おはようございます。
プロコーチ7年目、常楽です。

泣いてはいけない理由、
あなたはわかりますか?


泣いてはいけない理由、
私は「そんなモンはない」と
思います。


泣かないで欲しい、
という欲も持つ人が
相手に、泣くのを中止させるために
創造した私的な理由、は
あると思います。

でも、感情を感じている人に向けて
「やめて欲しい」って
そもそも無理だと思います。


失礼なことをされたら
腹が立ちます。
それが自然です。

腹が立ったことと
その後に起こす行動は
別問題ですよね。

腹が立つかどうかを
決めるのは、本人です。
本人も湧き上がる感情を
直接操ることは難しいことです。

それを他人が
どうこうできるはずが、ありません。

泣く、も同じですよね。
それを、いけないことだ、と
いわんばかりに「やめて」と言うことには、
やはりとても違和感を感じます。


「泣く」という状況が
日常的だ、という人は
ほとんどいませんよね。

日常的、ということは
人前でも普通にある、
ということです。

そんな「泣く」に遭遇すると
その影響を受けます。

そんな場の経験が少ないですから
受けた影響をどうしたら良いのか、
とっさに出てこない。

影響を受けた自分は
「普段の安定した安全な自分」の領域から
押し出されそうになってしまう。

押し出されたら、何が起きるかわからない。
自分がどうなるか、周りにどう思われるかも
わからない。

だから反射的に
その影響の基である
相手の「泣く」をやめさせて
バランス崩れそうな自分を
安定させようとする。

そんな心理的な力学が
働いているのだと思います。


ホラー映画のように
今ここで泣いてしまうと
命の危険がある。

そんな状況では
感情を解放しない方がよさそうですよね。

それを本人が理解すれば
今泣くのはやめようと、努力しますよね。


車の運転中に泣いてしまうと
運転に集中できずに、危ない感じです。

そんなときは、少し待って
安全な場所に駐車をしてから
泣けば良いですよね。


こんな状況であれば
泣いてはいけない理由が
あるかもしれません。

でも、これは
本人が持つ理由なので
本人のものです。

この理由を
他人が渡すのは
「私が〇で、あなたが×」の構図となり
内政干渉のようなものだと感じます。


「泣く」って
しているときに他のことを
しませんよね。

感情を感じるままに感じている
状態ですよね。


だから、もし湧き上がってきたら
止めることよりも
どうしたら安全に開放できるかに
目を向けて、行動を選んでいきたいですね。


お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ7年目、常楽でした。


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