今回初めてヴェローナのアレーナで野外オペラを鑑賞しましたけど、
3日間、意識的に席を変えてみたんです。
もちろん、買う時点ですでに埋まっていたり、
番号なしの席で自分で決められなかったりします。
それでも、これからアレーナのチケットを買う人の目安になるんじゃないかなぁと、
ちょっと座席の検証をしてみようと思います。
第一夜
PoltronissimeGold ポルトロニッシメ・ゴールド
Fila 1 1列目
Posto 38 40 38番40番座席
最前列で横並びに2席です。
ステージの目の前なのでこんなふうに見えました。
手に取るように見えるとはまさにこのこと。
1番前だから足元もラクラク。
クッション付きなのでお尻が冷えることもありません。
オーケストラの近さも半端なく、息遣いまで聞こえるよう。
ただし、近い楽器の音が大きく聞こえてしまうので、オケの音のバランスは若干崩れてる、
というのが、オペラに詳しいお友だちの感想。
そう言われてみればという感じで、私はまったく気になりませんでしたー。
第2夜
壮大なアイーダ!キャンドル点灯!
Fila 11 Posto 108 11列目108番座席
Fila 12 Posto 114 12列目114番座席
階段席の上下に2席です。
舞台の見え方はこんな感じ。
出演者の表情までは分からないけど、ステージの全体像を見渡せます。
大掛かりな舞台セットの演目なら、これぐらいの席の方が見やすいかも。
上の写真の左上、分かりにくいけど白い文字が2段並んでるのが分かりますか?
この位置なので最前列だと上を見ないとなんですが、
この席からだと両方が一緒に目に入っていい感じでした。
ちなみに言語はイタリア語と英語です。
上下の座席にしたのは、ちょうどいちばん端っこが空いていたから。
しかも私たちの座った前の列だと、
1ランク上のカテゴリーになり、20ユーロアップです。
舞台の見え方や音の聴こえ方によってうまい具合に座席にランク付けがされてます。
なので、今回私たちが取ったような境目の座席ってお得ですね。
第三夜
セビリアの理髪師で打ち上げ花火!
GradinataSettore E グラディナータ・セットーレE
Non Numerataノン・ヌメラータ 座席番号なし
舞台の見え方はこんな感じ。
座席番号はないけれど入場すると係員が中央席から順に案内していくので、
自分の好きな席に座れるというわけではありません。
終演後、真ん中のほうだとどんなふうに見えるのかと移動してみました。
一番安い席のセットーレE、中央付近だとこんなふうに見えます。
遠いけれど、音の聴こえ方はバランスが良いのではないかと。
E席の最前列まで移動したけど、ちょっと邪魔な照明ボックスがありました。
見えないわけじゃないけど、鑑賞中は視界に入って気になるかも。
この安い座席を買って、すごく早く並ぶとなかなか良い座席になるんじゃないかしらん。
あとはオペラグラスを持っていき、気になるシーンはアップで観る。
これがもっともコスパの良いチケットの買い方と思いました。
これは皇帝席ですなぁ。
ローマ時代は皇帝がここに座って観覧、
奴隷が格上げされるか、否かのジャッジをしたんでしょう
どうやら現在では貴賓席のようで、購入不可。
そうだよなぁ、ここがきっといちばん見やすくて音響も良い席だと思うわっ