風と緑と色彩と~春の箱根アート遠足開催レポ・その2 | 本音で生きる人生の愉しみ方~ライフナビゲーション

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春のアート遠足開催レポ・その2です。

メモ【ガラスの中の森と海~春の箱根アート遠足開催レポ・その1】

午前中のポーラ美術館を後にして次に向かったのは
箱根小涌園のすぐ側にある『岡田美術館』

※2018年4月より箱根小涌園ユネッサンは
「箱根小涌園 天悠(てんゆう)」という全室温泉露天風呂付の旅館となり
営業を再開しているようです。

元々、江戸時代にこの辺りは”小地獄”と呼ばれた噴煙の上がる荒野だったそうですが
明治になって温泉場が開かれ
旅館やホテルが建造されるようになったのだとか。

『岡田美術館』は明治時代にあった欧米人向けのホテル「開化亭」の跡地に
2013年秋に建てられた美術館。

私が「箱根アート遠足」を開催した2014年4月は
美術館がOPENしてまだ半年の頃。

陳列されている作品も今のようではなく
かなり広い館内は、まるで深海の底にでもいるような気がしたのを覚えています(笑)

日本・中国・韓国を中心にした、絵画や書画、焼き物
そして仏具や経典にいたるまで幅広く名品を収蔵しており

浮世絵画家として名高い
喜多川歌麿の”深川の雪”の他
江戸時代の琳派(りんぱ)の画家・尾形光琳の「雪松群禽図屏風」
重要文化財となっている、江戸時代の野々村仁清の「色絵輪宝羯磨文香炉」
など、常設のコレクションもそれはそれは素晴らしいものを収蔵している
広大な美術館です。

今回は『初公開~奄美を愛した孤高の画家・田中一村』
の作品展が4/6から始まったばかりということもあり
昨年9月の記憶もまだ新しいうちに、再訪となりました。

旗2017.9.30~10.1の素晴らしかった秋の箱根アート遠足の様子はこちらから 下矢印

宝石赤【1泊2日秋の箱根アートツアー~アート遠足は主宰の私が一番楽しい】

宝石赤【秋の箱根アートツアー終了!満ち足りた2日間】

岡田美術館が収蔵している田中一村の作品は5点
今回の展示は、生誕110周年を記念しての初公開なのだそうです。

「熱帯魚三種」
「あぢさい」
「花菖蒲」
「白花と赤翡翠」
の4点の他に
最高傑作と名高い「アダンの海辺」という作品があるのですが
こちらは個人蔵のため、展示期間は8/24~9/24のみとなっていました。

田中一村は”昭和の若冲”とも云われたらしく
今回の展示は、一村の他に、伊藤若冲の絵や
東京美術学校で同級生であったという、東山魁夷の絵なども
一村ゆかりの画家たち、ということで展示されています。

50歳以前、奄美大島に移り住む前の絵と
その後では、色彩の違いもさることながら構図の大胆さなど

”喜び”という名の躍動感のようなものを私は絵から感じとりました。

絵を観ているとき
タヒチに移り住んだゴーギャンを思い浮かべたのは何故だったのか・・・

あまりにも広大な館内のため
じっくり観ていると、1日がかりになってしまうので(苦笑)
目指すものと、その他観たい作品のある階を巡ったあとは
庭園の入口にある、昭和初期の日本家屋を改装したというカフェ「開化亭」で休憩♪

珈琲とアマンドショコラで一休みしたあとは
約15,000平米の敷地だという庭園をさっくりと散歩

 

本当は、秋のアート遠足の時のように”渓流散策コース”を巡ろうと思ったのですが
体力続かず・・・笑

余力があったらまた行こうと思っていた、美術館から20分ほどの処にある
「千条の滝」も行けず・・・惜しい!苦笑

箱根アート遠足は、秋にも(日程はまだ未定ですが)
『ラリック美術館』「オパールとオパルセント」展を観るために開催しようと思っています音譜
その頃には、この『岡田美術館』では5周年記念の企画展が予定されているようなので
こちらも今から楽しみです。

メモここで岡田美術館の付帯施設情報を。

美術館の建物の正面には、源泉掛け流しの足湯があり
入口で飲み物をオーダーして持ち込めます。

巨大な壁画「風・刻(かぜ・とき)」(風神雷神図)は福井江太郎氏の手によるもの

風神雷神に見つめられながら?
珈琲やソフトクリームを楽しむのも一興かも(笑)

次回、【大人のギャザリングアート遠足】
『6/23・熱海MOA美術館と伊豆山神社』を予定しております。

ベル詳細・お申込はこちら 下矢印
https://resast.jp/events/253837