湯もちのキモチ

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2月のご挨拶

【2月のご挨拶】

 

主人の杉山隆寛でございます。

 

新しい年を迎えまして、ちもとは創業75年となりました。三四半世紀にわたり商いをさせていただくことができましたのは、ひとえにお客様のお支えあってのことでございます。心より御礼申し上げます。

 

今年の立春は2月3日。節分は124年ぶりに一日早い2月2日になるそうです。春の到来が待ち遠しいですね。

 

春の和菓子といえば「さくら餅」でございます。今日は桜葉についてお話させていただきます。

 

ちもとでは、伊豆は松崎の農家さんから桜葉の塩漬けをいただいております。葉を一枚一枚、農家さんが手で摘んでいくことから始まり、すべて手作業で四斗樽に束ね入れ漬け込んでいく、とても根気のいるお仕事です。農家さんには、感謝の言葉しかございません。

ちもとでは、なるべく薄い桜葉をいただいています。本来は桜葉をはがして、その移り香を楽しむのが本来とされていますが、私どもは桜葉と一緒にお召上がりいただいても、しっとりと馴染むやわらかさを楽しんでいただきたいとおすすめしております。

熱々の道明寺から手づくりで仕上げて参りますので、お日持ちは当日限りとなりますが、根強いファンの方が多くいらっしゃいます。

 

春の訪れが待ち遠しいころ、一足早い桜色を愛でる幸せをお届けします。

 

令和七年 睦月大寒 杉山隆寛

甘酒茶屋「与五郎まつり」







赤穂浪士の討ち入りから320年。

箱根旧街道にある、創業400年の甘酒茶屋さんでは、12月14日討ち入りの日に「与五郎まつり」が開催されます。

江戸に向かう途上、甘酒茶屋で休息を取っていた四十七士のひとり神崎与五郎に馬引きが言いがかりをつけます。

その無礼さゆえ斬り捨てんと思うものの、討ち入り大事の前と耐え忍び、詫び証文を書いたと言われています。

ちもとでは刀の鍔をあしらった「与五郎忍」という御菓子を謹製し、往時の出来事を今に伝えています。

本日(12月14日)は甘酒茶屋さんに47個の「与五郎忍」をお届けにあがりました。

振舞われる甘酒とともに、数知れないほど歴史の舞台となった箱根で、旅行くお客様に往時を偲んでいただきました。

金魚ちょうちん




金魚ちょうちん。

箱根旧街道にある甘酒茶屋さんに、ゆらゆら遊んでいるのを見て、ちもとにも取り寄せていただきました。

箱根湯本にある「大和館」の女将さんのご実家、山口県屋内市の名産品だそうです。

あっち向いたり、こっち向いたり。
ゆらゆら、ゆらゆら、
楽しげで、涼やかです。

お庭の茶店には、ちっちゃい子もいます(*^^*)

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