■納得できる結末を迎える

楽天的は
問題が起きても
「まあ大丈夫だろう」と
事態を肯定的に見ます。

肯定的に見るだけで
とくに行動は起こしません。

一方、楽観的とは
問題が起きたら
「きっと大丈夫、なんとかできる」と
事態を肯定的に見て
必要と思う行動を起こします。

楽天的の結末は
そのままの成り行きですが、
楽観的の結末は
今の自分のベストを尽くしたものと
なります。

結末を納得して受け入れられるのは
やっぱり楽観的な方です。


■どこに向かう?

『人事を尽くして天命を待つ』

このことわざに
よく表れてます。

楽天的は
人事を尽くすことなく
ただ天命を待っているだけ。

船で言えば
出航したら
あとは成り行き任せ。

いつどこに着くのか
わかりません。

楽観的は
人事を尽くした上で
天命を肯定的に待つ感じです。

こちらの船は
迷ったり嵐にあったりしても
いつまでにどこに向かうのかを
忘れることがありません。

さまよいたくて
楽天的な船に乗りたいことはあっても
そういう例外を除けば
誰もが楽観的な船に乗りたいでしょう。


■2人の先輩社員の場合

営業職に就いていた頃、
先輩社員に楽天的な人がいました。

同じ失敗をよくするのですが
「そのうちなんとかなるから、
お前も大丈夫だ」と
対策を講じようともしませんでした。

そのため営業成績は
伸び悩んでいました。

他の先輩社員に楽観的な人が
いました。

その人は失敗したときに
何か良い対策はないかと
必死に考える人でした。

おもしろいアイデアを
よく話してくれました。

本当に役に立つの?
というようなアイデアも
ありましたが、
「10個に1個当たれば
大当たりだよ」と
明るく話してくれました。

この人は
月ごとに営業成績が
伸びていきました。

そうして1年もすると
お二人は同じ頃に入社したのですが
楽天的な人は
楽観的な人の部下になってました。

今振り返ると
「なるほど」と頷けます。


■明るい未来を形に

向き合う態度として
おすすめなのは
やっぱり楽観的です。

今の自分にできることを
今の自分として、やる。

何をどうしたいのかが
鮮明になってる感じです。

今日も
未来を明るく見て
自分らしい一歩を
踏み出していけますね。



お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ8年目、常楽でした。



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