相手との関係が
なぜこうなった?と
原因を探すよりも
これから相手と
どんな関係になりたいか?と
目的を探す方が大切です。
その方が楽しく生きられるからです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210927/09/yurushino/96/52/j/o0640042715007222650.jpg?caw=800)
例えば家族。
家族は切ることが
できない関係です。
その家族との関係が
なぜこうなった?と
原因を探すのは
相手を責めるネタ探し
みたいになっちゃいます。
相手を責めたりして
お互いにうんざりしても
家族は関係が切れません。
「自分は悪くない」
「あなたが変われば済む話」
家族なのに
対立や敵対する関係に
なってしまうと
お互いに苦しさばかりが
増えてしまいます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210927/09/yurushino/77/ba/j/o0640042715007223115.jpg?caw=800)
一方で、
相手とこれから
どんな関係になりたいか?を
見ていくことは
とても建設的です。
なりたい関係を
構築するため、という目的があり、
それに向けて
今自分に何ができる?という
手段が見つかります。
原因に注目すると
例えばウソついたのは自分でも
自分にウソをつかせたのはあなただ、
なんて責任のなすりつけ合いに
なってしまうところが、
目的に注目すると
例えば「お互い平和に暮らしたい」と
目的が見えたなら、
それに向けて
「ウソついたのは自分。
だからそれについてはごめんね。」
と言ったり、
「あなたの〇〇を見てたら
どうしても本音を言えなかった。
私はあなたの○○を改善して欲しいと
思っているとわかった。」
なんて言ったりできます。
原因に注目すると
対立や敵対など
上下関係になりやすいです。
でも目的に注目すると
「相手は仲間」と
対等な関係になりやすくなります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210927/09/yurushino/88/b3/j/o0640042715007223305.jpg?caw=800)
シングルマザーのAさん。
子供は言うこときいてくれないので
つい怒鳴ってしまう。
自分は仕事して家事もして
自分のことをするヒマもない。
その中で、非協力的な子供を見ると
「お前のために一生懸命なんだから
ちょっとは言うこときいてよ!」と
怒りが湧いてきてしまう。
約束しても
簡単に破られる。
「これやって」と頼んで
「はい」と返事をもらっても
いつまでもそれをしない。
だから何度も言うけど
その度に返事だけで
やってくれない。
もうやだ。
自分のしあわせのこともあるけど
一番は子のために離婚した。
間違った結婚をしたから...
あのときあれをしなければ...
その前に自分の親が
ああいう人だったから...
振り返って原因を探しても
・かわいそうな自分
・悪いあの人
が出てくるばかり。
子供にいうことを
きかせる方法もわからない。
疲れた...
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210927/09/yurushino/aa/9d/j/o0640042715007223983.jpg?caw=800)
私「Aさんは
お子さんとどんな関係に
なりたいのでしょう?」
Aさん「怒鳴らなくても済む関係。」
私「怒鳴らなくても済む関係とは
何がある関係ですか?」
Aさん「笑顔。安心。」
私「笑顔、安心、のある関係ですね。
何があると笑顔や安心が
ある関係になりそうですか?」
Aさん「...(涙が出てくる)
感謝。
子供に感謝。
自分に感謝。
今ここに居てくれる感謝。」
私「感謝があると
お子さんはどんな雰囲気ですか?」
Aさん「笑ってる。」
私「楽しそう?」
Aさん「ううん、嬉しそう。」
私「嬉しそうなんですね。
それを見てるとご自分は
どんな感じですか?」
Aさん「嬉しい。
私も嬉しい。」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210927/09/yurushino/79/4d/j/o0640042715007224289.jpg?caw=800)
お子さんの顔を
見て話す時間が少ないと感じたので
それを増やしてみた。
身体全部を子供に向けて
目的を説明して協力をお願いした。
「あなたと、
笑顔と安心のある関係に
私はなりたい。
他のことを優先してて
気づかなかったけど、
今はそれが一番とわかった。
だからお願い、協力して。」
目的がわかった後は
「笑顔と安心のある関係」が
心の支えみたいになって
自分に力をくれる感覚を
感じている。
何かと忙しいので
お子さんに向き合う時間は
そんなに増えないけど、
お子さんに向き合うときの
熱量が増えた感じ。
それが伝わったのか
お子さんにも変化が。
以前より協力的に
なってくれた感じに。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210927/09/yurushino/70/90/j/o0640042615007224799.jpg?caw=800)
原因を探すのは
「今の自分は間違ってる」
という前提を強めます。
なんでこんな関係になった?と
思考すると
その責任が自分か相手に
あることになります。
一方で、
目的を探すのは
「今の自分は間違ってる」
という前提はありません。
これからどんな関係になりたい?
今の自分は
そのために何ができるだろう?と
創造的になります。
なぜこうなった?より
これからなりたい関係の方が
わくわくします。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210927/09/yurushino/6a/9d/j/o0640042615007224521.jpg?caw=800)
お読みいただき、
ありがとうございます。
プロコーチ8年目、常楽でした。
《関連記事》
・アドラー心理学の目標は「共同体感覚の育成」
・人が話すことは3つ。人生が進むのはその中の1つ。
・自分を変えたい人が最初にすること
・アドラー5原則:目的論
・「感情的」より「真剣」に伝えたい
なぜこうなった?と
原因を探すよりも
これから相手と
どんな関係になりたいか?と
目的を探す方が大切です。
その方が楽しく生きられるからです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210927/09/yurushino/96/52/j/o0640042715007222650.jpg?caw=800)
例えば家族。
家族は切ることが
できない関係です。
その家族との関係が
なぜこうなった?と
原因を探すのは
相手を責めるネタ探し
みたいになっちゃいます。
相手を責めたりして
お互いにうんざりしても
家族は関係が切れません。
「自分は悪くない」
「あなたが変われば済む話」
家族なのに
対立や敵対する関係に
なってしまうと
お互いに苦しさばかりが
増えてしまいます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210927/09/yurushino/77/ba/j/o0640042715007223115.jpg?caw=800)
一方で、
相手とこれから
どんな関係になりたいか?を
見ていくことは
とても建設的です。
なりたい関係を
構築するため、という目的があり、
それに向けて
今自分に何ができる?という
手段が見つかります。
原因に注目すると
例えばウソついたのは自分でも
自分にウソをつかせたのはあなただ、
なんて責任のなすりつけ合いに
なってしまうところが、
目的に注目すると
例えば「お互い平和に暮らしたい」と
目的が見えたなら、
それに向けて
「ウソついたのは自分。
だからそれについてはごめんね。」
と言ったり、
「あなたの〇〇を見てたら
どうしても本音を言えなかった。
私はあなたの○○を改善して欲しいと
思っているとわかった。」
なんて言ったりできます。
原因に注目すると
対立や敵対など
上下関係になりやすいです。
でも目的に注目すると
「相手は仲間」と
対等な関係になりやすくなります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210927/09/yurushino/88/b3/j/o0640042715007223305.jpg?caw=800)
シングルマザーのAさん。
子供は言うこときいてくれないので
つい怒鳴ってしまう。
自分は仕事して家事もして
自分のことをするヒマもない。
その中で、非協力的な子供を見ると
「お前のために一生懸命なんだから
ちょっとは言うこときいてよ!」と
怒りが湧いてきてしまう。
約束しても
簡単に破られる。
「これやって」と頼んで
「はい」と返事をもらっても
いつまでもそれをしない。
だから何度も言うけど
その度に返事だけで
やってくれない。
もうやだ。
自分のしあわせのこともあるけど
一番は子のために離婚した。
間違った結婚をしたから...
あのときあれをしなければ...
その前に自分の親が
ああいう人だったから...
振り返って原因を探しても
・かわいそうな自分
・悪いあの人
が出てくるばかり。
子供にいうことを
きかせる方法もわからない。
疲れた...
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210927/09/yurushino/aa/9d/j/o0640042715007223983.jpg?caw=800)
私「Aさんは
お子さんとどんな関係に
なりたいのでしょう?」
Aさん「怒鳴らなくても済む関係。」
私「怒鳴らなくても済む関係とは
何がある関係ですか?」
Aさん「笑顔。安心。」
私「笑顔、安心、のある関係ですね。
何があると笑顔や安心が
ある関係になりそうですか?」
Aさん「...(涙が出てくる)
感謝。
子供に感謝。
自分に感謝。
今ここに居てくれる感謝。」
私「感謝があると
お子さんはどんな雰囲気ですか?」
Aさん「笑ってる。」
私「楽しそう?」
Aさん「ううん、嬉しそう。」
私「嬉しそうなんですね。
それを見てるとご自分は
どんな感じですか?」
Aさん「嬉しい。
私も嬉しい。」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210927/09/yurushino/79/4d/j/o0640042715007224289.jpg?caw=800)
お子さんの顔を
見て話す時間が少ないと感じたので
それを増やしてみた。
身体全部を子供に向けて
目的を説明して協力をお願いした。
「あなたと、
笑顔と安心のある関係に
私はなりたい。
他のことを優先してて
気づかなかったけど、
今はそれが一番とわかった。
だからお願い、協力して。」
目的がわかった後は
「笑顔と安心のある関係」が
心の支えみたいになって
自分に力をくれる感覚を
感じている。
何かと忙しいので
お子さんに向き合う時間は
そんなに増えないけど、
お子さんに向き合うときの
熱量が増えた感じ。
それが伝わったのか
お子さんにも変化が。
以前より協力的に
なってくれた感じに。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210927/09/yurushino/70/90/j/o0640042615007224799.jpg?caw=800)
原因を探すのは
「今の自分は間違ってる」
という前提を強めます。
なんでこんな関係になった?と
思考すると
その責任が自分か相手に
あることになります。
一方で、
目的を探すのは
「今の自分は間違ってる」
という前提はありません。
これからどんな関係になりたい?
今の自分は
そのために何ができるだろう?と
創造的になります。
なぜこうなった?より
これからなりたい関係の方が
わくわくします。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210927/09/yurushino/6a/9d/j/o0640042615007224521.jpg?caw=800)
お読みいただき、
ありがとうございます。
プロコーチ8年目、常楽でした。
《関連記事》
・アドラー心理学の目標は「共同体感覚の育成」
・人が話すことは3つ。人生が進むのはその中の1つ。
・自分を変えたい人が最初にすること
・アドラー5原則:目的論
・「感情的」より「真剣」に伝えたい