがえるような緊急案件に対しては関係機関としっかりと連携をとり、適切な対応をすることを強くお願いいたしました。

 

また、我孫子市の小学校において教員免許を持っていなかった方を講師として採用し授業を行っていた案件について、採用を行っている県の確認不足を指摘し、その方が授業をしたコマ数分を補修等をしなくてはならなくなったことに関し、児童に負荷がかかってしまうことが一番可哀そうなことであるからこそ、行政のチェックをしっかりと今後は行ってもらうように、再発防止の観点から質疑と要望を行いました。

 

教育分野に関しては教員の多忙化や県立図書館の整備等、多岐にわたり様々な課題があります。

現場の声をしっかりと吸い上げて、学びの環境が豊かになるように尽力していきたいと思います。