就職活動とブラック企業① | 国家資格3(社労士、行政書士、社会福祉士)つをもて余している私の社会保障・労働問題考察

国家資格3(社労士、行政書士、社会福祉士)つをもて余している私の社会保障・労働問題考察

3つの国家試験合格者(登録をしていない)が語る社会保険や社会保障に関する考察,労働問題に加え、日々思うことを適当に語ります

 こんばんは。そろそろ学生の就職活動が本格化してくる頃かと思います。
 就活生の関心はそれぞれあるでしょうが、メディア等でもまま話題になるのが、いわゆるブラック企業の見抜き方、要するにブラック企業に入社しないためにはどうすれば良いのかです。ブラック企業の基準なり定義は明確ではないですし、人により何を以てそう判断するか難しい面もあります。
 しかし、表面的にブラック企業と分かる企業というのは余程のことでしょう。通常は表には出ないものです。そこで、ブラック企業に誤って入社しないための心構えなり見抜き方を個人的に考えて見ました。


①ブラック企業に対する様々な情報を過信しない。

  ネットを含めあの会社はブラック企業だの、あの業界はブラックだの情報が氾濫していますが、全てが真実ではありません。仮に志望企業に悪い噂なり情報があったとしても、偏見を持たずに、企業研究や自身で更なる情報収集して判断しましょう。


②自身が許容できる適法な辛さや苦労を決める。

  法に基づき36協定を締結し残業代を支払えば月60時間の残業は違法ではありません。個人ノルマを課しその成績を賞与等に反映させることもそれだけ(程度やその仕組みが問題となります)では問題ありません。ホワイト企業と言っても労働者を甘やかす、良い思いをさせる企業のことではなく、労働法規を順守し労使関係が良好なことが大きな特徴でしょう。

  そんな企業であっても自身に取ってマイナス面はあるものです。自身は一体どんな事項なら耐えられるのか、受け入れられるのかを良く考える必要があります。


③労働法規の学習

  労働基準法を筆頭に、個人的に労働三法の労働組合法と労働関係調整法は必要ないかと思いますが、労働契約法、育児休業法、男女雇用機会均等法等はその概要やポイント程度は抑えるべきかと考えます。最終的に労働者を守るのは法律になりますし、企業が守るべき事項等を知ることは就職後も役に立つはずです。解説書なり図入りの簡易な説明書は多数出版されているので、まずがサラッと目を通して見てください。