ニッコウキスゲと女峰山登山。 | My Rider's Chic

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OLの日々の雑多な日記。

 土曜日は毎年恒例の東武鉄道株主優待券消費の旅。去年はニッコウキスゲ観に行こうとしてタイミング失って無駄にしちゃったから、今年こそは行こう!と思い、何となくラン友さんをお誘いしてみた。理由はランナーだし私より全然速いから脚力問題なさそう、月間600Kmとか走られてるから私よりはるかに体力と根性がありそう、普段あんまり出かけていなそうだからお時間あるかも…など。登山という地味な苦行に向いていらっしゃる方かなとお見受けしてw

 

 ラン友さんのためにも株主優待券手に入れようとして失敗したのは先日木曜の話。前夜はまたワクワクして全然寝付かれず、睡眠時間は3時間半程度。それでもちゃんと3時半に起きて始発電車に乗り込んだ電車

 

 

 途中駅からラン友さんと合流して、そのまま東武日光駅へ。車内は登山やハイキングをされそうな方でいっぱいだったけど、駅から歩こうというのはうちらくらいみたい。バスの行列に並ぶ必要もなく、慌てる必要もないので悠々とトイレ行ったり身支度したりして、淡々と走り出しランニングダッシュ

 

 まずは霧降の滝までロードを走る。けどさっそく気づいちゃったよね。私、なんかすげえ疲れてるか、もしくは走力ガタ落ちしとるネガティブ この緩やかな上り坂を全然走れないよ…アセアセ 青梅マラソン年代別5位とか、せいよマラソン年代別4位とか、スイカロードレース年代別3位とか、なんかアップダウンのあるレース得意な風を装っていてすみません…登りはもともと死ぬほど苦手な上に、今全然走れない。4Kmもない距離を何度も歩いちゃった…無気力ガーン

 

 

 霧降の滝から先は山道に入る。4年前と同じコースを歩いてるんだけど、笹薮、こんなすごかったっけ驚き? そしてヒル泣くうさぎ!! これはもう断然ヤバイ。最近はヒル天国だって聞いて、一応ヒルよけスプレー持ってきたけど、効いてるんだか効いてないんだか。払っても払ってもヒルがたかってくる。そして私、馬鹿みたいに手足露出してる。一応ヒルを懸念して足首まで完全に覆うゲイターとシューズの上から装着するショートスパッツ装備してきたけど、露出した肌を食いまくられる〜驚きハッ

 

 私、芋虫が死ぬほど嫌いで無気力 ニョロニョロぶよぶよした生き物は大嫌いなの。触るどころか見たくもない。でも、そんなこと言ってらんない。自分で払わないとすぐに噛まれて血を吸われる。最後は素手で引っ掴んで投げ飛ばしてたからね…。通常モードの時は泣くほど嫌いなんだけど!! 幸い、すぐに気づいて払ってたから、前回みたいに血が止まらなくなるくらい出血するようなことはなかったけど、噛まれたとこは赤い跡ついちゃったよ…ガーン

 

 

 お話したりラン友さんのことを気遣うと、地図チェックがおろそかになる。何度もロストしたし、隠れ三滝のコースを歩いてるのに丁字滝見落とした…。玉簾滝と、

 

 

 マックラ滝はちゃんと行ったよ!

 

 

 霧降牧場の開けた笹原に出ればヒルいなくてあんしーんニコニコ 大山のあずまやでパンパンとか食べる。でも、森に入ったらまたヒル出てくる…。キイィィむかつきむかっ このコース歩いていたのはこの日2人くらいしか会わなかった…。

 

 

 霧降高原に着いて、レストハウスでトイレ休憩してからニッコウキスゲの咲く中、1445段の階段を上る。

 

 

 まんちーさんはサックサク登って行ってしまうけど、私はヒィヒィ言いながらゆっくり、ゆっくり。きつくて立ち止まってキスゲや風景眺めたりしながら、何とか頂上アセアセ

 

 

 ここから先はいよいよ登山。まずは赤薙山を目指す。この時間から登り出すっていうのがやっぱり一般常識からして大層遅い。小丸山の地点で11:20だからね。結構いろんな人に「今から驚き?」って聞かれて、ラン友さんに不安を感じさせてしまった。一応スケジュール立てて来てるんで、そんなに言わないで…もやもや

 

 

 いやしかし、ラン友さんはほんと速いなあ〜アセアセ どんどん先に行ってしまう。

 

 

 私は登りがアホほど苦手な上に、綺麗なお花とか見かけるとすぐにしゃがみ込んで撮影始まっちゃうんで、どんどん遅れていく。お一人だったらきっとサクサク登って下山しちゃうんだろうな〜(後にそうではないことに気づく)。

 

 

 女峰山山頂までの道は腕を使って岩をよじ登るような道になって来て、ほんとしんどいアセアセ でも、登り切った達成感と、山頂からの風景すごいんだよ〜乙女のトキメキということで今回ラン友さんをお誘いしてたんだけど、案の定、しんどくてもう二度と登山やらないとか思っていらしたらしいけど、山頂からの風景は感動してくれたので、本当によかったニコニコ

 

 

 あとは日光東照宮方面に降りるだけ!…のはずだったんだけど、ここで致命的な事実が発覚。私は下りが得意だけど、右足に不具合があって踏ん張りの効かないラン友さんは下りがとっても歩きづらい。特に岩場や砂礫など、難易度高いところが難しいみたい。ラン友さんの登りがあんまり速かったから、多少ペースが落ちると言っても、そこまでじゃないかなって思ってた。それに自分が下りが得意って言っても、一般的に比べて言うほどのアドバンテージではないと思ってた。別にそんな技術や身体能力が高いわけじゃないんで。

 

 4年前に自分が実際に歩いたペースを参考にスケジュールを設定して来たけど、登りで時間食って下りで取り戻す私の設定は、今回は通用しなくて、下りに入ってから一時は下山予定時刻がずっと22時超になっていて、実は死ぬほどあせっていた驚き

 

 帰りの電車がなくなることはもちろん、とにかく二荒山神社まで下山しないとトイレも自販機もない。結構暑くてドリンクはギリギリ。一応ヘッドランプは持って来ているけど、夜の山の歩きづらさはよく知ってる。鹿と猿は絶対いる。地面の掘り返しを見るとイノシシもいるかもな。あと熊クマ…近隣のキャンプ場が熊出没で去年閉鎖してたから、きっといるよな…驚きガーン

 

 

 楽しくハイキングしましょうニコニコってお友達を誘っておいて、下山時刻が22時超はありえないんだよ…。何を差し置いてもラン友さんを無事にご帰宅させなくては炎という責任感から、会話もなくなって無言でひたすら歩く。もしかしたら不機嫌に見えたかもしんないですが、そうではなくてとにかく必死でした。2年前の北岳思い出してた。あの時もアテンドしていただいたUさんが無言でひたすら歩いていて、私も口開いたら弱音が出そうで無言だったけど、きっとあの時のUさんは今回の私と同じように、何とか終バスの時間に間に合わせようと必死で歩いてくださっていたんだろうな真顔

 

 岩場や砂礫を過ぎて、単調な山道になってからは、ペースが復活して下山予定時刻が18時前後になった。やっぱりヤマレコ先生は極端に遅くなった一部のペースだけを評価して下山時刻を予想されてただけだったか…この先は難易度が高いところはもうないはずで、このままのペースを維持できるなら予定の18時半ごろの駅到着は確実だろう。ようやくほっとしておしゃべりできるくらいの余裕が出てきた。したらまた道ロストした…体力的に結構限界きてるところでほんとすみません…タラー

 

 無事に二荒山神社まで降りてきて、トイレも行けたし、自販機でジュースも買えた! やっぱ人里最高〜乙女のトキメキ だったら何でわざわざ怖くてキツくて危険な(3K!)山に行くの?って言われそうだけど、私は多分深刻なドMで、めちゃくちゃ抑圧されたところからの「登頂!クッソ気持ちいい!!」とか「無事下山!生きて帰れた〜ニコニコ」といった開放感が癖になっているんだと思う。あと、こうやってとことん不便さと恐怖を味わうと、普段の何でもない暮らしがとってもありがたくなるんだよw

 

 でも、そんなおかしな趣味を登山慣れしてない方にやらせたのはほんとに間違いだった。後から「これは通常の登山ですか?」ってラン友さんに聞かれたけど、よく考えたらこれ、相当キツくてヤバいコースだった。総距離33.5Km、獲得標高2,355m、道中に山小屋や売店、トイレもなく、おまけにあんなにヒルに襲われまくったのは私でも初めてだった…。実際、4年前に初めてこのコース行った時、私は「女峰山キツすぎ、2度目はないな…」って思ったのなんか忘れてた…。

 

 これが初本格登山とか、下手したら登山嫌いになられてもおかしくなかったけど、ラン友さんは「確かに辛かったけど、山頂からの風景は素晴らしかったニコニコ」と、ちゃんと楽しかった部分は楽しんでいただけたみたいで、ほんとによかった…乙女のトキメキ でも途中で半分本気で、明日の新聞に遭難記事が載ることに思いを巡らせていたらしい驚きアセアセ

 

 

 帰りはなるべく早く電車に乗りたかったので(お互いおうちが東京とか埼玉なんでアセアセ)、コンビニで食べ物とか缶チューハイとか買い込んで、電車で打ち上げ。前はボックスシートの電車だったけど、今は普通の車両しかなくて、それでもまあそんなに混んでなかったから飲食できてよかった。朝からおにぎりとかパンとかをかじるだけの食事しかしてなかったから、ほんとに美味しかったよだれ ご飯が食えるって素晴らしい…。

 

 翌・日曜はいつもご一緒してる月例赤羽マラソンの予定だったけど、電車内でHP確認して雨で中止と見たので「じゃあ明日はお互い家でゆっくりしましょうね」ということになり、マジでよーく寝たふとん1 アラームかけずに自然に起きるまで寝て、起きたら雨傘そんな降ってなかったけど、筋肉痛ヤバ過ぎたのでそっこーでジョグすら諦めて家でのんびりしてましたニコニコ

 

 とりあえず今年初登山。そして登山不慣れな方を初アテンドした。一応誘った立場として、自分にやれることはいろいろやろうと、食料とドリンクはいっぱい持って行ったり、登山届はしっかり2人分出したり、ヘッドランプやヒル避け、熊鈴、笛といった登山グッズはしっかり持って行ったつもりだったけど、反省点はいっぱい。

 

 

 私はおしゃべりや同行者の方の様子に気をとられるとルート確認がめちゃくちゃおろそかになる。一人だとやらないようなコースロストを何回もした。そして、人によって得意不得意とか、体質・脚質とかが全然違う。今回、私とラン友さんで区間によってペースが全然違ったために予定のスケジュールが狂いまくって超絶あせってしまった。どういう状況にも対処できるよう、スケジュールはしっかり余裕をもたせる。正直、もしこれで途中でラン友さんが体力か精神力が尽きてしまっていたら、私にはどうしようもなかった。たまたま心と体がお強い方だったから何とかなった。

 

 今年の夏は数々のお誘いを断りまくってちょっとハードな登山の旅に出ようと思っているので、その手始めとして女峰山は良いトレーニングだった。これでここまで筋肉痛になるとか、山筋弱ってんな。また体づくりからやっていかないと! 7月ももう一回くらいどっか登れたらいいな〜ニコニコ

 

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