先日、テレビで
上杉謙信の名前を聞いた時です。
『はるちゃんの敵!』
タルが叫びました。
タルの言う『はるちゃん』とは、
武田信玄のこと。
約1年前、武田神社へ参拝に行って以来、
タルは『はるちゃん』と呼び、
武田信玄が大好きなのです。
『はるちゃんに会いたいなぁ。
ママ、はるちゃんとこ連れてって!』
連れて行ってあげたい気持ちはあるのですが、
今年はまだ箱根も行けてないし、
ライトは怖がるし…
簡単には行ける距離でもありません。
「はるちゃん来てもらったら?」
軽い気持ちで言ってみたら…
『はるちゃんの御守りないもん。
遠すぎて御守りないとはるちゃん来れない。
はるちゃんの御守り欲しい!』
神様や、神様として祀られている存在は、
御神札や御守りを窓口とします。
ライトの元へ、
『事ちゃん神様』や
『将門さん』が来てくれるのも、
御守りを持っているから。
タルにも『事ちゃん神様』は、
御守りを持っているので来てくれます。
氏神様は、土地の神様なので、
守護する範囲であれば、
御神札はなくとも行き来は可能です。
御神札も祀っていない。
御守りも持っていない。
それで神様が来てくださることは、
まず有り得ません。
絶対とは言わないですが、
限りなくゼロに近いです。
御神札も御守りもないのに来てくださるのは
それはよっぽど縁が深い神様。
うにょ神様(大物主大神)が
ライトのところに来てくれるのも、
地元に帰った時だけです。
普段の生活拠点にいらっしゃることは
ほぼないです。
むしろ、うにょ神様の場合、
御神札もってないのか、
と言われそうですが、
神棚に入れられるタイプではなく
貼るタイプなので。。。
(神棚に入れられるタイプの御神札は
作ろうと思っています)
窓口がないので、
普段からいらっしゃることはありません。
加護がついてるので、
私に何かあれば伝わるようですが。
私の場合、神職なので、
神様が浄化をして欲しい時などは
呼ばれたりもしますが、
まぁだいたい遣いが来て
連れて行かれます。
神様が“わざわざ”足を運んでくださる。
なんてことは、なかなかないです。
神職は、神様と人との仲執り持ちとして、
神様と契約を結んでいるので、
御神札や御守りがなくとも、
神様からのメッセージを
思念として受け取ることはありますが、
相当仲良くなって、
1日案内してくれるほどのはるちゃんですら、
御守りがないのでタルとは話せないのです。
タルのところへ来られないのです。
神様が簡単に縁を結んで
メッセージを伝えることなどありません。
もし、自分のところへ
御神札も御守りもないのに
メッセージを伝えに来てくださる神様がいる。
という方がいらっしゃれば、
本当に神様かな。
疑ってみてください。
それが悪霊の類だった場合、
闇堕ちしてしまうので、
引っ張られないよう、
お気をつけください。
神様の守りは平等にあるので、
守護の話は別として、
今日のブログは
神様がメッセージを伝えるかどうか、
の話として捉えていただけると幸いです。
『神様からのメッセージ』
『パワースポット』
『ご利益があります』
そういう言葉に飛びついて、
神様の本質、
神社の本質を見失っていませんか?
神社は祈る場所です。
願う場所ではありません。
映え目的で行く場所でも、
観光名所でもありません。
神様のことが好きな人。
スピリチュアルが好きな人。
スピリチュアルなことをしている人。
神社が好きな人。
神社が好きで神社巡りをしている人。
そういう人の中に
どれだけ本質を見て
神様に祈りを捧げている人がいるでしょう。
今までブログを書いてきて
気づいたことがあります。
神社で奉仕している記事と、
神様からのメッセージを伝える記事。
後者の方が読まれています。
本当に神社に興味あります?
そう言いたくなります。
小さな神社だって、
大きな有名な神社だって、
神様がいることに変わりはないし、
神職だって奉仕する心は変わらない。
(一部儲けに走ってる神社もありますが)
大きな神社ばかり行くより、
小さくても身近な神社へ日々通うこと。
日々の感謝を伝え、祈ること。
その神社の例大祭。
お祭りというのは、
一年のうちで一番神様が輝く時。
有名な神社で、
多くの人が願いすぎて
神様が疲弊してしまっている神社より、
氏子さんに大切にされてる小さな神社の方が、
神様のパワーは強いこともあります。
もちろん、
有名な神社にも行ってください。
でも、有名ではない神社にも、
素敵な神社はたくさんあります。
奈良県の、穴師坐兵主神社だってそうです。
うちの琴平神社だって…。
すごく素敵な神様で、強い力を持った存在。
そんな神様が見向きもされない。
そのことが悲しいです。
神様に祈るフリして、
願うだけだったり、利用することも。
そんな表面だけ繕うのはやめませんか?
神様へ祈る。
祈り続けることによって
神様の力は増大し、
私達にも力を貸してくださるのです。
神様への祈り方は
ライトも話してくれているので、
まだお読みでない方は読んでみてください。
春のお祭りは、
1日目の夕方に、
岩田八幡宮の春祭りと
琴平神社の宵祭。
2日目の午前中に
琴平神社の例大祭が執り行われます。
神様のお力は、
みんなに平等に行き渡るべき。
そう思っているので、
修祓(大麻:おおぬさでのお祓い)の時に、
タイミングよくご参拝をされた方には
声を掛け、お祓いだけはしています。
当神社は、
境内に2つの神社が並ぶ
少し珍しい場所。
元々は琴平神社の境内。
その中に、別の場所にあった
岩田八幡宮が移築されました。
元が琴平神社の土地なので、
琴平さんの神様の力が強いんですね。
氏神様は岩田八幡宮ですが。
祭式の最中、意識して視ると、
八幡様の中に蛇さんの姿が!
『元が琴平の土地だからな。
我の世話も蛇がしてくれておる』
とのことでした。
20年、奉職していて初めて知りました。
それだけ力が付いてきたというか、
戻ってきたということなのでしょうが。
春は琴平神社の例大祭。
それなのに…
琴平さんにお供えされたお酒は4本。
うち1本は私。
年々参拝される方も少なくなり、
寂れていく一方。
ライトが天狗さんに聞いたところによると
『参拝する者も減ってきたし、
引っ越そうかと考えている』
とのこと。
天狗さんいなくなったら
今以上に寂れます。
今までは出来る限り運営に口出さず
お守りなども昔からのものだけでした。
でももうそんなこと気にしていられません。
お宮の存続に危機感を持っているので、
御守りやおみくじを変えたり、
氏子さんや崇敬者の方々が
参拝に来たいと思ってもらえるよう
変えていきたいと思います。
ライトが作ってと言っている
ペットお守りもそのうちの一つ。
お正月など、
犬連れで参拝に来られる方も増えているので、
作りたいなと思っています。
うちの神様…
うにょ神様(大物主大神)
昔は三河、遠州と
広い範囲に崇敬者がいたので、
力の強い神様です。
年に数回と言えど、
私が大祓詞を唱えているので、
パワー有り余ってます。
実は最初の頃は
神様の力も弱まっていました。
今はその頃と違い力は強いです。
お近くにお越しの際は、
ぜひ足をお運びください。
今年も無事に
琴平神社の例大祭を
終えることができました。
昨日の時点では、
本日の天気は雨。
例大祭の時間は
かなり激しい雨が降る予報でした。
装束が傷むから嫌だな…と思いつつ、
式典の最中は雨が止む、
もしくは小降りになる気がしていました。
朝は雨が降っていましたが、
神社へ行く頃には雨は止みました。
ライトと神社でお花見🌸
琴平神社の奥宮にて。
空を見ると、陽が差してきました。
(太陽の下に見える屋根は琴平神社)
ライトを帰した後
(じいじに預かってもらっていました)
雨が降ってきたのですが、
例大祭が始まる時間には、
また雨は止みました。
宵祭が終わり、
本祭までの夜の間は
雨が降り、本祭には雨が止む。
この雨は、大神様が降らしてくださった
恵みの雨のように感じました。
今年も無事に開催できたのは、
ありがたいことです。
神様に感謝すると共に、
皆様のこれからのこと、
祈念いたします。
また詳しいことは明日以降に書きますね。











