ゆっこママの消費生活相談ブログ -5ページ目

ワン切り

 数年前、ワン切りがずいぶん話題になりました。携帯電話に着歴があったので、だれかな、と思ってかけなおすと、テープが流れる、すぐに切ったけれども、「接続したんだから、料金を払え」とやくざみたいな人から電話がかかってくる、というものです。

 ただ、実際に請求の電話があった人はそんなにたくさんいたのでしょうか?むしろ、「ワン切りに気をつけろ、大変なことになるかも」という、チェーンメールのほうが、広まったような気がします。

 その後、電話会社がワン切り対策を立てたり、携帯電話を持つ人が、賢くなったりして、ワン切りそのものも減りました。

 今は、むしろ迷惑メールで、アダルトサイトに入ってしまった、というケースが多いですね。

 これからも携帯電話で、さまざまな詐欺的商法がでてくるでしょう。気をつけましょうね。

実験商法

 訪問販売には実験商法というやり方があります。家に上がりこんで、水道水をくんでこさせ、そのコップに試薬を一滴たらします。すると、黄色に変わります。「こんな水を飲んでいるんですよ。」「体に悪いですよ。」ひどい例では、「この地域にがんが多いのはこの水のせいです」なんて言って、浄水器をすすめるのです。黄色くなるのは、水道水に消毒のため塩素を微量入れているからです。もし、塩素が入っていなかったら水は腐ってしまいます。

 ふとんの実験商法というのもあります。使っているふとんを掃除機で吸い、顕微鏡で見せるのです。「ダニが多いですね。お子さん、アレルギーじゃないですか?ぜんそくやアトピーの原因は、このふとんなんですよ」という調子です。ふとんや、畳にダニはつきものです。アレルギー体質の人がいる家庭では、家の中を清潔にすることが大切ですが、ふとんを変えれば、アレルギーが治るという単純なものではありません。

 浄水器にしても、布団にしてもセールストークで、不安にさせられて買うなんて事にならないよう、日ごろから正しい知識を得ておきましょう。

ワンクリック詐欺

 最近のニュースで、ワンクリック詐欺のグループが逮捕された、というのがありました。振り込め詐欺の一種ですが、「ワンクリック詐欺」とは、携帯電話やパソコンでサイトに入り、ワンクリックしたとたん、請求画面が出る、というものです。

 わたしのパソコンにも、毎日のように、女の子らしい名前のアドレスから「お久しぶり!」とか、「こんにちわ」なんて誘うようなメールがきます。わたしは開かないで、削除しますが、ワンクリック詐欺の入り口だなあ、って思います。

 また、ネットサーフィンをしていて、横にある広告のサイトから誘導されるパターンもあります。

 ワンクリックで入会(登録)し、請求されたとしても、払わないでください。たとえ規約には、「ワンクリックで入会になり、請求となります」と書かれていても、です。規約を読んでも読まなくても、入会になってしまうサイトは変です。規約の窓の奥に、入会画面がなくては変です。

 ワンクリックしただけでは、サイト側は、個人情報を入手していません。あわてず、無視しましょう。

新車の故障

 日本の自動車は、非常に信頼性が高くてめったに故障しないと思います。ただ、新車でも故障するということもあります。ハズレだったなんて片付けるわけには行きません。何回も同じ箇所が調子悪いと、リコール車ではないのか、無条件で交換してほしい、とクレームを言いたくなります。

 でも、リコール車かは、調べればわかりますし、簡単に欠陥車だと決め付けるわけにはいきません。また、いったん納車され、使用をはじめてしまえば、無条件の解約、交換はまず無理です。メーカーは、中程度の品質の製品を提供する義務がありますから、不良箇所があれば、保証期間中は、納得のいくまで修理してもらいましょう。

 車は部分ごとに組み合わされたものだ、という考え方のなので、一部が不良だから、全体を交換するというわけにはいかないのです。もちろん、車の走行に重大な箇所で、修理できないほどの不良があれば、交換してもらうしかありません。

 アフターサービスのことも考えて、地域の信頼のおける販売店で購入したほうがいいですね

新車

 新車を買うときは、気合が入りますね。ディーラーを回って試乗して、価格交渉をして契約しますね。一日で決める人は、少ないと思います。じっくり考えて、オプションなどもあれこれ考えて決めます。ですから、一度 契約したら、簡単に解約できません

 車の契約には、いくつか段階があります。支払いは現金なのか、オートローンなのかによっても契約の成立時期が変わってきます。ローンが通らなくては、契約成立しないのが普通です。契約成立していなければ、解約料も不要です。

 現金で買った場合や、ローンが通り契約成立した場合は、解約料がかかります。車庫証明を取り、陸運局に登録したり、車の購入には諸手続きが必要です。ですから、実費の負担はやむをえません。またオプションを発注、装着したら、やはり負担しなくてはいけません。

 さらに、納車されてからの自己都合での解約となると、中古車の買取扱いになります。

 大きな買い物ですから、新車の購入は慎重に考えましょう。自分だけの思いだけではなく、雑誌や友人などの意見も聞いてみると参考になります。

中古車

 中古車は、新車と違って、使用履歴によって、状態に大きな差があります。走行距離が10万キロを超えていたら、やはり、部品を交換して、しっかり整備しないと、不安です。前の持ち主が、点検を欠かさず、日常的に洗車して、ワックスがけをしていたら、状態はいいはず。事故車だったら、故障がでてくるかもしれません。

 中古車を買うときは、車種や色、価格などに目を奪われて、車の状態を細かくチェックしない人も多いのですが、気をつけましょう。また、最近の中古車店は、インターネットオークションで希望の車を見つけてきますから、実物を見ないうちに契約してしまうこともあります。

 でも、中古車は、新車以上に、実物を確認しましょう。すぐ故障して修理などに、お金がかかって、結局高いものについてしまいます。こんなはずじゃなかった、と返品、返金を求めても、まず無理です。

 書類だけでも、車の状態をある程度は知ることができます。修復歴は、整備記録に書かなくてはなりませんし、メーター巻き戻しも、自動車公正取引協議会で確認できます。面倒がらずに、よく読んでください。

続・レンタルビデオ

 きのうは、ビデオなどを返し忘れたときの話でしたが、今日は、レンタル会員のカードをなくしたときは、どうするか、です。

 クレジットカードや、キャッシュカードをなくしたり、盗まれたりしたら、だれでも青くなりますね。すぐに、不正に使われないように、カード会社や銀行に電話するでしょう。警察に届けてください、といわれますから、警察にも紛失届、盗難届を出しますね。でも、レンタルのカードやポイントカード、そのほかお店の会員カードなどは、届けを出し忘れがちです。

 そして、すっかり忘れたころに、債権回収から、請求が来るのです。盗んだ人、拾った人が勝手に使ってビデオなどを返さなかったのです。

 この場合もレンタル店と交渉します。事情を話して、請求どおりに払うことはできない、というしかありません。結果、やはり、商品代金くらいは負担することになるかもしれません。

 紛失、盗難にあったら、レンタルカードも届けましょう。

レンタルビデオ

 レンタルビデオ、レンタルCD、レンタルDVD。気楽に借りて、返し忘れた事ありませんか?延長料金を払わなくてはいけませんね。ひどいのは、紛失したり、また貸しして行方不明になったりするケース。これは、100%借りる人の責任です。

 ある日突然、債権回収組合というところから、数十万円の請求書が送られてくることがあります。そのときになって、あわてて、ビデオなどをさがしても遅い。店に電話しても、もう回収業者に委託したから、そっちと話してくれ、と相手にしてくれません。回収業者は、とにかく、数十万円払え、と言うばかり。困りましたね。

 まず、レンタル店は、返却しない人に、延長料金が高額になる前に連絡しなくてはなりません。はがきや電話で。そして、レンタル店は、店頭に、延長料金のことと、返却しない場合は、回収業者に委託します、という旨を表示しなくてはなりません。

 だから、なんの前触れもなく、数十万円の請求が何年もたってからきたら、交渉しましょう。交渉先は回収業者ではなく、レンタル店です。店長と話します。店長はなかなかつかまりませんから、ちゃんとアポをとりましょう。

 まず返し忘れたことを謝ること、そして、延滞金をなるべく安くしてもらうよう頼みます。目安は、ビデオ、CD、DVD本体の商品価格です。

 

有線放送

 有線放送って知っていますね。ブティックや喫茶店などのお店で、かすかに流れている音楽です。有線放送にもいくつか局があって、お店の雰囲気に合わせてチョイスしています。あれが、自宅に入るってちょっとうれしいですね。なんだか、優雅な感じです。それも、ただで。と聞いたら、飛びつきたくなります。

 人の集まるスーパーなどの店頭で、くじを引くと当選!当選者は有線放送用の機器がただで家に設置できます。契約してみると、機器はただでも、有線放送の利用料が、毎月必要なのです。月々数千円ですが、学生にとっては、痛い出費です。その上、あまり家にいないから、たいして利用していない。もうやめようとしても、契約書をよく読むと、2年間は解約できない、と書かれています。

 こういう契約は、原則的には解約できません。でも、よく契約書を読むと、中途解約なら、解約料○%と書かれています。

 ただより高いものはない、とはよく言ったものです。

映画鑑賞券

 東京って人が多いですね。特に渋谷や新宿などは、自分の思うようには歩けません。この人ごみの中で、キョロキョロしていると、キャッチセールスにつかまります。

 女の子がつかまるのは、エステや化粧品、男の子がつかまるのは、映画鑑賞券です。「映画好き?試写会の券あるんだけど」なんて声をかけてきます。試写会ならもちろんただのはず、ラッキーと思って立ち止まって、話しを聞くうちに、試写会の券が手に入るクラブに入らないか?という誘いで、そのクラブに入るには1枚3000円のチケットを買わなくてはいけないのです。それも、5枚とか、10枚。「エー、そんな金がいるなら、ほしくない」と言っても、もうだめです。だんだんこわもてになってきます。こわくてありったけのお金で買わされます。

 実際に映画が見れるのか、はわかりません。学生なら学割でいつでも見れます。お金を払ったあと、だれでもすぐに、おかしいって気づきます。これは、クーリングオフできます

 でも、いったん払ってしまったお金を取り戻すのは難しいんです。特に事務所に人がいないようなこういう映画鑑賞券のケースでは。クーリングオフのはがきを出して、お金を返してください、と電話をしても、「はいはい」というばかりで戻ってこないことも多いです。こういうときは、繁華街近くの警察から電話してもらうのもテです。