予告・一度やってみたかった | せいぜいひまつぶしの小話

せいぜいひまつぶしの小話

5年目から創作系ブログとして新装開店しました。
色々と思うところ書いてます。講談社への抗議不買は一生続けます。
2022年12月からは小学館もリストに加わりました。
「人を選ぶ」とはつまり「自分は選ばれた」ということです。

むかーし、むかしのお話です。
今でこそ元気に子育て奮闘中の友人ですが、
それでも若い頃は、心配なくらいに長患いの時期がありました。

長い入院生活で満足に外に出られない友人を、なんとか元気付けてやりたい。
そう思っても病院は家から遠く、相手の都合もあるだろうし、逆に気を遣わせる
ようでは元も子も無く、そうそう頻繁に立ち寄れるものでもありません。

そこで考えたのが『話を書いてメールで送る』というものでした。
これなら相手都合で読んでもらえれば、あとはこちらからリアクションを要求することさえ
しなければ、ちょっとした退屈しのぎにはなってくれるかなと、そう思ったわけです。

元気になってもらわなきゃ意味が無いのだから、暗い話なんかもってのほかです。
現実は病院の中だけど、せめて空想の中でだけは思いっきり遠くに行ってもらいたい。
“宇宙をさまようSFコメディー”の原型は、こうして出来上がっていきました。

というのはウソです。

 

エイプリルフール、どんな嘘つく?

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

 
友人に話を送っていたのはマジですが、長患いしたことなんか一度もありません。
SFコメディーを思いついたのも、過去にNHK教育(現Eテレ)で深夜に一挙放送してた
『宇宙船レッド・ドワーフ号』にドはまりし、いつか自分でもSFコメディーをやってみたいと、
単純にそう思っただけです。

 

 

何かと小難しいコトばっかりで敷居が高く、ファンコミュニティは知らない人間をバカにする
クソオタクどもの巣窟で、新しい人には少しも優しくないギスギスしたSFの世界から、
バカで下品なシットコムが生み出されたことは、自分にとってかなり新鮮で、なんというか
SFがバカでもいいんだなと、ゲラゲラ笑いながら心の底でワクワクしたのを今でも覚えています。

というわけで新コーナー『銀河漂流劇場ビリーとエド』を始めます。これは本当です。
ただ後ろでつっかえているのを片してからになるので、本編のアップはもっと先の話になります。

自らのSFをS(すこし)F(ふしぎ)と称した藤子・F・不二雄先生にあやかって、
空想科学ではないS(しょーもない)F(ふかし話)のSFを目指していくつもりです。
せいぜいやるやる詐欺にならないよう頑張ります。