武者泊の磯紹介~磯から辺その1~ | ぽんのあれこれ

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徒然なるままに日暮し、スマホに向かいて心に移り行くよしなしごとを書き連ねます。基本的には忘備録。


気になったらお好きにコメントしていただければと思います。

  武者泊の磯紹介

僕が行ったことのある磯等、随時紹介していこうかなと。一度書いたのですが間違って消してしまったので書き直し…


磯の数が多いので分割することにします。


空撮バージョンはこちら



シオフキの離れから西はこちら



本バエ周辺はこちら

  高茂岬、野地周辺その1

いわゆる地の磯。口太の型、サイズ、数が申し分なし。尾長よりグレ釣りの敷居が低いため、尾長ほど口太を熱心に狙う人は居ない分客同士で磯を巡って鉄火場になるという事が少なく、心穏やかに大きな口太が狙える。


足場も良い磯が多く、波やうねりも比較的穏やかでハイシーズンの冬に風裏になることから人気がある。寒の口太は地の磯で群れることが多く、磯の数も多いため沖の磯よりも実績がある。


基本的には満ち潮が豊後水道に向けて流れ込むため、その引かれ潮として野地方面からススキ方面に流れる。下げ潮は潮やその日によってまちまちになりがち。


どちらにせよ大きな流れがあるのは鼻面や満ちの沖ススキ近辺位でそれほど大きく潮が動くことは少ない。大潮より中潮や小潮の方がよく動いたりと、なかなか汐見表だけではわからないことが多いという個人的な印象。




  フタゴ

野地近辺のうち、最も東側に位置する独立磯。親と子があり、フカセでのグレはもちろん青物や石物での実績も高く、野地を代表する一級磯。舟着側がどん深で、逆側は浅い。

フカセのメインになるのはフタゴの親。舟着周辺から左右に流れる潮に乗せて磯際を釣る。高いところ、その左右に釣り座があり、海に向かって左側の低い釣り場のシモリからサラシが出る。フタゴの足元は深く抉られたオーバーハングになっていて、かけた魚はことごとく足元に逃げ込む。いかにシモリに潜られる前に体勢を有利な形に持っていけるかが鍵。珍しくはぐれ尾長がまわってくる磯。他にもグルクンが高茂岬の辺りでは唯一口を使う磯だそうで、グルクン目当てで上がりたい人が居るそうな。

フタゴの親。満潮時。

フタゴの子とは微妙に繋がっていますが、潮位で完全に離れてしまうため基本的には歩いて渡らない方が良い。フタゴの子も同様に舟着側を狙うことになる。

フタゴの子

  イチガハエ

フタゴから見えるシモリ磯で狭い。辺りがシモリ絡みの水道になっていて流れに乗せて釣る。

イチガハエ遠景の満潮時

満潮時のイチガハエはこれくらいになるのでうねりに注意


  野地のマルバエ

マルバエは他にも本バエのマルバエ、ススキ奥のマルバエがあるので注意。野地島の離れ小島で足場が最高。野地本島との間の海溝やイチガハエとの水道、シモリの丘側のどん深部と狙うところは何ヵ所かあり面白い。


マルバエ遠景


シモリの丘側の足元。ペタンとした足場が最高。ヒブダイやナガブダイ、イスズミの大型が数多く生息。スジアラも居るとか。

本島との海溝。ハイシーズンにはここをグレが通るのが見えるそう。

舟着はイチガハエを左手に捉える。どこも足場が最高。

  シモリの丘

野地の舟着からマルバエ側にまわった磯。未上陸。


  野地の舟着

個人的に野地で一番大好きな磯で、口太とヒブダイ、尾長の自己記録を出した磯。いずれも磯際でした。横に広い釣り座で三人乗れる。ヒラスズキが出たりもする。

野地の船着き、磯付けの場所。満ち潮はフタゴから高茂岬方向に、下げ潮は高茂岬からフタゴ方向に真横に流れる。梅雨時期は何故か野地のフタゴや船着きに尾長が付く。

船着きから高茂岬方面。段差になった場所かその少し右手から竿が出せる。段差になった場所の足元で49.5cmの口太を上げている。右端の小高い場所からは高茂岬方面も釣れる。高茂岬との間を右から左に潮が行く。その潮にもグレが付いている。

船着きからシモリの丘方向。この場所からヒブダイの80cmをあげました。右端のもう少し右側、竿一本程の辺りで尾長40cmを上げました。水深は10m弱程。干潮になると船着き正面沖にシモリがあるのがわかる。

  野地裏

石物が多い磯で、石物狙いで人気がある磯。比較的足場もよく、武者泊では少ない北面した磯になるので他の磯が風に吹かれたりしても穏やかであることが多い。その代わり日の当たりは遅く、寒い。石物場なのでどん深で棚がわかりにくいがどんどん沈めていくとドカンとくる。他の磯よりウスバが多く、赤色の浮き止めや潮浮けは使わない方が良い。潮自体それほど流れるわけではなくまったりとした動きになる。

  ナベ

野地裏から眺められる大きな独立磯。だいたいここを一人か二人で使うので色々出来るのは良いが、メインは舟着から少し先にある沈み根のポイント。平時でも磯ムラが大きく、全くのノーチャンスで終わることもあるが、大爆釣することも。かけた魚は足元のシモリに向かって来るので、遅れると全部根に潜られる。個人的には大の苦手とする磯で、あまり積極的に乗りたいとは思わない磯。


  ツリドマリ

岬の最も奥まった位置にある磯。あづまや渡船だと普段は乗せることもあまりなく、客が多いときに使う。水温の乱高下が激しい時にも比較的安定している磯だそう。比較的浅く、やたらとブダイ系が多く生息しており、名前の割に何度も仕掛けをやり直すことになる。


釣り座は最低二ヶ所はあり、狭いがある程度の荷物を置くことができ、岩肌のポジショニングが抜群で、クーラーから撒き餌までコンパクトにまとめられる。足にもやさしい。


  ガマゴウラの一番

武者泊の港を出てツリドマリのあるワンドの次に当たる磯で、広くなだらかなのがガマゴウラの一番本ガマ。トンギリになっているところがガマゴウラの二番。


一番は広くなだらかで三人でも余裕。海中もなだらかになっており、比較的糸を出してもとりやすく寒グレは安定した釣果が望め、50cmオーバーも出ている武者泊の地磯を代表するような磯。

  ガマゴウラの二番

ガマゴウラの武者泊寄り、下のの写真でカモメの飛んでいる辺りがガマゴウラの二番。足場は比較的良いのですが道具を平たいところに置くと身動きとりにくくなるので一番奥のなだらかな斜面に道具は置くことになります。


船着きから沖ススキ側は歩いて渡れるシモリがありますが、潮位によっては沈むので注意が必要です。


船着きから武者泊側は段々になっています。

どちらも釣れますが全て足元の根に向かって逃げ込むので後手にまわると取り込みは難しいかも。満ちは磯際から沖に流れる本流に向けての引かれ潮で、沖に向かって流れます。引き潮は磯際を掠めるように沖ススキ側から武者泊側に潮が流れます。


  ムロバエ

ワンドに浮かぶ、一度見れば忘れない場所にある磯のため、武者泊初心者でもランドマークになる磯。実力もあって50cmオーバーが出る。ワンドになっており潮が緩いため水温の急激な変化が少なく、寒グレは安定して釣れる磯とされるが、この磯にボラが寄る潮のときだけは何してもダメ。


ムロバエの高場から低場。もう一人居るところが低場

高場と低場があり、高場は船から向かって左側の大きい方が高場と言われる。高場は足下をゆっくり流れる潮に乗せて釣る。コロダイの大きなサイズが居着いているため面白い。低場は舟着と舟着の野地側にあるシモリからのサラシが左右に流れる潮と絡む辺りがポイントになる。

  タチバナ

地蔵鼻の横ムロバエ側になり、ほとんどの風裏になる。どちらかというと石物の方で有名。未上陸。


  地蔵鼻

先端になるので風が邪魔になることがあり、本命の正面を狙いにくくなることがある。西風が絡むと釣りにくくなり、ムロバエ側のワンドの先端に海溝があって狙いたくなる。ここがお化けの巣でもあり、コロダイとナガブタイの大型が食ってくる。潮通しが良いのでルアーマンにも人気のある磯で、比較的潮が動き青物が回遊してくる。本命はとっさきから潮に乗せて釣ることが出来る潮。

足場はそれほど良くない。

このサラシが絡む海溝がお化けの巣。ナガブダイの自己記録がここでとったやつ。

  ウノクソ

あづまやが上げているのを見たことない。そのため情報なし。


  万畳

個人的にはグレがコンスタントに釣れると思うのが万畳。サラシの絡むススキ側、降りてすぐの舟着、ワンドを掠めて沖に潮が出る地蔵鼻側の釣り座それぞれがそれぞれ良い。


舟着には時々サメが居着くことがあり、物凄く邪魔。足元のシモリが意外と凶悪で、かかるとまずこのシモリに逃げ込んでくるため深く入れると獲れない。


ススキ側のサラシのある釣り座は、立っていると磯に当たった波が飛沫にって飛んでくる事があるので注意。


タチバナ側の釣り座からは満ちにワンドをまわってきた潮が沖に払いだされる流れになるため、これに乗せて釣るのが良い。両潮いけるが全体的にどちらかというと満ちのが良い。


  小満の丘

沖の潮目にも足元にもグレが着き、シマアジもまわってくる個人的に大好きな磯。三人乗っても大丈夫。足場は悪くはないが良くもない。満ちは磯際から少し沖に引っ張られる流れで、沖には潮目が出来る。下げ潮になると止まる。潮目に入れても、磯際でも結果の出る磯。


小満方向

段々になっており微妙にものが置きにくい。この沖に出来る潮目には大型のグレが付く。足元も反応が良い。


  小満

ちょこんとした小さな離れ磯で、チャランボがないと荷物が置けない。周りに落石で出来たシモリが点在し、グレが居着いている。他の磯に比べて少しサイズが落ちるものの、グレが釣れる確率は高い。


シモリが多いので、根魚の反応も多く、良いときには一投一匹で根魚が釣れたこともある。