おはようございます。
プロコーチ7年目、常楽です。

アドラー心理学の幸福の3条件
①自分は、自分が好き
②自分は、他人を信頼できる
③自分は、貢献できる

今回は
③自分は、貢献できる
についてです。


相手に貢献できると
うれしいですよね。

だから、
貢献できたと感じられた時に
人はしあわせになりますよ、ということです。


包丁を使えるようになったから
食事の支度を手伝える。

そこで母親に
「包丁で切れるから手伝えるよ」
と言ってみた。

母親から
「ありがとう、包丁は危ないから
他を手伝ってもらえるかな?」
と言われた。


ちょっと悲しい感じですよね...
貢献しようと試みたけど
役に立てなかった。

役に立たない自分は、ダメな存在だ。
そんな責めを自分に向けてしまいそうです。

母親が
「ありがとう、そしたら
きゅうりを切ってもらえるかな?」と
貢献の場を与えてくれたら
しあわせを感じられそうですよね。

でも、これって
貢献を相手に依存してるみたいですよね。


前を歩く人が落とし物した。

すぐ拾って
「落とし物しましたよ」と
声かけて手渡してあげた。

そしたらその人
不機嫌そうな怖い顔で
一瞥をくれただけで
差し出した落とし物を
ひったくるようにして取ると
何も言わずに去っていった。


相手に依存的な場合には
「なにこの人。態度悪い!」って
感じてしまいそうですよね。

でも貢献できたかどうかは
相手に感じさせてもらうものと
してしまうと
ずっと相手に振り回される人生になってしまう。

だから、相手の態度よりも
落とし物が戻った事実を見て
「落とし物を戻せて、よかった」と
思うことができたら、
そこに貢献があると思います。


②自分は、他人を信頼できる
を使ってる感じですよね。

そして、
相手にOKを出せて、
自分に貢献を見つけられると
そんな自分って、すてきだと感じませんか?

「自分って、いいね!」って。

これ、①自分は、自分が好き
ですよね。


しあわせを相手次第にすると
苦行になってしまいがち。

だから、しあわせは自分次第、
①②③を主体的に形にできたとき
人はしあわせを感じられる、
アドラーはそう教えてくれてると
思うのです。



明日からは、
アドラー心理学の5原則
についてお話ししていきたいと思います。


お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ7年目、常楽でした。


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