クラス落ちで
塾にクレーム??

 

娘:じゃじゃ馬。小4。早稲アカY44→?
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じゃじゃ子(進行中)、中受心得(進行中)
虎の巻(進行中)、開成の深海魚(完結)
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いろいろな人がいるなあと思います。クレーム自体は、正当なものも、その企業の改善に必要なものも、要は有用なクレームもあります。ただ、自分の子の成績が満たなくてクラス落ちしたことに対してクレームを入れる親がいるという事実。いやはや恐ろしい事実です。

それって子供のためになるのですかね??
実力が足らなければそのクラスで頑張った方が基礎も身に付きます。もしミスしまくって落ちたのなら、次を頑張るという本人への良い薬になります。そういった、子供にとって許容範囲内のストレスは本人の成長にもつながります。
私はクラス分けの結果のクラスで勉強するのが、本人にとって一番だと思っています

人は失敗から学びます。親が子供の歩む道の小石を取り除き過ぎて、子供の失敗を排除してゆくこと、それはつまり子供の失敗する権利、ひいては成長する権利を奪ってしまうことにもなりかねません。

また私には、どんな事情があろうとも、クラス落ちでクレームを入れる親がいるというのが信じられません。

そんな事で親が塾にクレームをいれたことを子供が知ったらどう思いますかね?
「パパ、ママ、私のために有難う!」なんて思いますかね?
「まじかよ、なんでそんなことするんだ。恥ずかしいから止めてくれ。」と思うお子さんがほとんどではないでしょうか。

下手をすると、【自分の思い通りにならなかったらクレーム言えばいいんだ!】って価値観を植え付けることにもなりかねません。そうなったら、将来苦労するのはお子さんですよ。

すみません。職業柄、とんでもない価値観の方に対応しなければならない事もあり、ついつい熱くなってしまいました。

 じゃじゃ子
小4カリテ下③④結果

 

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じゃじゃ子はカリテBコースです。クラスはSSですが、前回の組み分けテストが基準に満たなかったので、次の組み分けテストで基準(偏差値56)に満たなければ、クラスも落ちることになります。

カリテ後のじゃじゃ子の所感。
算数:今回駄目っぽい。
国語:今回も解き終わったよ。90点いってるかも。
理科:全部書けたよ。
社会:全部書けたよ。


さてさて結果です。


全体:今回は平均点が高めですかね。算数爆死しましたが、他に助けられて週報にのったのでご褒美もゲットですね。算数以外が引っ張ってくれるなんて、今までありませんでしたので、私としても嬉しいです。ご褒美はゲーセンでクレーンゲーム500円分らしいです。

 

算数:今回爆死しましたね。ミスも多かったけれど、それ以上に習熟不足ですね。組み分けまでに形にしないとですね。オーソドックスに演習問題集の間違えた問題の解き直しかな。

国語:今回も謎にちゃんとできていました。本人もご満悦。前回のカリテ結果でも述べましたが、国語が良くなる要素は思い浮かばないので、なんで急に良くなったか謎です。だた、もともとじゃじゃ子についての初めの頃のブログでも述べていましたが、読解力は息子よりあると踏んでいたのです。読書は全くしませんが、語彙力も悪くない(小さいころから物怖じせずにおじさんたちとしゃべるので、会話から取得してるものと思われます)。ですが、今までの国語の出来は、息子よりわずかにましな程度でした。もともと私が想定していた程度の出来になった印象です。
単に慣れたのか?はたまた、文章を読む速度が上がったのか?
まあ、組み分けの文章題2題をまともに解くには、まだまだ速度・読解力ともに不十分だと思いますので、多分組み分けでは、まだまだ駄目でしょう

理科:まあこちらもミスは変わらず。

 

社会:記憶が苦手で嫌いでしたが、カリテとはいえ社会満点は本人も相当に嬉しかったようです。社会が良くなったのは、単にちゃんと覚えたってことなのですが、ちゃんと覚えるに至ったには理由があります。今度ブログでお話ししようと思います。

やることは何も変わらず、早稲アカの宿題をちゃんとこなして、じっくり焦らずにコツコツですね。地道に基礎を築いてゆくのみです。以前からお話ししている、勉強に向き合う姿勢、こちらも少しずつ根気よく改善してゆきたいです。

 じゃじゃ子
極稀に出る本気

 

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9月の連休は4年生には嬉しいですね。6年生だと勉強に充てるしかありませんが、まだ4年生。たっぷり遊びに使いました。

  • 土曜までに、頑張って宿題をほぼほぼ終わらせる。
  • 日曜は江戸川の遊船に家族でハゼ釣りに。
  • 月曜は私は朝から翌日の朝まで仕事。じゃじゃ子は、妻に残りの社会の勉強を見てもらって、終わったら妻とゲーセンに行って良し!という事にしていました。


実はゲーセンには、じゃじゃ子のお友達がいます。70歳過ぎの名前も知らないおじさんなのですが、いつの間にかじゃじゃ子はおじさんと意気投合。午前中に行くといつもいるので、オジさんを見つけると二人で一緒に遊んでいます。おじさんも、「おじょうちゃんは、次いつ来られるの?連休あるよ!」とか、心待ちにしてくれています。以前、商店街のおじさんたちとも仲良くなっているってお話をしましたが、こういうところ凄いよねと思います。おじさんキラーかよ。


さて、月曜は残りの勉強を終わらせないと、ゲーセンに行けません。そして早く行かねば、おじさんが帰ってしまうので、一緒に遊べません。そうなるとじゃじゃ子は本気モード。妻曰く、恐ろしい集中力を発揮して普段の2倍速で終わらせて、10時半にはゲーセンに着いたとのことでした。そして、おじさんも居て、午後3時まで一緒にたっぷり遊んでいたと。メダルは400枚くらい増えたようです。おじさん、普段は昼前に帰るようですが、じゃじゃ子がいると時間を延ばして遊んでくれます。おじさんも子供が好きなのでしょうね。

ということで、このスーパーじゃじゃ子さんを普段から出して欲しいのですが、やる気とニンジンが組み合わさった時の激レア発動なのでしょうね。

 中学受験が原因で離婚?

 

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ときに、中学受験が家庭内不和の原因に!のようなタイトルの記事を見ることがあります。中学受験で離婚する夫婦があるという話も。

でもこれって、根は中学受験が原因ではないと思っています。漫画二月の勝者で桂先生も同様のことを述べていた気がしますが、”中学受験で破綻するような夫婦関係は、元から破綻している”と思っています。

 


夫婦関係において(というか人間関係全般において)、

  • お互いがお互いを尊重すること
  • お互いに歩み寄って価値観をすり合わせること

これが重要だと個人的には思っています。だって、別の環境で育った別の人間なわけで、考え方は似ている部分もあれば、異なる部分もあると思います。これができないと、パワハラ、モラハラの類が発生する素地になると思います。

中学受験において、家族一丸となるために色々と話し合う事も必要でしょう。夫婦喧嘩をすることもあるかもしれません。夫婦で温度差が合って、伴侶の考えにやきもきする事もあるでしょう。でも、その伴侶が子供のことを愛しての言動であった場合(ネグレクトであった場合は除きます)、価値観が違うだけで、きっとその伴侶の言うことにも一理あるのだと思います。しかし、そこですり合わせが出来ずに破綻する・離婚するような関係であったならば、それはきっと別の事でも離婚していると思います。

あ、一概に離婚することが悪いと思っているわけではありません。時にはどうしようもないこともあります。性善説で考えれば、人間話し合えばどうにか分かり合って歩み寄れます。しかし、そういった人間ばかりではないのもまた事実です。
時には子供や自分に危害が及ぶような伴侶の場合もあるでしょう。そういった場合は、迷わず離婚すべきだと思っています。

 理科:人体
動脈と静脈について

 

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理科の範囲で、人体の動脈と静脈が出てきました。壁の厚さや弁の有無について、丸覚えしては駄目です。どっちがどっちか分からなくなります。お子さんが悩んでいたら、下記説明をしてあげて下さい。
また高学年用の動脈血・静脈血、心臓の弁の話しもしておきますので、高学年のお子さんをお持ちの方もご参考になれば。

動脈:心臓から送り出される血が通る血管
毛細血管:動脈と静脈をつなぐ血管
静脈:心臓に戻ってくる血が通る血管

動脈はその名の通りドクドク動く血管です。心臓はハイパワーで継続的に全身に血液を送っています。首の血管、足の付け根の血管、手首の血管、お子さんと一緒に触れてみて下さい。ドクドク脈打っていますよね。それだけのパワーで血を送り出しているんです。水道から勢い良く送り出すホース、素材が薄くてもろかったら、破けますよね?。だから動脈の壁は圧に耐えられるよう厚いんです。勢いが強いから、逆流防止の弁は不要です(心臓の弁の話しは、より高学年で)。

動脈→毛細血管という細かい血管によって、体の隅々の細胞まで酸素と栄養を運びます。細かいので、当然血の勢いは弱くなります。その毛細血管から、血が静脈に集まってきます。毛細血管を通ってきたので、血には勢いが足りません。その名の通り静かな血管です。ゆっくり流れて心臓に戻っていきます。体の表面から見える青い筋、これが静脈です。触れても脈うっていませんよね。勢いが弱いからです。当然、壁は薄くても問題ありませんし、勢いが弱いので逆流しないように弁が必要になってくるのです。


ここからは、今の範囲ではなく、もっと高学年用の知識になりますので、4年生のお子様をお持ちの読者の方は不要です。

間違え易いのが、動脈血と静脈血、動脈と静脈の関係性です。
動脈:心臓から送り出される血が流れる血管
静脈:心臓に戻ってくる血が流れる血管
動脈血:酸素を多く含んだ血
静脈血:酸素が少ない血

上記は決まりです。絶対に覚えて下さい。

 

その上で考えると、その後は覚える必要はありません
肺動脈:心臓から肺に血が送りだされる血管。全身から戻ってきた血が右心房→右心室→肺に行くので、動脈だけれども酸素の少ない静脈血
肺静脈:肺で酸素を取り込んだ血液が心臓に戻るので、静脈だけれども、酸素の多い動脈血
大動脈:肺静脈→左心房→左心室→大動脈なので、酸素が多い動脈血
大静脈:全身に酸素を消費した血が集まって心臓に帰るので、酸素の少ない静脈血

心臓の弁が必要な理由:心臓から、肺動脈や大動脈に血が送られますが、相当量の血が送られるため、大動脈や肺動脈が拡張します。それが縮むときには当然両方の方向に血が流れます。また心室が収縮するときに、心房に逆流しないようにしないと、肺動脈や大動脈に血を効率よく送れません。つまり、心臓に弁が無いと逆流を防げず心臓に負担がかかりすぎてしまうため、弁が必須なのです。ちなみにその弁の機能が悪くなると、弁膜症という病気になって、悪化すると心不全を起こします。
過去に心臓の弁の向きを問う問題が中学入試で出題されたことがありますが、血の流れの方向を理解していれば覚える必要はありません。知識ではなく、理解の有無を問うた問題だと思います。

丸覚えではなく、背景にある理論・論理を理解して整理しましょう。

 

 小5終わりにはクラス固定?

 

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良く聞く、【小5の終わり頃にはほとんどクラスや学力が固定する】。これは真実でもあり、真実でもないと思っています。

ある程度みんなが気合を要れて同じ速度で走り出す頃(勉強時間に差がなくなってくる頃)には、平衡状態になってくる=みんな同じような傾きで学力が上がってくるため偏差値の変化が少なくなってくる。また扱う問題の難易度も上がってきており、地頭による層別化もある程度進んでいる。
クラスが固定される

しかし、その固定化が進む中でも伸びてゆく子と沈んでゆく子が一定数いるのもまた事実だと思います。
 

伸びる子

①良い意味でも悪い意味でも余裕があった、精一杯ではなかった子。つまり、真剣に周りと同じくらい頑張っていたら、もっと良いクラスにいられたであろうに、そこまで真剣にやっていなかったがゆえにその位置にいた。その子に火がついて真剣になって取り組み始めたってパターン。
応用力がある子・考える力のある子。更に問題が難しくなっていった際に、みんなが出来ない問題が解けるために、相対的に上がってゆくパターン。
精神的な成熟が進み伸びるパターン(算数の抽象概念や、国語の読解力や記述力に影響する印象)。
 

沈んでゆく子

長時間勉強で成績を出していたが、みんなの勉強時間が増えてきて、相対的に下がってゆくパターン。
解法の暗記で何とか乗り切っていたが、応用問題が増えてくるにつれて対応できなくなるパターン。
③ずっと頑張りすぎて走り続け、最後まで持たずに疲れて頑張れなくなるパターン。

 


我が子がどうなってゆくかなんてわかりませんし、我が子ゆえに主観や希望的観測もあって、尚更正常に判断できません。結局未来のことなんて、誰にも分かりませんしね。ただ私の中で真理だと持っていることは、

 

基礎知識や理解を伴った基礎学力、
そして論理的思考力は、
たとえ中学受験が
どのような結果になろうとも
今後の本人の礎となる。

 

ってことです。先のことを気にしても仕方ありません。じっくり焦らずコツコツと。

 

 

 中学受験で
地頭が
支配的要因である理由

 

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最終的な学力は

地頭
受けた教育
本人のやる気

によって決まってくると思っています。これは、自身の経験、塾講師アルバイトの経験、子の受験の経験、からの私の答えです。飛行機に例えて、地頭=右の翼、受けた教育=左の翼、やる気(継続して学習に取り組む地メンタル力)=エンジン、と考えると分かり易いかもしれません。

 

どれが欠けても上手く高く飛ぶことは困難で、その主原動力は【本人のやる気】なわけです。

 

小学校ではなんだかんだ言って、多くの子供はまだ親の支配下にあります。また、受験が近づくに連れて、周りの子も真剣に取り組んでいくようになります。塾の先生による鼓舞もあります。まだ自我も目覚めきっていません。つまりは、いわゆる洗脳状態的に勉強に取り組むことが可能なことが多く、強制的にある程度のやる気・気力が担保されることが多いと思います。

エンジンという動力は確保できます。

 

また基本的にどこの塾に行こうとも、きちんとした教育が提供されます。

左の翼が確保されます。

 

となると、残るは右の翼。そうつまり、【中学受験においては地頭が支配的な要因】ということになるわけです。

 

私の半生を振り返ってみます。

桐杏学園と教育ママによって良質な教育は確保されました。周りがみんな必死にやっているという環境、桐杏学園の先生たちの鼓舞、鉢巻巻いてエイエイオーによって、やる気も高い状態で担保されました。地頭もありました。

→中学受験は成功しました。

 

中学受験後は沈没です。もともと地メンタル力が低く、思春期となり自我も目覚めた私は、遺憾なく怠け根性を発揮しだします。今の開成は知りませんが、私の頃は、頭の良い子が集まるから進学実績が良いだけで、学校の授業の質は予備校に大きく劣りました。基本的に自由主義で、怠けて全然勉強しなかったとしても、補習や講習は無く放任でした。

エンジンはエンスト状態、左の翼ももげ、飛ぶ事もできずに深海魚として長く漂うことになったわけです

 

中学受験後は、地メンタル力はかなり重要だと思っています。しかし、地メンタル力もまた、遺伝的要因が大きいようにも感じます(両親の性格、私と弟の性格、甥っ子たちの性格、息子と娘の性格を見るに、勉強に向き合うメンタル力も遺伝要因強くね??と思ってしまいます)。単に私が駄目なことへの自己防御的な感想かもしれませんが

 

ということで、私が【中学受験で地頭が支配的要因】と考える理由についてお話しました。

 

*地メンタル力という言葉は、【うーたんパパ】さんのブログから借用させて頂いております。

 


 計算力は必要か?
公文やそろばんは必須か?

 

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当たり前ですが、中学受験に(とういうか高校受験にも大学受験にも)計算力は必須です。
限られた時間内で問題を解かなければいけない以上、計算が正確で速い方が有利です。同じ考える力の子で、計算が速い子と遅い子がいた場合、当然速い子の方が点数は良くなります。

つまり、中学受験である程度のところを狙う以上、計算がある程度できることは必要条件です。しかし、当たり前のことながら十分条件ではありません。なぜなら、いくら計算が速くても、考える力がなければ上位校は狙えないからです。

では、そろばんや公文はどうでしょうか?
少なくとも、やっていてマイナスになることはないと思います(お子さんによっては、同じことの繰り返しで嫌がってしまうといったことはあるかもしれません)。

 

ただし、中学受験にとって、そろばんと公文は、必要条件でもなければ十分条件でもありません

 

そろばんと公文をやっていなくても、塾の宿題の計算練習を積んでいれば、普通に最難関校の入試に対応できる計算力は身に付きます。つまり、そろばんと公文は必要条件ではありません
また、そろばんと公文をやっていても、中学受験に必要な計算力がつくわけでもありません。中学受験では、計算の工夫が必須になり、如何に効率良く楽に計算するかといった訓練も必要です。つまり、そろばんと公文は十分条件でもありません

まとめると、中学受験(特に上位校)において、

  • 計算力は必要条件であるが、十分条件ではない
  • そろばん・公文は、必要条件でもなければ、十分条件でもない

ということで、計算力は必要ですが、別にそろばんと公文をやっていなくても大丈夫ですよ、というお話でした。

ちなみに、じゃじゃ子は未だに九九を間違えやがります。さすがに頼みますよ、と思いますが、父も計算ミスが多かったので人のことは言えません。

 じゃじゃ子
小4カリテ下①②結果

 

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9月1日の組み分けで芳しくない結果だったため、カリテはBコースになりました。夏前にCコースになって、カリテを一度も受けないうちにBコースに落ちたので、Cコースカリテ未経験です。カリテって四谷が早稲アカ用に作った専用のテストだったのですね。息子はカリテを受けていなかった事もあり、先日初めて知りました。四谷生は週テストなのか。

次回の組み合わけで基準に満たないとクラス落ちですが、まあそうなったらそうなったで仕方ないですね。クラス分けの結果のクラスで勉強するのが、本人にとって一番です。実力が足らなければそのクラスで頑張った方が基礎も身に付きますし、もしミスしまくって落ちたのなら次を頑張るという本人への良い薬になるわけですし。私の価値観では、それでクレームを入れる親がいるというのが信じられません

すみません、前置きが長くなりました。Bコースカリテの結果です。

テスト後のじゃじゃ子の所感。
算数:85点だと思うけど、やっちゃった。100行けたのに。
国語:なんかね、謎に今回は解き終わって、時間も余った。
理科:全部書けたよ。時間余った。
社会:全部書けたよ。時間余った。

毎度の事ながら、じゃじゃ子の全部かけたよ、は当てにしていなかったのですが。
さてさて結果です。

 

全体:初めて、本人の言ったようにちゃんとできていました。身バレ防止で、点数と偏差値は伏せました。Bコースではありますが、現時点として十分な成績だと思います。
算数:宣告通りの点数でした。終盤の正答率が低い問題が解けていたのは偉いです。中盤でのミスで失点。確かにこれは満点いけたかな。悔しさを覚えてくれると良いのですが。
国語:謎にちゃんとできていました。いつもは解き終わらないのですが、今回は時間が余ったとのこと。なぜでしょうか。夏休みも、塾の宿題しかやっていないですし、読書も学校の宿題の読書感想文のための1冊のみ(生まれてこのかた、宿題以外で本を読んだことは一度もありません。親もそうだから仕方ないけれど。)。読むのや解くのが速くなる要因は無いと思うので、まーたまたまかなと思います。
なんかコツをつかんだのだったら嬉しいのですが。
理科:今回はちゃんとできていました。
社会:間違えたところは問題文をちゃんと読んでいずに、間違えていました。時間が余ったなら、見直して欲しいものです。

テスト見直しをしている時に、落書きを発見。ナニコレー?と聞くと、テスト中に時間余ったからお絵描きしていたと。そういうところだよ、マジで。テスト中に時間が余ったら、1点でも多くとるために必死で見直すだろ。と、思いましたが、グッとこらえました。本人がそのうちに気が付くでしょ。

 

表彰状をゲットですので、ご褒美ゲットです。じゃじゃ子はいたく喜んでいました。良かったね。


やることは何も変わらず、早稲アカの宿題をちゃんとこなして、じっくり焦らずにコツコツですね。地道に基礎を築いてゆくのみです。強いて言えば、以前からお話ししている勉強に向き合う姿勢、を少しずつ根気よく改善してゆきたいです。

 偏差値は水物の意味
(間違えている人多いです)

 

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≪偏差値は水物≫

 

受験業界でよく言われることで、私も全く同感です。しかし、これ、解釈を間違えている人が結構いるようです。

 

  1.  ごく一部の人の出来で大きく変わることがあるから
  2.  わが子の点数が同じでも他の人の出来で変わってしまうから

と解釈されている人もいると思いますが、これは間違いです。

  1. ある模試において、ごく一部の人の出来で、ある点数の偏差値が変わるなんてことは起こりえません
  2. 我が子の点数がいつもと同じだが偏差値が下がったならば、それはそのテストでは我が子の出来がいつもより悪かったことの証左です。


ごく一部の人の出来、そんな事で左右されるような曖昧な統計値を塾は使いません。サンプル数が十分に多ければ、偏差値はその時のその子のそのテストでの立ち位置を正確に表してくれます。

ここで重要なのは、

  • 充分なサンプル数
  • その時のその子のそのテストでの立ち位置

の2点です。

極端な話、例えばクラス20人で偏差値を出すなんて事をしたら(そんな事に意味はありませんが)、本人がいつも通りでも、ごく一部の人の出来で、偏差値は大きく変わります。これはサンプルが少ないから生じることです。
しかし、例えば組分けテストや合不合テストといった極めてサンプル数が多いテストでは、一部の人の出来・不出来などは、希釈されて影響は0に極めて近くなります。サンプル数が十分に多ければ、分散や標準偏差、そこから算出される偏差値において、極一部の人のデータはわが子の偏差値に影響を及ぼさないのですそのための統計であり、偏差値ですからね


対して、我が子個人で考えた場合はどうでしょうか?
その時で体調も習熟度も精神状態も違いますね
そのテスト毎に、得意分野が多かったか苦手分野が多かったか、計算ミスが多かったか少なかったか違いますね

これによって、点数、ひいてはそこから算出される偏差値なんていとも簡単に変わってしまいますよね。

そういったバラつきがある個々人のデータを集積して、ばらつきを希釈して、ある点数での偏差値が出ます(こちらはサンプル数1万とかですからね)。しかし、その個人の点数は、状況によって変動が大きいのです(サンプル数1ですからね)。

 

サンプル数1のわが子の偏差値は、
テストによって変動する。
これが偏差値は水物の意味です。


ただ、習熟度が増してくる6年生後半には、我が子のばらつきも少なくなってきて、より全体での立ち位置を正確に示してくるようになります。よく6年生夏空けの総合模試の平均を持ち偏差値として、志望校を考えようと言われる所以です。

また、もう一点注意が必要なことがあります。
それは、志望校や学力にあった総合テストを受けたほうがより正確だという事です。
SAPIXの偏差値は、下位校がだまになってしまって、階層化が不十分です。
四谷や日能研では、超上位校と超下位校の階層化が不十分です。
首都圏模試では、上位校の階層化が不十分です。
これは、偏差値の原理から言って当然におきてしまうことで、不可避です

誤解を恐れずに大雑把に言うと、

  • SAPIXは四谷偏差値55以上の学校の分解能に優れ
  • 四谷・日能研は、四谷偏差値40~60の分解能に優れ
  • 首都圏模試は四谷偏差値45以下の分解能に優れる

と思っています。