武者泊の磯紹介

武者泊の磯のうち、僕が行ったことのある磯を備忘録がてら紹介します。大まかな場所は上の図を参考にどうぞ。新たに上がった磯があったら追加します。実際の写真は磯から編に記載してます。
親と子がありますが、上物だと親の方が好まれる印象。大きい南東側のが親、北西側のが子です。
東側はとても浅く、引っ掛かりやすいです。北側は海溝が一本走っていて雰囲気はありますが、あまりやったことないです。
親の右・の前にサラシができ、その辺りで磯を流れる潮が壁に当たる事が多いんですが、この辺りが一番グレが釣れる印象。サラシの辺りで潮が壁に当たる時は右・が良い。
親の中央・は潮の上手辺りから流すとシモリの辺りでズドンと来ます。個人的には一番食ってくる所を流しやすいですが高確率でオーバーハングの餌食にもなります。仕掛けがクロスするので左右の釣り座の同磯者とのタイミングが大事。少し高場で座れるのが良い。
親の左・は舟着で、中央と右の・に向けて磯際を流れる潮が流れることが多く、足場もよく、中央・の辺りのオーバーハングにもやられにくいポジションかと思いますが右・のサラシまでは流せません。潮によっては子の方も狙える。
子は上物ではあまり上がらない事が多いですが、底物ではよく使ってる印象。とにかくどん深。全体的に遠投ではなく、磯際勝負の磯なのでいかにファーストランを切られず、潜られず耐えられるかというのが勝負どころ。外道も全部でかいので面白い。この辺りではグルクンが唯一口を使う磯だそうで、それ目当てのご指名もある様子。シイラのチェイスで海面が沸いたり、青物が付いていることも。独立磯のため風がまともに当たるので日によっては海に突き落とされそうな突風が吹くので高場は注意。
野地のマルバエ・イチガハエ
足場に関しては武者泊の地磯ではかなり良いマルバエは野地島の離れ磯です。本島との間の水道はグレが通るのが見えるそうですが、基本はイチガハエとの水道を釣るか、シモリの丘に向かってシモリ際を釣るか。やたら大きなブダイ系外道が他の磯より濃厚に住み着いているのである意味楽しい。グレは釣ったことない。
イチガハエはマルバエとの水道を挟んだシモリ磯です。盛期にはイチガハエを流れる潮に乗せての流し釣りで数が釣れます。水道側に向けて底物の実績も。磯が低いのでうねりに弱く、チャランボあった方が良い。荷物の置き場は波を良く見て高いところに。
野地島・野地裏

僕の大好きな野地島!グレとヒブダイの自己記録二種がここで上がっている。磯が広く無理せずとも四人乗れる。右端は船をつけ直して渡磯。足場もまぁまぁ。僕は左から二番目が好きです。49.5cmの口太は左から二番目、80cmヒブダイは左から三番目の辺りで釣ってます。
どこも釣りやすいですが、左端の・は風表になると立ってられません。ヒラスズキが出る。野地島では潮が一番よく走る。右に行くほど外道率が上がる印象。潮も緩くなる。
野地裏は底物では超一級。どん深で数型ともに実績多数。グレが釣れないときはどんどん沈めてイシダイと格闘してみるのも良し。足場は平たいブロックが積み重なったようになっていて見た目よりだいぶ快適。北からの風に何故か強い。オオモンハタも大きいのが居る。ウスバが比較的多め。
野地島のグレは他の武者泊の磯のグレに比べて引きが荒っぽいというか、ひったくる当たりが多い気がします。
舟着から見える沖の沈み根周りを狙いますが、棚が根付近にあり、食うと一気に沈み根とナベとの間のシモリに走るので捕獲難易度が超絶高く、おまけに松さん曰く、グレのムラが凄く、他が釣れない中でも爆釣したり全くの坊主になったりするそうなんですが、僕は超絶苦手としている磯。潮の流れも殆どない。
お化け率も高いのですが、どん深のおかげで少々糸出しても獲れるます。
ムロバエ

個人的にはそれほど好きではないが乗る率が高いムロバエ。東側の低場と西側の高場がありますが、サラシに乗せて攻めれる低場が好きです。高場は岩がつるんとしているので滑らせるとそのまま海に落ちる可能性があるので気をつけて下さい。
湾になっているため引かれ潮以外殆どなく水温も安定しているため気温水温が乱高下しがちな時期は安定した釣果があります。50cmオーバーが出ている磯。
低場のサラシにはコロダイが付いているのでお化け退治したければ矢引ノーシンカーでふわふわと狙ってみてください。なだらかな磯のため、ドラグ緩めにしていても比較的獲れます。
ただ、ボラが廻ってくる潮の時は本当に何も起こらない事がある。
タチバナでの上物はあまり見たことないんですが足場は良いです。
地蔵鼻は潮がよく効くんですが少々東西の風に吹かれやすく、せっかくの潮が使えないことも。コロダイやナガブダイなどの外道も大きなサイズが付いています。西風を嫌って先端からムロバエ側に釣り座を構えるとお化けが連発します。
北西側の釣り座は抉れから飛沫が上がるので注意です。サラシも絡んで良い感じに見えるのですが個人的にあまり釣れた覚えがないんです…。
中央の釣り場は実績多数ですが時々サメが居着きます。そんな時はお手上げになります。
南東の釣り座付近から沖に潮が変わるので手前から流して沖目で同調させると良い感じです。
足元に根があるようで、大きなやつは足元に強引に突っ込んでくるので殆ど獲れません。
小満の丘は足場もよく、風にも強く、魚影も濃く、足元も沖目も釣れるので大好きな磯です。時期によってはシマアジが磯際に廻ってきますが、獲れるのは40cm位まで。
過去イチと思われる魚をばらしたのもこの磯の潮目。未だに悔しい。
足場が高く、タモが5mだと干潮時に困る可能性があります。沖に湧きグレが出ますが、この辺りかに湧くのは大きめで50cmもつれ。けど食わない。
ワレ、ナダレ、一番二番はそういえば乗ったことが無かったです。
ここで大鯛をつり上げた難さんは、希望せずとも何故かここによく上げられます笑
グレの実績も高く、満ち潮なら是非とも乗りたい磯。お化けもたくさん居ます。
ウドの口はその奥にあります。洞窟になっていてなんか大きなやつが潜んでいそうな気になります。
実際、石物とお化けの巣窟で、特にイシガキフグの根城となっていてトゲトゲバレーボールがやたら釣れます。どん深なので是非とも沈めてお化け退治に精を出したい所。
沖ススキ

武者泊を代表する一級磯。北側の鹿ハエとの水道は満潮時にはゴンゴンと流れます。
真鯛の実績もあり、過去にはとてつもないサイズのクエが食い上がってきてキツと仕掛けをぶっちぎって行ったこともあり最高にエキサイティングな場所です。コロダイ68cmを上げたのもこの磯。
北側足元のサラシが浅場を覆うときにはとてつもないサイズの魚が1m程の浅場で蠢いています。多分コロダイです。ダイレクトに水道が狙えますが早すぎるので瀬際から水道に乗せて行くと良いと思います。水道の50m先のシモリで一旦仕掛けが止まるのですが、その辺りが一番食ってくる気がします。
東側は比較的穏やかな流れの中で、水道への引かれ潮を釣ることになるのですが、東側一面に湧きグレが湧く時があります。
南側は浅場になっていますが、小型の数釣りが可能です。
西側からは磯際から水道への引かれ潮狙いでグレが釣れます。
鹿ハエ・子鹿

沖ススキの北側、水道を一番ダイレクトに狙えるのが鹿ハエ。ここは石物の実績も高いのですが、水道側が波風に弱く先っぽまで行けなかったり、西風が満ち潮と逆になり釣りにくかったりと完璧なタイミングで上物狙いはなかなかシビアな気がします。そんな時は磯際を狙うことになります。
子鹿は潮が大きいときには殆ど水没するくらいの低い磯ですが同じように水道を狙います。
丘ススキは上がったことがありません。