こんにちは！
のんたんです。
こちらの記事に
ご質問いただきました！
ありがとうございます！！
とっても難しい質問ですね〜！！（＞＜）
私も音楽史や音楽学の専門家でないのですが…
私が音楽を学んできた経験から
私の考えをお答えしてみたいと思います！！
クラシックのアレンジもの
クラシックの曲でも
演奏者によってアレンジされているものもなくはない！
今パッと思いつくのは
「献呈」
もとはシューマンの歌曲集ミルテの花から「献呈」
↓
当時人気ピアニストでもあったリストがアレンジした「献呈」
これは有名でよく演奏されます。
メンデルスゾーンの「結婚行進曲」
↓
リストのアレンジ
ホロヴィッツ（有名なピアニスト）のアレンジ
↓
オーケストラ作品→ピアノ
もよく出版されています。
くるみ割り人形の連弾アレンジとか
ベートーヴェンの交響曲の連弾アレンジとか
私が高校生のとき好きだった、音楽の世界を広げる練習法【応用篇】
みんなが憧れるけど難易度の高いクラシックのピアノ曲を
簡単にアレンジした楽譜も売っていたりします。
ピアノ→オーケストラ作品のアレンジは
作曲家たちのものが多いですが
ほんとうにたくさんあります。
作曲者と編曲者が違うもので有名なのは
「展覧会の絵」
ピアノバージョン
その中で有名なのはラヴェルによる編曲
オーケストラバージョン
ストコフスキ編曲
オーケストラバージョン
私は指揮者＆ピアニストであるアシュケナージが編曲した「展覧会の絵」も演奏会で聴いたことあります。笑
軍人だったムソルグスキーは音楽の専門的な教育を受けていなかったため
他の人がいろいろ手伝ってくれました。よかったね！
そして
クラシック音楽の中でも
バロック時代の作品では通奏低音といって
ベースと簡単な和音記号だけ書いてあってあとは自分で考えてね、
という楽譜に沿うだけではないのもあります。
でもきっとご質問者様は
ピアノを習っていると弾くような
ベートーヴェンやショパンあたりの話を
されていると思います。
クラシック音楽は
いちばんのもとになるもの、
作曲家の記した音符を尊重する文化ですよね
私は
Jpopは音源が作品
クラシックは楽譜が作品
と思っています。
昔は録音技術がなかったので
音源を作ることはできませんでした。
楽譜が全て！です。
そして
クラシック音楽の大半の作曲家は亡くなってしまっているので
楽譜を頼りにするしかない。
そこで
故人の意思を尊重してなるべく楽譜通りに
という文化が根付いているのではないかな〜
と思います。
そして、
Jpopはピアノだけで出来ている作品って少ないですよね
歌、ギター、ドラム、ベース…などなどで出来ているものを、
「便宜上ピアノで弾きたい」となると全く同じにはできないので、
どうにかアレンジせざるを得ないということになります。
（そのアレンジもお金を介す場合はちゃんと著作権申請が必要です。）
窮屈ではないのか？
窮屈ではないのか？
とのことですね。
「作曲家の残した楽譜をその通り演奏する」
ということは、
「作曲家の意図を探る」「意図を汲む」のがすごく楽しいと思います。
どうしてこの音を書いたのだろう？
どうしてこの音を選んだのだろう？（他にも選択肢はあったのに）
若い時の作品と晩年の作品ではどう変わったのだろう？
そういうことを楽譜、音符から読み取っていくのがすごく楽しいと私は思っています。
そしてそれを正確に再現するというのもひとつのリスペクトになるのではないかな〜！？と思います。
なので、
楽譜を読み取る楽しみというのもぜひ経験してほしいなあ〜
と私は音楽を学んでいる方たちに対しては思っています。
でもね！！
死後70年経った作曲家の著作権は共有の文化的財産ということにはなっているので、一応アレンジして弾くのも合法です。
その場合は作曲家への敬意が感じられると良いですね。
おもしろいご質問ありがとうございました！！！
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