私が長年の賃貸生活で身に付けたスキル、それは「無音歩き」です。

別に難しいことではなくて、足の踵(かかと)で着地しないで、足の前半分の肉の部分で着地するように歩くだけなのです。
2階のフローリングに住んだ時、これはものすごく下に足音が伝わるだろうと思い、そのような歩き方をしていました。
抜き足差し足で歩くのではないので、早歩きも可能です。

今は1階なのでする必要は無いのでしょうけど、いまだに「無音歩き」をやっています。
1階の足音がうるさいという2階からの苦情も世の中にはあるそうなので、こうやって生活するには越したことはないでしょうね。


もはや無意識に自然にやっているので、人の家でも自動的にそんなことをしてしまいます。
もちろん、家の外を歩く時は普通に歩きます。


ここで疑問が起こるかもしれないので、先に回答しておきます。

・貴方は体重が軽いのでは?65キロです

・運動神経が優れているからでしょ? むしろ運動は苦手です

・体脂肪が多くて足裏のクッションがすごい?普通体系で、BMIは22です

・すごくゆっくり歩くんでしょ?早歩き可能です


うるさい足音の原因は「かかと歩き」にあると思うんですよね。
その歩き方だとどんなにそっと歩こうとしても、かかとの骨がガツンと床にぶつかるので、
ものすごくスローモーションで歩くとか、床に当たる寸前に寸止めするとかしない限り、騒音を無くすのは難しいと思います。

床の固さを体で感じた時点でもうアウトで、下の階には想像以上に大きな音がガーンと鳴っているはずです。


集合住宅に住む人、みんなが「無音歩き」を実践すれば、騒音問題の大半が無くなるだろうにと思うのです。
管理会社がうまく教えてあげて欲しいものですよね。

過去8年間の2階の住人は、高校生から成人男性、中年女性まで様々でしたが、みんな、教わらなくてもそれに近い歩き方を心得ていたのだと、思います。

 

 

視聴にはヘッドホン推奨です。スマホやPCのスピーカでは低音が鳴らないのでよく聞こえません。

0:01 2階 足音ズガン

0:04 2階 足音ズガン 

0:05 2階 ゴトン、コロコロコロ 何かを床に落とした音 

0:06 2階 足音ズガン

0:08 2階 足音ドン

0:17 2階 足音ドン

0:20 お茶を入れる音(当方の音)

 

大きな足音の例です。基本的に毎日です。

 

床に何かを落下させて、バウンドしたりゴロゴロ転がっていく音は、毎日夜に繰り返されます。

音の種類からすると、硬い物で、おそらく陶器やパチンコ玉のような感じですが、コップのような大きな物を落とすような音の場合もあります。

覚えているだけで一日に5回以上も落とすことがありました。

意外にも騒音計ではかなり大きな音で記録され、60dBに達します。

 

スマホで見れない場合のリンクはこちら

 

視聴にはヘッドホン推奨です。スマホやPCのスピーカでは低音が鳴らないのでよく聞こえません。

ヘッドホン視聴で音量を80%位にすると、実際の聞こえに近かったです(かなり煩いので、最初は音量を下げて視聴した方がいいです)

掃除機で床をガーガーしてる箇所は、騒音計では60dB~

55秒のシャッターは当方のスマホ騒音計アプリのキャプチャー音です。

1分:17秒 のドシン!! はかなりすさまじい音で、80dB近く

掃除機がひっくり返ったか、段差をそのまま降りたのかもしれません。

ちなみに、日常的に最もうるさい足音や、床に荷物か何かを放り投げるような音もこの位です。 その参考になればと。

 

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視聴にはヘッドホン推奨です。スマホやPCのスピーカでは低音が鳴らないのでよく聞こえません。

普通は2階の声はほとんど聞こえませんし、聞き取ることも不可能ですが、この日は歌詞までよく聞こえました。

男性2人がいるようです。 

騒音計の数値では歌の箇所で50dB程度でした。

この足音のレベルだといつも70dB以上を記録します。

 

0:15 ~ 1:00 叫んでいる

1:24 ドシン(足音と振動で電灯がビリビリする音) 

2:30 叫びと足音

 

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札幌市 某B不動産の管理物件で、(仮称)Pという木造アパートです。
私は1階に住んでいて、丸8年になります。上階の住人は何度か入れ替わっていますが、今まで騒音の問題は無かったです。

2019年
4月下旬

 とある日、空き屋の上階から、すさまじい足音で上で歩く音がしていました。ズダーンと床に何かを放り投げる音も。
 とんでもない音からすると、おそらく巨漢の内装業者が作業か何かで来てて、仕事だからと乱暴に荒っぽく歩いているんだろうと思いました。
 文句を言いに行こうとしている間にも、車で出ていきましたが、窓から見ると意外や、小柄で細い女性に見えます。
 それが後に入居される方でした。
 カーテンか何かを付けに来ていたのかもしれないです。それにしても荒っぽいです。床には何を放り投げたのか??

 そして上の階に、(仮称)Mさん家族が入居。直後から足音・家具等の騒音がすごく激しいです。

5月上旬
 平日夜はドスンドスンの足音と、ガンガン家具がぶつかるような音、イスのガガーという引きずり音がずっとしています。
 休日の朝や、お昼頃から、引っ越しでもしているような早足でドンドンガンガンといった音が何時間も続きます。
 2週間ほどガマンして、5月上旬に管理会社に連絡。やんわり伝えてみますとの返答。
 証拠として騒音計のデータを記録・収集し始める。

8月上旬
 3ヶ月経っても改善せず、早朝・日中・夜間・深夜問わず、足音等の騒音が激しいと、管理会社に連絡。
 気をつけますと住人から返事がありましたと、報告をいただきました。

9月下旬
 その後も改善せず、9月以降は音が大きくなったので、再度管理会社に連絡。客観的判断にと計測データを印刷して郵送。
 知人のマンションで見つけた、イスの足の裏に貼る、引きずり騒音防止クッションを買い集めたので、2階住人に進呈して使ってもらいたいと不動産会社に提案しましたが、それはやめましょうとのこと。

11月中旬
 イスのガガーという引きずり音はあまりしなくなった。管理会社から対策を提案したらしい。
 しかし70dB越の耐えられないレベルの音が続くので、管理会社にまたTel。
 「騒音に気をつけるように、また住人同士で問題のやり取りをせずに、管理会社を通すように」という張り紙が貼られて、3日間位は急に静かに(普通のレベルに)なったけど、1週間で元通り
 張り紙はなぜか2日位で剥がされたもよう。2階の人が反論してきたらしい。

 騒音計の記録は大量にあるのですが、残念ながらあまり参考にしてもらえないようなので、記録の方法を再検討し始める。

12月
 専門家の意見を調べると、録音は重要だとのこと。
 管理会社の人も実際に音を確認したがっていたので、騒音の録音を試み始める。
 時間帯と具体的な音の鳴り方も、PCデータよりは、消せないボールペンで書いたメモの方が証拠になるらしいので、記録を開始。

2020年
1月

 やっと準備ができたので、管理会社に実際の録音を聞いてもらう予定。
 細かくメモした記録も郵送して見てもらう予定。

 

 

日本騒音調査では、どのくらいうるさく聞こえるのかを、騒音値の基準と実例で表にしています。

日本騒音調査:騒音値の基準と目安

 
簡単に抜粋しますとこんな感じです。60dB以上を騒音と位置づけているようです。
 

80dB うるさくて我慢できない 電車の車内、ピアノ(1m)
70dB かなりうるさい、かなり大きな声を出さないと会話ができない 騒々しい街頭、セミの鳴き声(2m)、やかんの沸騰音(1m)
60dB 非常に大きく聞こえうるさい、声を大きくすれば会話ができる 普通の会話、掃除機(1m)、テレビ(1m)
50dB 大きく聞こえる、会話は可能 静かな事務所、換気扇(1m)
40dB 聞こえる会話には支障なし 市内の深夜、図書館、静かな住宅地の昼
30dB 非常に小さく聞こえる 郊外の深夜、ささやき声

 

「騒音」とされるのかどうかについては、環境庁が基準値を定めています。それによると住宅地では昼間の騒音は55デシベル以下、夜間の騒音は45デシベル以下とされています。

ところでこの「騒音の基準」はなにを元に決められているのでしょうか。環境庁によると「生活環境を保全し、人の健康の保護に資する上で維持されることが望ましい基準(環境基準)」としています。

つまり、この基準値以上のうるささの元では「普通に生活していく上で不都合が生じたり、健康的な生活ができない恐れが生じる」と考えられるということです。

出典:

マンションの騒音はどこまで許されるのか

 

集合住宅に住んでいると、音に悩まされることがありますよね。

私もそうなんです。

 

どの程度が我慢すべき点なのか、基準はあるのか調べてみました。

 

アパートの防音対策 騒音トラブルにおける「受忍限度」とは

 

健康被害の有無、公共性(音の大きさ・時間帯・頻度)、音の期間、対応の有無によって総合的に判断するべきだそうです。

客観的に判断する上では、騒音計による測定値が、客観的な判断には重要であるようです。

 

「受忍限度」とは我慢の限界点のことではなく、第三者からみた、客観的な数値で限界点を決めているようです。

気をつけているつもりでも、予想外に大きな音で伝わっているのが、騒音計の数値で分かるかもしれない。

うるさいと思っても、騒音計の数値が基準値以下なら、我慢するべきと思うかもしれない。