屋良有希の
ロンドン日誌
Yukki's
London Diary
屋良有希のアーティスト日誌」とし、
過去、現在、未来の事柄、
エッセイ、またいただきました
質問などをブログの中に
書いてもらうつもりでおります。
読者のみなさまに深くお礼を申し上げます。
今後ともよろしくお願い致します。
suekichibook フミコ. イチノ

©By Yukki Yaura 屋良有希画
8月 ウェストミンスター寺院
2025年8月17日
第二次世界大戦終結
80周年記念式典
ウェストミンスター寺院・
第二次世界大戦終結80周年記念式典
2025年8月17日 午後3時

写真はウェストミンスター大聖堂の院長と参事会提供
Attributed courtesy of ©The Dean and Chapter of Westminster Abbey
「8月15日、私たちは
VJデーの80周年を祝い、
第二次世界大戦の終結に関わった
人々への敬意を表すとともに、
地域社会と世界における平和のため
の祈りと努力を呼びかけます。」
ウェストミンスター寺院は
イングランド国教会の教会で
1066年以来、今回のチャールス王
等の戴冠式が執り行われてきた
又、アイザック・ニュートンや
チャールズ・ディケンズ他
3千人以上の偉大な
英国人が埋葬されている。
8月15日
日曜日だというのに、マックスの
仕事の関係で2時半を回っていた。
歩ける距離だったけれど、
丁度出たところでブラック・
キャブが人を降ろして
いるのとぶつかった。

写真はウェストミンスター大聖堂の院長と参事会提供
attributed courtesy of ©The Dean and Chapter of Westminster Abbey
3-4分であっという間に
アービーの目の前で止まったら、
もう次の乗客が乗り込んだ。
国際友好と和解のゲストの
名簿に書かれてあった二人の
名前をチェックしてもらい、
2枚のリーフレットを手渡され
てアービーの階段を登った。
そこには赤く長いスカートの
上に白いガウンと、上に赤と
黒のローブの祭服を着た
祭司が二人立っていた。
お互いに「ハロー」と
挨拶をして中に入る。
私達が以前ウェストミンスター・
アビーのミサに出席した時、
今回私たちが座った席は
クワイヤーとその他特待の人たち
の席だったのを知っていたので、
私たち自身がその席に座る
とは思っていなかった。
アビーのスタッフに渡された
番号を提示すると、指定の
座席まで案内してくれた。
私は隠れてれて見えないけれど
写真にマックスは映っている

写真はウェストミンスター大聖堂の院長と参事会提供
attributed courtesy of ©The Dean and Chapter of Westminster Abbey
私の正面向こう側には
日本大使が座っておられたし、
コーナーはスピーカー
の神父さんだった。
私の目の前でダラムの
セント・ジョンズ・カレッジ・
チャペル・クワイヤー聖歌隊
の直の声が聞かれ、楽譜が見えた。
式典
これは、入口で式典の順序と
讃美歌が書いてある紙を渡され
た、その通りに執り行われた。
聖歌隊と聖職者が入場すると、
全員が立ち上がり、司式者が
一般的な懺悔を紹介するまで
立ったまま、その後、ひざまずくか
座って一緒に皆で主の祈りを唱える
私たちが今後、神聖で、正義に満ちた
、節度ある生活を送れるよう、
御名の栄光のために、お与えください。
司祭が赦しを授ける。
皆が「アーメン」と応答する。
皆で主の祈りを唱える
全員起立して賛美歌を歌う。

写真はウェストミンスター大聖堂の院長と参事会提供
Attributed courtesy of ©The Dean and Chapter of Westminster Abbey
音楽はKingsfold 伝統的旋律
Horatius Bonar (1808-89)
イギリスの5大賛美歌作家の1人
祝福のために皆立ち上がり、
皆が「アーメン」と応える。
礼拝後の音楽C短調のプレリュード
ヨハン・セバスティアン・バッハ
(1685-1750)
全員で唱和という風に続くのだけれど、
とてつもなく長くなりそうなの
で式典の明細は省略する。
ちなみに、私等は教会には
行くけれど、キリスト教信者
ではないので「アーメン」はパス。
追悼の行事
©ウエストミンスター寺院
からのニュース
「VJデー80周年を記念」
2025年8月18日(月)
8月17日(日)にアビー教会で
行われた夕祷式は、
第二次世界大戦が終結した
VJ(日本降伏)デーの80周年
を記念するものだった。
参列者には、日本国駐英大使
の鈴木弘氏と、1945年の
ビルマ戦線に従軍した退役軍人
によって2010年に設立された
「国際友好と和解信託」
のメンバーが参加した。

写真はウェストミンスター大聖堂の院長と参事会提供
Attributed courtesy of ©The Dean and Chapter of Westminster Abbey
友情、和解、平和を祈る祈り
が捧げられ、アビーの神学担当
カノンであるジェームズ・ホークイ
牧師は、説教でこれらのテーマ
について次のように述べた:
「80年が経った今でも、覚えています。
私たちは悔い改め感謝します。
希望の証人となった人々を称え、
騒がしく、まだ血に飢えたこの
世界が、そのビジョンに再び
コミットすることを祈ります。
それは私たちの心、そして私たちの
コミュニティから始まります。」
奉仕と犠牲
VEデー(ヨーロッパでの勝利)
は1945年5月にヨーロッパでの
戦争の終結をマークしましたが、
数万人の軍人、軍属は依然として
極東で戦闘を続けていた。
日本への勝利は大きな代償を伴い、
VJデーは1945年8月15日に
日本が降伏し、6年に及ぶ戦争が
終結した日を記念している。

写真はウェストミンスター大聖堂の院長と参事会提供
Attributed courtesy of ©The Dean and Chapter of Westminster Abbey
追悼の行事
8月15日(金)、アビーは
VJデーの記念日に合わせて
全国的な2分間の黙祷を捧げた。
その日の夜遅く、
西の塔が平和の象徴として
白色に照らされ、アビーは
イギリス全土の教会や公共施設
と共にこの追悼の行いに参加し
、私たちの自由のために
戦った人々を称えた。
「VJデー」Victory Over Japan
日本に勝った日
日本人が戦争でしたことを
決して忘れない日
第2次世界大戦では
東南アジア戦線で日本は
英国と衝突、当時英国の
植民地マラヤ(マレーシアの一部)
やシンガポールでの戦いは
日本軍の勝利となり、
42年2月のシンガポール陥落
では数万人の英連邦兵士が
捕虜となりでシャム(タイ)
とビルマ(ミャンマー)を結ぶ
泰緬鉄道の作業の強制労働
の為約6万人の英兵が
旧日本軍の捕虜となり、
過酷な扱いなどで
死亡した兵士が多数出た。
捕虜の数と死亡率
日本軍は約35万人の捕虜を
捕獲、そのうち約13万2,000人
は西側連合国(イギリス連邦、
オランダ、アメリカ合衆国)
出身 内、3万5,500人以上、
27%は戦争終了前に死亡した。

The Narrow Road to the Deep North©BBC
🔵オーストラリア: 死亡率34.1%
22,000人のうち約7,500人が死亡
🔵カナダ: 死亡率16.1%
1,700人のうち 約270人死亡
🔵オランダ:死亡率22.9%
37,000人中 約8,500人死亡
🔵ニュージーランド:120人中
約30人死亡 死亡率25.6%
🟥イギリス:死亡率24.8%
人50,000人中 約12,500人死亡
🔵アメリカ合衆国:死亡率32.9%
21,000人中 約7,000人死亡
上記の英兵の死亡率は24.8パーセント、
他方ドイツ軍の捕虜となった英兵の死亡率は
3~4パーセントだったという。
ビアフラのように骨と皮になった英兵の
写真を見れば当時の現状が想像できる。
ビルマでは肉とパンは出ず、おそらく
米食や芋などの食事だったのではないだろうか。
日本人は耐えられても白人達にとっては
日本軍による元捕虜の過酷な扱いは
英国人の認識として深く刻み
込まれ決して忘れない日として
「VJデー」に特定の国名を入れて
いるのをみてもよくわかる。
人ごとではない、時代が異なれば、
私の英国人の夫が日本の捕虜となったかも
しれないのだ。
元捕虜の物語

The Narrow Road to the Deep North©BBC
友人が現在BBCで放送されている元捕虜を
主人公にした小説「奥のほそ道」
「The Narrow Road to the Deep North」
を見たという「酷かったわよ」
これはリチャード・フラナガンのブッカー賞
受賞小説を原作とする 5 部構成のこのドラマ
一部がビルマ鉄道を舞台にしている。
日本の捕虜としてビルマの悪名高い
「死の鉄道」で労働を強制されるという、
過酷な試練の記録として描かれていて
捕虜収容所の過酷な現実、病気と疲労
で骨と皮になった兵士たち、傷や切断
の残酷なシーン、この作品には吐き気
を催すようなシーンが数多くあり
人間性を失った残虐な瞬間が映し出される、
日本軍による元捕虜の過酷な扱いは
英国人の心に深く刻み込まれている。

The Narrow Road to the Deep North©BBC
日本人として思うこと
私たちは戦争の歴史を学校で習ったことがない。
ただ、戦争があった年号や国の名前を
覚えただけで通り過ぎていった。
日本の成り立ちや神話もタブーだったらしい。
神話は祖父母から聞いていたので覚えて
いたら、それらは全て日本書紀からの
物語だった。
私たちは日本国旗に自信が持てなかった。
私自身、NYの9-11を境に日本人に
罪の意識を植えつけられた自虐史観
「ウォー・ギルト・プログラム」
から徐々に脱出していった。
本当の日本の歴史を自分で
探り始めたからだ。
悲しいことにそれまでは日本人に誇りが
持てず、日本が嫌いだった。
英国や他国のように日本は
なぜ大戦で亡くなった日本人達
の記念儀式を持たないのだろう。
1945年8月に広島と長崎での原子爆弾式典
では自虐的な「安らかに眠って下さい。
過ちは繰返しませぬから」という言葉を
言わなくてはならないのだろうか。
日本人が原爆で何の過ちをしたというのだろう?
原爆を投下して民間人を殺害したのはアメリカ軍だ。
戦争で民間人を殺害するのは戦争犯罪である。
ベン・ブルース・ブレイクニー
Ben Bruce Blakeney
アメリカ合衆国 の 陸軍 軍人 ・ 法律家

©findagrave.com
東京裁判で、アメリカ人の弁護士でありながら、
日本に来て日本の弁護人を務めた
ベン・ブルース・ブレイクニー
弁護士は東京裁判の折、原爆を投下して
民間人を殺害(沖縄県民、東京大空襲を含む)
の戦争犯罪を行った連合国がどうして
日本を裁くことができるのだと発言した。
しかし彼の言葉は一切日本人には
翻訳されず、彼の意見は無視された。
ブレイクニーの死
私たちの知らない本当の歴史
アメリカの教育者兼弁護士。
1946年から1948年まで、
東京戦争犯罪裁判所で弁護人として
勤務し、東郷重徳の弁護を担当した。
1949年に東京大学で法学の講師として
着任。1963年に妻と共にプライベートジェット
の事故で日本において死去した。
事故だったのだろうかと
疑いたくなる事実だった。
日本の静岡で亡くなったブレイクニーと彼の妻

©findagrave.com
60歳以上の日本人は未だに自虐罪、
自虐史観から抜けていないという。
若い子たちでさえ学校で教えられること
は我々の時代と変わってはいない。
ある中学校の教科書には北海道が白く
抜けていたり、つまり北海道は日本では
なかったり、日本の島が日本の名前では
なくなっているのだ。
私たちはフェアーなブレイクニー
の事も教えてはもらえなかった。
こうして自分で本当の歴史を探って
行くしかないのだ。
日教組は未だに変わらず教育界
にあぐらをかいている。
ブレイクニー弁護人の弁論
https://ernesto-mr-t.blogspot.com/2022/07/ben-bruce-blakeney-nacio-1908-toros.html
日本人なら忘れることなかれ
追悼・黙祷
魂を知っている日本人だけがなぜこれらの戦争
の歴史を無視しているのだろう。
なぜなら昔の戦争などに興味
がないからだ。
誰が好んで戦争に行きたいだろうか?
「山の日」「海の日」の休日に
どんな歴史的な意味や重要性が
あるのだろうか。
私たち日本人が先祖を大切にするように、
彼らが命をかけて戦ってくれた歴史を
理解するだけでも良い、休日の慰霊祭
の日があってもいいと思う。
(今の日本ではおそらく日本人でなくなって
しまった政治家達が反対するだろうけれど)。
南方戦線で日本軍が玉砕した戦地では、
未だに多くの遺骨が回収されていない。

「真珠湾攻撃によるキッド提督の死が殺人罪になるならば」
東京裁判で日本側を弁護するブレイクニー
©ernesto-mr-t.blogspot.com
もしもあなたがあの頃20代の男子で、戦争に
駆り出され、行きたくもない南方の島で、
水や食料も遮断され撃つ弾も切れ玉砕を覚悟、
アメリカ軍からの攻撃、又は自害しなければ
ならなかったら。
人ごとではないのだ、時代が時代だったら私たち
はそこにいたのだから。
歴史は現実だった。
日本の戦争戦没者
🟣日清戦争 約13,000人死亡
🟣日露戦争 約88,000人
🟣第一次世界大戦 約300人
🟣第二次世界大戦 約3,100,000人
🟣沖縄戦では、約9万人の
日本軍将兵が戦死、
🟣硫黄島の戦いでは、日本軍
約2万1千人のほぼ全員が戦死
🟣中部太平洋のサイパン島、
日本軍は玉砕、全滅
🟣テニアン島、日本軍は玉砕、全滅
🟣グアム島、日本軍は玉砕、全滅
🟣硫黄島 日本軍は玉砕、全滅。
民間人の虐殺 一般市民の犠牲者
(空襲・原爆・沖縄戦)
🟣東京大空襲 アメリカ軍による
第2次世界大戦末期 の東京大空襲
🟣広島と長崎での原子爆弾
広島では約14万人、長崎では約7万人が死亡
🟣沖縄県民の死者は約12万人
海外で亡くなった日本人
(旧満州、南方戦線など)

「広島に原爆を落とした者の名も挙げなければならない」
東京裁判で日本側を弁護するブレイクニー
©ernesto-mr-t.blogspot.com
🟣シベリア抑留
約57万人の日本人が強制労働を強いられ
約5万人が厳しい環境の中で亡くなった。
🟣満州
第2次世界大戦の末期、ソ連軍が侵攻した
満州ではいくつもの惨劇が繰り広げられた。
🟣「葛根廟(かっこんびょう)事件」
ソ連軍による民間人1000人の殺害事件
私は歴史家でない素人だから
まだ調べていないけれど、
民間人の虐殺事件はまだまだ
あるはずだ。
日本の事実史
私は日本を愛している。
生まれた日本より英国の方が長く
なった私は英国も愛している。
ラッキーなことに2つの
愛する国がある。
ここにいると日本人にもっと
誇りが持てる。
日本人のことがよくわかる。
日本人はどんな世界の国の
人より違った魂を持っているからだ。
そんなことを発見できる。
だから日本を守るために戦っただけ
で私たちのように楽しみも知らずに
死んでいかなけれだならなかった
同朋に感謝する特別の時
を持つべきだと思っている。
日本の本当の歴史を
知るべきだと思っている。
追悼

写真はウェストミンスター大聖堂の院長と参事会提供
Attributed courtesy of ©The Dean and Chapter of Westminster Abbey
「VJデー80周年は、我が国に
とって深い意義を持つ瞬間です。
私たちは、今日享受する自由のために
戦った人々の勇気と犠牲に、深い
感謝の念を抱きながら記憶すべき時です。
ますます危険な世界において、
すべての教会がこれらの記念行事
に参加し、鐘を鳴らし、平和を祈り、
コミュニティが記憶を共有する場を
提供することを奨励します。
過去を称えるとともに、
私たちはすべての人々にとって
より平和で公正な世界建設への
決意を新たにします。」
ヒュー・ネルソン、軍隊担当主教
ウェストミンスター寺院
という言葉で締められた。
国際友好と和解のゲストのグループ
記念写真に入れてもらい礼拝終了後
ウェストミンスター大聖堂の
カメラマンに多くの写真を撮ってもらう。
プロのカメラマンは私たちを笑わせて朗らかな
笑いの写真を撮ってくれた。

写真はウェストミンスター大聖堂の院長と参事会提供
Attributed courtesy of ©The Dean and Chapter of Westminster Abbey

(おわり)
ありがとうございました。
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屋良有希 動画
動画はこちら
バルセローナでの個展と
インスタレーション、
ボディーアートパフォーマンス
Yukki Yaura en Antigua Casa Haiku 06.10.2010
https://www.youtube.com/watch?v=X4cxp-LbS4w
こちらは時々規制がかかると
見れません。
バルセローナでの個展と
インスタレーション、
ボディーアートパフォーマンス
https://www.youtube.com/watch?v=X4cxp-LbS4w
オーストリア編
http://www.youtube.com/watch?v=ji9YWJdwX6Y
バルセローナ編
http://www.youtube.com/watch?v=m-VcjTRUBFY
俳画
http://www.youtube.com/watch?v=XanIYY7Q-cM&feature=em-upload_owner#action=share
水墨竹
/Bamboo Sumi e Yukki Yaura SUIBOKU
http://www.youtube.com/watch?v=H8hd2CcRcUI
書
http://www.youtube.com/watch?v=R2Mw3u3-DAs
枕草子英語
http://www.youtube.com/watch?v=e_lDccDs7ac&context=
C305ccb7ADOEgsToPDskIyCUpCaU2c3bpwzEDD3ffA
枕草子日本語
http://www.youtube.com/watch?v=yzzdvE6ayY4&
context=C305ccb7ADOEgsToPDskIyCUpCaU2c3bpwzEDD3ffAcow
Cow
http://www.youtube.com/watch?v=bwzswWqO-cA
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