シスター渡辺和子(11)~現代の忘れ物 | 1級フードアナリスト ユピロ菌の迷える子羊達へ

1級フードアナリスト ユピロ菌の迷える子羊達へ

悩んでいたときに救ってくれた言葉や料理をおすそ分け。仏教に自分で掛けた首輪は自分でしか外せないという言葉がある。悩みを解決してくれるのは宗教でも他人でもない。自分自身でしか解決できない。

久しぶりに

シスター渡辺和子さんの本の内容を

紹介するシリーズを記します。

ちょうど1年ぶりです。

これを機会に過去の10話の記事も

ぜひ読んで頂けたらと思います。 ↓

http://ameblo.jp/yupirokin/entry-11077029588.html

http://ameblo.jp/yupirokin/entry-11076970150.html

http://ameblo.jp/yupirokin/entry-10874568503.html

http://ameblo.jp/yupirokin/entry-10859825107.html

http://ameblo.jp/yupirokin/entry-10855049643.html

http://ameblo.jp/yupirokin/entry-10842296170.html

http://ameblo.jp/yupirokin/entry-10780042048.html

http://ameblo.jp/yupirokin/entry-10760643918.html

http://ameblo.jp/yupirokin/entry-10747557109.html

http://ameblo.jp/yupirokin/entry-10703580009.html



 


無宗教というか

カソリックと仏教の中間にいるような

ユピロ菌ではありますが・・・。

今日はクリスマス・イブですね。

宗教とは離れても

様々な人々が特別な思いを描く日です。




 



渡辺和子 さんの著書

『心に愛がなければ』

PHP文庫の中に

こんな一節があります。

「忙しいという字は忄(立心編)に亡きと書きますが

その書き方を変えると、これは忘れるという字にもなって、

忙しさというものが、忘れものと無関係でないことを示しています。」

「星の王子は、自分の小さな星を去り、数々の星を巡歴した後、

地球という星に来ます。そこでいろいろと観察したことを述べている中に、

「みんなは特急列車に乗り込むけれども、今では何を探しているのか

わからなくなっている。だから、みんなはそわそわしたり、

堂々めぐりしたりしているんだ」と指摘しております。

実は、星の王子は自分の星に一本の小さいバラの花をもっていて、

それに水をかけたり、虫を捕ってやったり、風が吹けば覆いを作って

やっていたのですが、バラの花のわがままさに腹を立てて、自分の星を

去って地球に来たのでした。

ところが地球にきてみると、多くのバラの花が一つの庭に咲き乱れていました。

王子はそれを見て、びっくりすると同時にがっかりします。なぜならば、

たった一つの珍しい花だと思って育てていたバラの花が、実はありふれた花

でしかなかったということに気付くからです。落胆している星の王子に向かって、

一匹のキツネが申します。

「よく、その花をみてごらん。そうすると、あの何千本も咲いている花の中に、

君のバラの花がないことがわかるだろう」」






「つまり。王子が愛情を注いで育てたバラの花は、

けして他のバラの花と比べることのできない、

かけがえのない一輪のバラの花なのだ、

ということを教えたのです。  

----中略----

「大切なものは目に見えない。

 かんじんなことは、心でみないと見えないんだよ」

今、私たちの生活は一見、大変豊かなものに見えます。

それにもかかわらず、なぜ私たちが虚しい思いをしているのでしょう。

それこそ、新幹線を走らせるほどの高度の技術を持った国であり、

一つの庭に多くのバラを植えるほど豊かでありながら、

人々は充たされていません。

求めるものが何なのかわかっていないのです。

わからない一つの理由は、物が多過ぎるから、しかも

それらの物は人のために存在していないからだということができます。

---------------------------中略----------------------------------------

今、私たちが取り戻したい、と思っているのは、たとえば、

人が砂漠の中で泉の水を見つけた時に感じるような、

あの切実でフレッシュな関係を物と自分の間に打ち立てること

だと思います。

---------------------------中略----------------------------------------






子供たちは個人差を無視したリズムの中で

生活することを余儀なくされています。

スクールという言葉の語源はスコレ、

ギリシャ語で「暇」という意味です。

ところが、今や子供たちにとって最も忙しい所が

勉強の場であり、学校という不思議な状態を

呈しているのです。

利益中心で忙しい人間には、愛情を育てるゆとり、

暇、時間がなくなっています。

キツネは星の王子に、

「君があんたのバラの花をそんなに大事に思えるのは

 その花のために無駄な時間を使ったからだよ」と教えました。

---------------------------中略----------------------------------------

今や私たちは余りにに忙しくて、お金にならない時間を

使おうとしません。そこに愛情が育つはずがないのです。

---------------------------中略----------------------------------------

宗教家であったテイヤール・ド・シャルダンが言っています。

「人生にはただ一つの義務しかない。

 それは愛することを学ぶことだ。

 人生にはただ一つの幸福しかない。

 それは愛することを知ることだ。」

このただ一つの人生の義務、それを果たしていき、

このただ一つの人生の幸福を追い求めていくことが、

「これからの時代に」において極めて大切なことに

なるのではないでしょうか。

------------------------------------------------------------------

ユピロ菌思う、

このに日にキリストが背負った十字架の重さを感じ、

自らの人生を問いただすひとときがあっても良いのでは

ないだろうか?

クリスマスにはしゃぐ時間のほんの少しでも・・・。

アメンバー募集中


読者登録してね


ペタしてね