私が長年の賃貸生活で身に付けたスキル、それは「無音歩き」です。
別に難しいことではなくて、足の踵(かかと)で着地しないで、足の前半分の肉の部分で着地するように歩くだけなのです。
2階のフローリングに住んだ時、これはものすごく下に足音が伝わるだろうと思い、そのような歩き方をしていました。
抜き足差し足で歩くのではないので、早歩きも可能です。
今は1階なのでする必要は無いのでしょうけど、いまだに「無音歩き」をやっています。
1階の足音がうるさいという2階からの苦情も世の中にはあるそうなので、こうやって生活するには越したことはないでしょうね。
もはや無意識に自然にやっているので、人の家でも自動的にそんなことをしてしまいます。
もちろん、家の外を歩く時は普通に歩きます。
ここで疑問が起こるかもしれないので、先に回答しておきます。
・貴方は体重が軽いのでは? → 65キロです
・運動神経が優れているからでしょ? → むしろ運動は苦手です
・体脂肪が多くて足裏のクッションがすごい? → 普通体系で、BMIは22です
・すごくゆっくり歩くんでしょ? → 早歩き可能です
うるさい足音の原因は「かかと歩き」にあると思うんですよね。
その歩き方だとどんなにそっと歩こうとしても、かかとの骨がガツンと床にぶつかるので、
ものすごくスローモーションで歩くとか、床に当たる寸前に寸止めするとかしない限り、騒音を無くすのは難しいと思います。
床の固さを体で感じた時点でもうアウトで、下の階には想像以上に大きな音がガーンと鳴っているはずです。
集合住宅に住む人、みんなが「無音歩き」を実践すれば、騒音問題の大半が無くなるだろうにと思うのです。
管理会社がうまく教えてあげて欲しいものですよね。
過去8年間の2階の住人は、高校生から成人男性、中年女性まで様々でしたが、みんな、教わらなくてもそれに近い歩き方を心得ていたのだと、思います。