しまった!
興味あるタイトルに惹かれて読み始めたが
これは化学=バケ学の話であった!
今まで物理、科学、数学関連の本は
ちょこっとかじってきたけれど
化学式とか分子構造とか完全ノータッチ。
....原子番号て何の番号?
....周期表って何の周期?
ハテナ?だらけで1行も進まず
遂に出てくる単語全てを調べるハメに、、。
私は本当に高校卒業したのか!?
(答①陽子の数 ②原子番号順に
並べると性質の似た元素が周期的に現れる)
世界の構造どころか
化学の基礎から、てか一般常識から
やり直し。キツイ!
そもそも有機化学とは
「炭素を中心とした化合物」の事だという。
炭素なんて気にしたコト無いけど〜??
「世界を作る六角形」ももちろん炭素!
「芳香族化合物」と呼ばれている。
発見されたのは日本では明治維新の頃、、
ウイキョウの香り成分アネトール
シナモンの香り成分シンナムアルデヒド
バニラの香り成分バニリンなど
良い香りを持つ化合物が炭素6個の核を持ち
しかも環状構造であることを
ドイツの化学者ケクレが突き止める。
と言っても当時は想像。 証明されるのは
半世紀後のX線調査による。1929年。
もちろん全部が良い香りではないけど
象徴的に「芳香族」と名前がついた。
炭素6個に水素が1つずつ付いた
シンプルな「ベンゼン環」が基本である。
フラスコの中にベンゼン環を中心とする
なんやかやを混ぜたり熱したりして
色んな性質を持つ物質を作り出す事らしい。
ナンヤカヤがアーシテコシテ、スッタモンダ
の末シンジラレナーイ新素材がバクタン
していく過程はタブンコンナカンジ。↓
要するに、私が全く何も理解できないまま
日々様々な性質の新しい芳香族化合物が
生み出され続けている。
そして起爆剤となる発見の多くは
日本人によって 成されているのは感動だ。
しゅごい。
八面六臂より更に大活躍のヘキサゴン。
炭素の小さな分子から成る有機化合物は
薄く軽く、成形も自由なんだ。
こうしてガラスはプラスチックになり
鉱物顔料は合成有機染料へと変わったが
ただ1つ「炭素は電気を通さない」問題が。
しかし!
電気と無縁だった有機化合物が、近年
芳香族化合物の電荷伝達を利用する事で
有機エレクトロニクス=有機ELとなる!
確かにTVは薄い壁掛け型や、ペラペラの
フィルム型ディスプレイまで出来てたな。
構造にバリエーションを持たせにくい
無機化合物には真似出来ない芸当なのだ。
因みに炭素を含まない物を「無機化合物」
という。 。。そゆことかー! (例外アリ)
世界の構造を探求するはずだったが
そーかー。有機は炭素かー。
という恐るべき小学生理解に終わる。クソッ。