お天道様を見上げて ─『本所おけら長屋(七)』(畠山健二)─ | 出会った言葉たち ― 披沙揀金 ―

出会った言葉たち ― 披沙揀金 ―

「披沙揀金」―砂をより分けて金を取り出す、の意。
日常出会う砂金のような言葉たちを集めました。

《私は、ひとつだけ心がけていることがあるんだ。毎朝、澄んだ心でお天道様を見上げることさ。もちろん雨の日だってある。でもね。毎日を一生懸命に生きてれば、必ずお天道様が顔を出してくれる。裏切られたことなんか一度もないよ。》

 (畠山健二、『本所おけら長屋(七)』より)

 

一生懸命生きていれば、必ずお天道様が顔を出してくれる。

今日がだめでも、明日は。明日がだめでも、いつかは。

 

でも、お天道様を見上げなければ、お天道様には気付きません。

だから、

しんどいときは、いつも、空を見上げて。

 

4月に書いた自分の記事を思い出しました。

もしよろしければ、こちらもお読み下さい。→『おなじ そらの したで』