美容外科医 セオリークリニック筒井のブログ -12ページ目

皮膚を切らずに治す 目の下のたるみ治療 Case.470

切らずに治す「目の下のたるみ・クマ治療」の専門医として

私は皮膚を切らずに目の下のたるみ・クマを改善する治療を専門に行っている、美容外科医です。

「目の下のたるみが気になる。でも皮膚を切る手術には抵抗がある」
「ダウンタイムはなるべく短く、仕上がりは自然で若々しく」
そうしたご希望にお応えするため、15年以上にわたり、脱脂術と脂肪注入を組み合わせた独自の技術を磨いてきました

今回ご紹介するのは、その技術によって治療を行ったモニター症例です。

【症例紹介】
目の下のクマ取り術:脱脂術+ピュアグラフティング(リポキューブ使用)
50代 女性

この患者様は、以下の3つの特徴がありました。
①黒クマ (影による色調の変化)
②赤クマ (眼輪筋が透けて見えている)
③頬の位置が低く見える
この3点を踏まえ、丁寧な術前評価と適切な手術デザインのもと、治療を行いました。

眼窩脂肪の突出は年齢、性別で考えた時は平均的なタイプです。涙袋よりも明らかに前方に張り出している状態ではありました。また頬骨のラインがはっきりと見えて目立ってきています。これは目の下の脂肪のボリュームダウンが起きている証拠であり、この部分のボリュームアップが必要になります。
そこから涙袋へとつながるラインをナチュラルに形成するように心がけました。

施術前と3ヶ月後 正面


施術前と3ヶ月後 斜め右側


施術前と3ヶ月後 斜め左側

仕上がりは、「自然で違和感がなく、でも確実に若々しく見える」ことを重視しています。皮膚切開を伴わなず、組織の剥離も最小限にとどめることでダウンタイムも最小限にしています。
日常生活に早く復帰できることも、この治療の大きな魅力です。

真顔だけでなく動きにも対応した目の下を作っていくのが私の手術の真骨頂です。


術前と3ヶ月後の笑顔

当然ですが笑っても自然です。


当院の治療では
「真顔でも自然、笑っていても自然」
これを意識して作り上げていきます。
目の下は笑うことでかなり形が変わります
また人によりこの笑った時の目の下のよれ方が違うため
術前からこれを意識した手術計画を立てていきます。

このように、「切らずに、でも確実に若返らせる」治療には、診断力と精密な技術の両方が必要です。
長年にわたる専門的な経験を活かし、今後も一人ひとりに合わせた最適な治療を提供していきたいと思います。

■施術内容と費用

脱脂術+ピュアグラフティング550,000円(税込)

リポキューブ使用110,000円(税込)



■麻酔

局所麻酔〜静脈麻酔(選択可能)




■ダウンタイムの目安

痛み・腫れ:2〜3日程度 / 内出血:1〜2週間で消失




■リスク・副作用


術後の浮腫、内出血、痛み、眼窩脂肪の残存、突出の再発、

目の下のくぼみ、結膜浮腫、結膜下出血、目の上のくぼみ









【 セオリークリニック 公式リンク 】




🔹 目の下治療 専門サイト

https://theory-kumatarumi.com




🔹 オンライン予約はこちら

https://theory-clinic.com/reserve/




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🔹 Dr.筒井 Instagram(症例多数)

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03-6228-6617








セオリークリニック(Theoryクリニック)

東京都中央区銀座3-7-2 オーク銀座6階

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裏ハムラ手術と脱脂+脂肪注入:どちらがあなたに最適?

美容医療の現場で、最近よく耳にする「裏ハムラ法」。

確かに効果の高い治療法ではありますが、実は手術のダメージが大きく、注意が必要な手術でもあります。



一方で、私が推奨しているのは「脱脂+脂肪注入」という、ダメージを最小限に抑えつつ最大限の効果を狙う方法です。

今回はこの2つの治療法を比較しながら、それぞれの特徴・向いているケース・私が脱脂+脂肪注入をすすめる理由についてお話しします。






裏ハムラ手術とは?実は種類もさまざまです



一口に「裏ハムラ法」といっても、その中にはいくつかのバリエーションがあります。



裏ハムラ法の代表的なアプローチ



  1. 眼窩脂肪を靭帯の下に移動させるタイプ

    → ティアトラフ部分の靭帯(眼窩頬部靱帯)をくぐらせて脂肪を移動させ、癒着を防ぎつつクマの改善を狙う方法です。

  2. CPF(capsulopalpebral fascia)前葉を固定するタイプ

    → CPFという下眼瞼を支える組織にテンションをかけて引き上げ、構造的な補強を狙う方法です。

  3. 眼窩脂肪を頬の上部に移動させるタイプ

    → 頬上部のボリュームを補うことで、中顔面の若返り効果を狙う方法です。

  4. 上記の複合型

    → 患者さんの状態に応じて、脂肪の移動+靱帯処理+CPF固定などを組み合わせる高度な手術も存在します。



ただし、どの方法でも共通するデメリットが…


これらはそれぞれ意図を持った優れた技術ではありますが、共通するのは「下眼瞼へのダメージが大きい」という点です。



  • 剥離範囲が非常に広い

  • 靱帯や組織の処理が必要で、将来的な癒着リスクが高い

  • ダウンタイムが長くなりやすい

  • 再発した場合、再手術が非常に困難になる可能性がある






脱脂+脂肪注入:最小限の処置で、最大限の若返り



一方、私が推奨しているのは脱脂+脂肪注入という方法です。

突出した眼窩脂肪を除去し、年齢とともに失われた目の下〜頬のボリュームを、自分自身の脂肪で自然に補います。



この方法の特長



  • 小切開(約4mm)で剥離範囲を最小限に抑える

  • 眼窩隔膜前の組織には基本的に手を加えない

  • 脂肪注入により、目の下〜頬の立体感をバランス良く回復

  • 将来の再発に備えて、再手術がしやすい構造を保つ






目の下のクマやたるみは、必ず再発する



これは美容外科の現場に長く携わる中で確信していることですが、どんなに丁寧に手術をしても、目の下のクマやたるみは時間とともに再発します。



再発には主に2つのパターンがあります



  1. 眼窩脂肪の再突出

    → 比較的コントロールしやすい

  2. 頬の脂肪の下垂

    → 加齢と重力には逆らえず、必ず起こる再発要因



この「2回目の手術」に備えて、初回の手術では癒着を最小限にとどめることが非常に重要です。

癒着が強ければ強いほど、再手術は難易度も高く、仕上がりに影響を及ぼします。






私の治療理念:「切る美容」ではなく「温存する美容」



美容外科手術において、効果と同じくらい「将来を見据えたダメージコントロール」が重要だと私は考えています。



  • 二重整形であれば、まずは埋没法を優先すべき

  • 下まぶたの治療も、できるだけ切らず、壊さず、焼かないことが基本



裏ハムラ法は「皮膚を切らないからダメージが少ない」と思われがちですが、実際はかなり広範囲の組織剥離を伴う、負担の大きい手術です。

再発リスク、再手術の難しさを考慮すると、私はこの方法を採用していません。






結論:あなたにとって最適な治療とは?



裏ハムラ手術と脱脂+脂肪注入。どちらも効果のある治療ですが、「どれだけ良くなるか」だけでなく、「どれだけダメージを抑えられるか」も非常に重要なポイントです。



私は、目元の治療を長期的に成功させるためには、脱脂+脂肪注入がベストバランスだと考えています。






まずはお気軽にご相談ください



目の下のたるみやクマにお悩みの方、どの治療法が自分に合っているか分からないという方も多いと思います。

当院では、お一人おひとりの状態やご希望を丁寧に伺ったうえで、最適な治療をご提案しています。



脱脂+脂肪注入にご興味のある方はもちろん、裏ハムラ法と迷っている方も、まずはカウンセリングでご相談ください。

無理なご提案はいたしませんので、どうぞ安心してお越しください。








【 セオリークリニック 公式リンク 】




🔹 目の下治療 専門サイト

https://theory-kumatarumi.com




🔹 オンライン予約はこちら

https://theory-clinic.com/reserve/




🔹 カウンセリング・ご相談フォーム

https://theory-clinic.com/contact/




🔹 Dr.筒井 Instagram(症例多数)

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📞 お電話でのご予約:

03-6228-6617








セオリークリニック(Theoryクリニック)

東京都中央区銀座3-7-2 オーク銀座6階

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【第113回日本美容外科学会|1日目を終えて】進化する顔画像診断と新たな治療アプローチ


【第113回日本美容外科学会|1日目を終えて】進化する顔画像診断と新たな治療アプローチ



第113回日本美容外科学会に参加してまいりました。

毎年のことながら、美容医療の進化には目を見張るものがあります。今年も多くの技術発表や新機器の展示が行われていましたが、なかでも特に印象に残ったのが顔面の最新画像診断機器です。




精度の進化がもたらす「可視化」の力



これまでの診断機器と比べて、顔の立体構造、皮膚の質感、色素分布、影の入り方、左右差などをより詳細かつ客観的に解析できる点に驚かされました。

たとえば、わずかなたるみや色調の変化も数値化されることで、感覚に頼らず治療の経過や効果を「見える化」できるようになっています。


これは今後の治療戦略の立案や、患者様との共有にも非常に役立つと感じています。

診察の“精度”が高まることで、治療の“質”も向上していくことは間違いありません。



欧米で話題の「ベビーコラーゲン」を試験導入へ



今回の学会を機に、**ベビーコラーゲン(type III コラーゲン)**の導入も試験的に開始することにしました。


とくに、


  • 目尻のちりめんジワ
  • 細かな表情ジワ
    といった、ヒアルロン酸では難しいデリケートな部位に対して、より自然で滑らかな仕上がりが期待されます。




まずは妻に施術を行い、診察 → 投与 → 経過観察を通じて、効果や安全性を慎重に評価していきます。



最新画像診断で見えた「治療の成果」



今回の学会で体験した画像診断機器を用いて、妻の顔をスキャンした結果が非常に印象的でした。


  • 肌質
  • 色調
  • たるみ
  • 輪郭
  • 左右差




これらすべての項目で、ほぼパーフェクトな評価を得ることができました。

これまで行ってきた治療、そして彼女自身のセルフケアの積み重ねが、客観的データとして現れており、医師としてもうれしく感じた瞬間です。






美容医療における「進化」と「継続」



美容医療は、日々の臨床に加え、最新の知識を正しく取り入れ、適切に応用していく姿勢が不可欠です。

今回得た学びを今後の診療にしっかり活かしながら、エビデンスに基づいた安全で効果的な治療を追求してまいります。


今後も、患者様お一人おひとりの状態やご希望に合わせて、最適な治療選択肢をご提案できるよう努めてまいります。


恩師である小室教授と写真撮らせて頂きました。