長男のジェームスがニュージーランドの高校に入学するために、昨日旅立ちました。

3月に中学を卒業予定だったので、3月の終わりくらいに日本を発つ予定をしていましたが、

ニュージーランドの年度始まりに合わせた方が、今後のためにもいい!とニュージーランド側から薦められたので、急遽出発する形になりました。

日本の中学は卒業式には出れないものの、幸い出席日数は足りているので卒業はできるということでしたので、今まで風邪ひとつひかないで休まずに3年間通ったことは、何よりも良かったです。(^^)

それにしても急な決断だったので、この1週間で色々な申請書類やら航空券の手配やら、持って行く洋服やら、お世話になった方々へのご挨拶やら、色々な準備を一気にしなければならず、目が回りそうでしたが、ジェームスがニュージーランドに今日お昼頃無事着いた、という知らせをホームステイ先から受けたので、これまでの睡眠不足と気疲れが一気にふっとんでいった感じです!(^^)




次男のジョンとセントレまでお見送り・・・



さて、今回のことで私自身も色々なことを学びました。

特に日本とニュージーランドやオーストラリアの教育制度がかなりちがうのは、非常に興味深いというか、日本の教育も見習う点がたくさんあるのでは?と感じましたので、ここでみなさんにご紹介させていただきたいと思います。


ニュージーランドの学校教育は,義務教育は6歳~16歳ですが,5歳になると小学校への入学が許可されるため,ほとんどの子供達は5歳の誕生日の翌日から小学校に入学します。児童,生徒は個別に入学するため,ニュージーランドの学校では入学式がありません。

ニュージーランドの学校は,日本とは季節が逆で,夏休みが終わる1月下旬から1学期が始まり,12月中旬に終わります。次年度が始まるまでが約1ヶ月半の長期の夏休みです。

(4学期制で学期と学期の間に2週間ほどの休みがあります。)


日本は大学に入学するまでに12年間の教育期間がありますが、ニュージーランドは

Year 1( イヤーワン)からYear 13(イヤー13) までの13年間になります。

★初等教育の小学校 (Primary School) 

(5歳~10歳・Year1~6) <6年間>


★中等教育の中学校 (Intermediate School or Middle School) (色々な呼び方がある)

(11歳~12歳・Year7~8) <2年間>


★高校(Secondary School or College or High School) (色々な呼び方がある)

(13歳~17歳・Year9~13) <5年>


11年生 (15歳の学年) から年に一度,全国統一学力試験 (The National Certificate of Educational Achievement 【NCEA】)を受験します。レベルは1~3まであり,レベル3の評価により進学する大学が決まります。


❤日本のように高校受験や大学受験という制度はなく、学校での成績と年1回の実力テストで自分のレベルを知ることになるので、個人個人がそれぞれ自分の目標に向かって自分のペースで勉強することができるのはいいですね。


授業は月曜日から金曜日の週5日行われ,1時限60分の授業を,小・中学校は5時間,高校は4~5時間受けます。教科は,小・中は数学,国語,体育,理科,社会が必修となっていますが,高校になると,必修科目はほとんど無く,選択科目がメインとなります。

日本の学校と比較して,Media Studies(メディア学)・Café Cuisine (カフェの料理)・Maori Language (マオリ語)・Drama(演技)Film Making (映画製作)・Art History (美術史)・Photography (写真)・Computer Graphics (コンピューターグラフィックデザイン)・Gate Way (就業体験)などユニークな科目やMusicやデザインなども専門的なコースがたくさんあるので、自分の好きなことや得意な分野を早い時期から楽しく伸ばすことができるように工夫されているようです。


生徒たちは高校生になると学校のある平日はみんな3時間くらいは家で勉強しているみたいですが、週末は家族と一緒に過ごしたり、マウンテンバイク、トレッキングに出かけたり、友達と映画を観にいったりしてそれぞれゆっくりとした時間を楽しんでいます。

夏休みには家族でBBQをしたりパーティーをしたり、キャンプに出かけたり、モーターボートで遊んだりと、アウトドアを思いっきり楽しんでいる人が多いです。


という感じで、日本の学校教育制度とは少し違いますね。

どちらがいいのか一概には言えませんが、それぞれ個人の能力を伸ばせる教育を重視している点ではやはり、ニュージーランドから学ぶところはたくさんあると思います。


日本の教育は【英語教育】も合わせて、全体的にこれからもっともっと改革が必要だと改めて感じているところです。