屋良有希のロンドン日誌 Yukki’s London Diary


屋良有希のロンドン日誌 Yukki’s London Diary


屋良有希(やうら. ゆき)、東京生まれ。アーティスト、ナチュラリスト、ロンドン住在。英国王立芸術大学院修士卒業(博物画生態学研究科)。大学臨時講師、ウェス・アンダーソン、を含む映画やTV、書、水墨、 出版の分野で活躍する、英国人の夫君がいる。関心事は自然と動物。 


 

屋良有希

ロンドン日誌

Yukki's 

London Diary

 

屋良有希のアーティスト日誌」とし、

過去、現在、未来の事柄、

エッセイ、またいただきました

質問などをブログの中に

書いてもらうつもりでおります。

読者のみなさまに深くお礼を申し上げます。

今後ともよろしくお願い致します。
suekichibook フミコ. イチノ

 

©By Yukki Yaura 屋良有希画

 

2月 ロンドンの地下鉄

「地下鉄の詩」

Poems on the Underground

 

ロンドンの地下鉄「地下鉄の詩」 

 

BBCニュースの「地下鉄の詩」刊行40周年」に載せられた

そのニュースの中に自分の名前を発見した。

©BBC

「どーして、私は詩人でも無いのに」

と後でジュディスにそうメールをした。

 

「地下鉄の詩」

Poems on the Underground

 

ある日、出版社からのメールでジュディスが

私のことを探していることを知った。

 

出版社は出版社宛に私とコンタクトがしたいのだが、

取り次ぎをしていただけるだろうかと書いてきた 

メールを私に転送してくれた。

 

ポエムス・アンダーグラウンドの文字を見て、

昔したことのある仕事、ジュディスがその

発案者であることを思い出した。

 

40周年特別イベント©yukkiyaura

 

あなたを探しています、ずっと昔のことなのでこの

メールがあなたに着くと良いのですがと書いてあった。

 

ロンドンの地下鉄「地下鉄の詩」

 

ロンドンの地下鉄に乗る込むと、この詩は地下鉄の

電車の中の広告と同じところに貼ってある、

地下鉄が提供するポエムだ、だから広告ではない。

吊り革に手をかけながら広告版が目に付く。

 

そこに貼られた「地下鉄の詩」は古典から現代に

至る国際的な作品を、著名な詩人から比較的

無名の詩人まで幅広く紹介している。

 

ここではウイリアム・シェークスピアの詩が一番多い。 

このプロジェクトはパリ、ニューヨーク、北京、上海、

ワルシャワ、モスクワで模倣プロジェクトを生み出した。

 

屋良有希書©Poems on the Underground

 

ロンドン交通局(TfL)は、このプログラムが、

ロンドン各地の地下鉄車両に色々な詩を

紹介することで、数百万のロンドン地下鉄利用者に

世界クラスの詩をもたらし、

「日常の移動を思索とつながりの瞬間に変えた」

と述べた。

 

車両に展示される詩は、人々から高く評価されている。

Poems on the Underground地下鉄の詩は、

詩をより多くの人々に届けるというアメリカ人

作家ジュディス・チャーナックのアイデアに基づき、

1986年に始まり今年で40周年を迎えた。 

 

ジュディス・チャーナック

© Copyright By Yukki Yaura 屋良有希画 

Sumi Ink  Washi paper

 

「地下鉄の詩」との関わり

 

私が関わったのはこれで3つ目の詩の書を描いた

ことだった、書を描くと言ったのは中国、日本人以外「書」は

挿絵としてビジュアルに受け止められる。

 

2つ目の詩は中国の詩人だったから漢詩だった。

2つは日本の俳句だった。

初めは松尾芭蕉、今回は小林一茶の俳句だった。

 

創設者ジュディス・チャーナックが1986年

「地下鉄の詩」を遂行してから40年が経った。

 

「地下鉄の詩」の発案者ジュディス

 

ポエムズ・オン・ザ・アンダーグラウンド」創設者、作家の

ジュディス・チャーナック、は次のように述べている。 

「私たちは新年、40周年1986年から2026年を、時代も

場所も大きく異なる詩で迎えます。

 

ジュディス・チャーナック詩©Poems on the Underground

 

冬が春へと移り変わる中、

より良い時代への希望をすべてが提示しています」

 

現在の企画はロンドン交通局、イングランド芸術評議会、

ブリティッシュ・カウンシルの支援を受けている。

 

詩を選定しているのはジュディス・作家と詩人

ジョージ・シーツ、イムティアズ・ダーカーで、

 

「Poems on the Underground」の本(ペンギン出版、2015年) 

には地下鉄で展示された200編以上の詩が収録されており、

コベントガーデンにあるロンドン交通博物館や

一般の書店で売られている。

 

1冊目の本©Poems on the Underground

 

ジュディスとの再会 

 

ジュディスの家ロンドンの北に彼女は住んでいた。

家はあなたの作品で溢れているのよ。

と彼女はよく言っていた。

 

40周年特別イベント©yukkiyaura

 

雨降りの日、マックスと二人でバスを使って彼女の

家まで行った。

 

見覚えのあるジュディスがそこにいた、

でもあの時よりも小さくなっていた。

 

丸顔の彼女はもういなかったけれど、同じ優しい

目の彼女をゆっくりと思い出した、

一体どこで会ったのか覚えがなかった。

 

彼女のフラットを入るとすぐにキッチンに続いていた。 

 

左右の壁に私が書いた「地下鉄の詩」の作品があったし、

自分では全く覚えの無い自分の書が貼ってあった。

 

屋良有希書©Poems on the Underground

 

書き方からすると、多分彼女が私のワークショップか、

我が家に来た時に即興で書いたと思われる書だった、

そしてそれはとても古めいて見えた。

 

ずいぶん昔のものだったんだと思う。

よくこんなにおかしな書を持っていてたなんて、同時にこんな

ものまで持っていてくれたのだと思うと胃が縮まってきた。

 

ずいぶん長いお茶になった、彼女の夫も亡くなり、子供たちも

独立し家を持ち、ジュディスはアメリカ国籍のまま、時々

ニューヨークに帰っているなんていうことも知らなかった。

 

2025年クリスマスの前に仕上げた作品を渡すと、

「1月30日(金)、バンク駅にて「地下鉄の詩」40周年公式

に記念する特別イベントに招待するわ」

言う言葉を後に、ジュディスの家を後にした。

 

バンク駅「地下鉄の詩」40周年記念 

 

交通局は1月30日(金)、バンク駅にてこの節目を

公式に記念する40周年特別イベントを開催した。

40周年特別イベント©yukkiyaura

 

過去に掲載されたロンドン在住詩人たちが招待された他、

職員詩人や愛好家による朗読会が行われた。

BBCやら各社のカメラだけが目に付いた。

 

 2026年2月9日から展示 

 

屋良有希書©Poems on the Underground

 

「2月9日から展示される今回の詩集には、

現代英国詩人による作品——

レイチェル・ボアスト「シジジー」、

ジョナサン・デイヴィッドソン「短い合唱曲」、

ブレイク・モリソン「ナルキッソス」

——が収録されている。

 

また小林一茶の俳句(屋良有希による書作品付き)、

ルーマニア人詩人ミルチャ・ディネスク、

米国人詩人ジェーン・ハーシュフィールド

の詩も掲載されている。」 

と書かれてあった。

 

 

40周年特別イベント©yukkiyaura

 

小林一茶「雪解」ロバート・ハス訳(屋良有希・書)

レイチェル・ボアスト「シジジー」

ミルチャ・ディネスク「近眼の画家」

アダム・J・ソーキン&リディア・ヴィアヌ訳

ブレイク・モリソン「ナルキッソス」

ジェーン・ハーシュフィールド「ダ・カーポ」

ジョナサン・デイヴィッドソン「短い合唱曲」

 

2冊目の本「地下鉄の詩」

 

ほぼ30年、500編近くの詩を経て、

「地下鉄の詩集」はロンドンの地下鉄で親しまれ、 

歓迎される存在となった。

 

英詩の輝かしい伝統と、その豊かさと多様性

に貢献した人々に捧げられた一冊である。

©Poems on the Underground

 

この美しいペーパーバック版では、

新旧・知られざる詩が愛、ロンドン、亡命、

家族、夢、戦争、音楽、自然といった多様な

テーマを探求し、オーウェン・シアーズ、

ポール・マルドゥーン、シルヴィア・プラス、 

ウィリアム・ブレイク、D・H・ローレンス、

キャスリーン・レイン、ロジャー・マクゴー、

ウィルフレッド・オーウェン、ウェンディ・コープ、

ジョン・クレアなど数百人の詩人を紹介している。

40周年特別イベント©yukkiyaura

 

この頃のロンドンは雨降りが多い。

1週間のうち半分は雨が降っている。

もしかすると雪になるかもしれない。

 

雪溶けて

村いっぱいの

子ども哉

一茶

 

ロンドンと江戸・日本の子供たちがダブって見える。

 

 

 

 

 

(おわり)

 

ありがとうございました。

 

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2026年 

1月 ニューイヤー対談 

 

 

©yukkiyaura

 

🔵ふみこ   🟢ゆき

 

🔵ゆきさん、あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

🟢こちらこそ、あけましておめでとうございます。

続けて今年もお世話になります。どうぞよろしく。

 

フレデリック・フォーサイス

🔵フレデリック・フォーサイスが昨年

亡くなられましたね。

 

彼たちがまだ健康だった頃もう一つのブログ、

「シーザー」に載せたことがありますよね。

🟢そう、昔だから今はもっと昔のことになりました。

あの頃からサンティーはフレデリック・フォーサイス

の名前を使っていいのよ、とよく言っていました。 

私だけじゃなくおそらくいろいろな人に

言っていたようです。

🔵なぜかしら?

© Copyright By Yukki Yaura 屋良有希画 

Portrait of Sandy

🟢仕事の値段を価格を下げててもらうためよ。

私の場合はその頃壁の仕事に凝っていて、

壁画が描けるところはあまりなかったし、

不思議にその頃大きな壁画の仕事が入って

来ていたの、だからあまり値段の事は考えず、

それにビジネスの金額の話は全てマックスにして

もらっていたので、私は気にしていませんでした。

 

それに彼の名前を私がどうやって使うのかしら

ってその頃不思議に思っていましたから。

 

彼の名前を出しても私の仕事にはあまり響かない。

日本人のように興味のあられる人たちはいるけれど。

英国人にとって私が彼を知っていても

何の興味もないと思います。

🔵確かにそうですね。ところで彼らと京都奈良に

一緒に旅をされましたよね。

🟢はい、私が日本に帰る時だったので、

同じ時期だだったの。

じゃあ一緒に行こうかと言うことで、彼らの旅費は

角川出版が出してくれたのだと思います。

奈良ではちょっとした事件があったの。

🔵その事件、後で書いてくれますか。

🟢えーと、多分書けるわ。書きます。 

この旅の後で私の話し合い相手が逆転してしまったの。

🔵どういうこと?

© Copyright By Yukki Yaura 屋良有希画 

Portrait of Fredy  

🟢今までは奥様のサンディーとしか話しは

しなかったのに、この旅の間、彼女はなぜか

ふさぎ込んでスネていたの。

旅の途中でいろいろ事件があって、私はフレディーと

話すようになって、その後はもうほとんど

フレディーとしか話さなくなってしまったの。

🔵一緒に旅をすると性格も隠せない(笑)

🟢そうなの、2人の性格彼も私の性格も丸出し。

私の彼らに対しての態度や性格はは今まで通り

だったと思うのだけれど、フレディーはものすごく

よくしゃべるようになったわ。

それまで官僚的な政治家のような人だと思って

いたのにかなり感情的でおかしなこと言う人だったの。

外面とは違っていたわ。

それからはフレディーとだけ話すようになって

帰ってからもサンディーとマックスは時々言い争いを

するようになったし。

🔵ゆきさんの旦那様とフレディーの奥様がもめるの?

🟢そうなの、2人とも気が強いので決して引かない。

私とフレディーが「まぁまぁ」って入っていくわけ。

🔵長く付き合うと性格は隠せないでしょ。

🟢隠せない。

🔵旅先では沢山問題があったのかしら?

🟢もう、次から次へと出てきたわ。 

私は潰れそうになっていました。

©IMDb

🔵書くの?

🟢ネガティブな事は書きたくないので書きません。

🔵言ってしまったほうがいいかしらね。

 

🟢書いて残るよりはいいかもね。

🔵何問題だったのかしら?

🟢「芸者事件」もう一つ同じ時に似たような

友人が関係した「箱根問題」もありました。

🔵それは京都であったの?

🟢そう、旅の途中の出来事よ。

🔵「芸者事件」てなあに?

🟢建築家の友人Mは10年間は一緒に仕事をした

ロンドンのローカル誌の仲間で長い付き合いの

友人だったの。

そのMの友人が京都に住んでいて、

フレデリック・フォーサイスの大ファンだとか、

彼が奈良京都の旅のスケジュールを作って

送ってくれました。

その上、知り合いの芸者がいるので、芸者を連れて

フレディーに会いに行くというスケジュールを組んだの、

断るのもおかしいでしょう。

私のためではなく、フレディーの為なのだから。

それで奈良も京都もMの友人スケジュールに乗せてもらって、 

そこまでは良かったのだけれど。

©The Guardian

 

🔵何かあったの?

🟢あったの、京都で芸者さんの来る夜2時間位前に

フレディーが私のところに来たの。

「ちょっと話があるんだけど」って。

それから「今夜ね芸者が来るんだよね」「そうよ」

「あのいくらかお返しお礼するようなことになるよね。」

チップ位なら良いのではないかと思い、

「そうね」と答えるとね、

「断ってくれない?」っていうの。

🔵予定の数時間前に?

🟢そうなの。それがとても彼の意思では無いことが

わかるのよ。奥方よ、初めからあまり乗り気では

なかったみたい。

もしかすると「芸者」というのが気に入らなかったのかも。

その上、なぜチップのお金まで払うの?と思って

いたのではないかしら?

もう約束してあるからだめだと言っうのに絶対

断ってと執拗に粘られました。

この2人が結束したら堅い、特にサンディーは絶対に

後には引かないのが分かっていたから、仕方なく

Kの友人に電話をしたわ。

あきれられた声がして、「ガチャン」と切られました、

当たり前よね。 

結局長年の友人だったMを失くしました。

自分の友人に大変なことしてしまった訳だから

ごもっともです。

こういうことで友情を失くすんだってとっても悲しかったわ。

愛子さんの作ったお正月のおせち料理©yukkiyaura

 

私は自分の欠点が、物事を人に言われてすぐに

承知すること、人を軽く紹介すること、

この「紹介」で、後に5回6回も後悔したことがある。

それも大きなイベントや家族に対してだったの。

これらは教訓に変わりました。

思い出すとMさんには悪いことをしてしまったと

申し訳なく後悔しているわ。

🔵うん、難しいわね、ところで箱根問題は?

🟢箱根の件ね、これも私の友人が関係しているの。

サンディーが富士山が見える宿がに泊まって、

そこから東京に帰る計画を立てていたのよ。

箱根の富士山のよく見える旅館を探していたので

頼まれてそこに予約を入れたの。

私がこの旅で予約などをしたのはここだけだったわ。

私はだだ、一緒に旅をする友人として行ったので、

それ以上のことはしなかったの。

もちろん、拙い英語で通訳はしてあげたけれど。

箱根の宿を探したのはサンディーだったと思うわ。

🔵日本語で話せるからブッキングしてあげたわけね。

🟢そうなの。そしたら私の古くからの友人が

箱根だったら車でフレディーとサンディーを東京まで

乗せて行ってもいいよと言ってくれた。

彼は英語もできるし、車のほうが楽しめるという

配慮があったと思うわ。

愛子さんの作ったお正月のおせち料理©yukkiyaura

🔵そうね、彼らは富士山が見たかったわけでしょう。

🟢そうなの、フミコさんの言葉で思い出したことがあったわ。 

行きか帰りか覚えていないけれど、新幹線に

乗ったら富士山が見える席があるのよね、

そこに座れなかったと言ってサンディーがスネまくったわ。

車で帰ればちゃんと見えたのにね。

愛子さんの作ったお正月のおせち料理、

ハス、椎茸、生麩、里芋の煮物©yukkiyaura

 

🔵サンディーって子供みたいですね。

🟢彼女はフレディーと結婚する前に

エリザベス・テーラーの個人秘書だったの。

それで退職後は自分がエリザベス・テーラーの

場所に座りたかったらしいの。

つまり他人が彼女のスケジュールや服装に至るまで

オーガナイズをしてくれる。

🔵それをゆきさんに期待していたの?

🟢そんな気がするわ。でも私は何もしなかった。

だって友人として行ったわけだから。

そのことは、ロンドンに戻ってから、サンディーに

「おいくら?」って聞かれたの。

何のことか分からなかったから、聞いたら

奈良と京都の旅についてだったわ。

「私はあなたたちの友人として行っただけよ。」

と言ったら、サンディーがニコッと笑ってそれで終わり。

🔵それで箱根は?

🟢富士山のよく見える箱根の旅館に予約を

とっておいたら、キャンセルしたいと言ってきた。

🔵誰が?

🟢もちろんサンディーよ。箱根の旅館の人には

謝ってキャンセルしたわ。 

愛子さんの作ったお正月のおせち料理、

黒大えびに特大黒煮豆©yukkiyaura

 

🔵ゆきさんの友人は?

🟢そうなの、また、京都の「芸者事件」になったら

友達を失くしてしまう。

それもすごい長い古い友人なの。

気まずかったけれど、友人には出来事のを説明

したわ、そしたらあっさり大丈夫と言ってくれて、

その彼とはもうすごい長い付き合いで、今も友人です。

🔵よかったわね。ほんと、友人を失すのって辛いから。

なんだか、色々な事件がまだありそう。(笑)

🟢笑話みたいなことがたくさんありました。

でもね、二人の良いところもあるのよ。

他人にとっては迷惑なんだけれど、当人たちは

幸せだったと思うわ。

🔵どういう意味?

🟢例えば、近くで彼らの為に、または彼らに雇われて

働いていた人たちにとっては歯痒かったり、つまり

言いたくても彼が有名人だから言えないことがあったり、

正規のお金がもらえない、または値切られる

というようなことがあったけれど、雇われ側は

文句は言えない、なぜなら彼らは有名人だから。

🔵なるほど。

🟢でもフレディーとサンディー、2人の関係に関しては

素晴らしくマッチしたご夫婦だったの。

お互いで信頼しあっていたから二人の喧嘩は見たことがない。

とてもよく似た性格を持っていて波長がピッタリ合っていた。

つまり外見でなくて、内面の波長がぴったりな2人

だったから、2人には信頼があって他人は見えない

ものだけれど、2人だけががっちりとした建物みたいに 

崩れない、そんな双子夫婦だったわ。

外見ではなくソウルがそっくり、それに2人とも子供っぽいの。

人間ですもの、良いところも悪いところもあるわね。

愛子さんの作ったお正月のおせち料理、

う巻きの中は大きな鰻と昆布巻き©yukkiyaura

 

🔵フレデリック・フォーサイスという人を知っている人

はこれこれから少なくなるわね。

そうですね、若い人たちはフレディーの名前は知らないわね。

🟢私も知らなかったけれど、007タイプ系つまり

スパイものとか当時、政治には関心がなかったからだわ。

 

映画の仕事

 

🔵私も(笑)ところで007の話から、ゆきさん

、数ヶ月前、映画の仕事をしましたよね。

🟢そう。映画の仕事は久しぶりで、7年振でした。

コロナで仕事がなくなったりキャンセルが続きました。

この頃今頃戻り始めたのかもしれません。

🔵映画の題名は?あーそうでした、契約書のため

名前はまだ言えないのね。

🟢まだ放映されていないのよ。

🔵そうでした、今年ですよね。 

🟢去年の11月には終わる予定が事故のために

数ヶ月遅れているということでした。

🔵じゃー3月後ですね。

愛子さんの作ったお正月のおせち料理、数の子©yukkiyaura

 

🟢多分そんなところではないかしら。

ロンドンからそんなに離れたところではない007を撮った大きな

スタジオがありあります、ここで撮影が行われました。

この映画はアメリカ公開だと思います。

007でわかるように男の子が興味ある映画です。

🔵映画のお仕事はどうでしたか?

🟢とっても勉強になりました。コロナからまともに

作品作りを6年間していなかったのです。

これがきっかけで作品を作りを始めました。

🔵よかったわね。

🟢ありがとう。ほんとによかった。

この作品の時に使った日本の裏地付きの布の

マテリアルがあったんです。

その残りがあったのでそれを使って新しい作品を描きました。

🔵これからも描き続けてください。

 

ロンドン地下鉄のポエム 

Poems on the Underground

BBC News

🔵近頃また新しい仕事をなさってたでしょ?。

🟢地下鉄の仕事のこと? 

🔵 ”Poems on the Underground”でしたっけ?

🟢そうです。

愛子さんの作ったお正月のおせち料理、

なます、栗金時、鴨肉©yukkiyaura

 

🔵見たことありますよ。ロンドンの地下鉄の

電車の中の広告と同じところに貼ってある地下鉄が

提供するポエムですよね、世界中の詩が載せられる。

広告はうんざりなので気持ちがいいわ。

ゆきさんのは日本人は読めるし。

俳句を書かれたの?

🟢以前は俳句と中国詩も書きました。

今回は小林一茶の俳句です。

ここはロンドンなので俳句的ではなく

和歌のイメージで書いたの。日本だったら、

俳句は江戸時代だよ、って言われそう。

だってこちらの人たちは読めるわけではなく、

イメージ、絵としてみますから。

もちろん英語の翻訳付きですよ。

🔵ところで、ネットのBBCニュースにゆきさんの

名前が載っていましたよね。

🟢そうらしいわ、私は知らなかったらマックスの

友人が教えてくれたの。

🔵ロンドンの地下鉄のゆきさんが書かれた

俳句、楽しみにしています。

 

ロンドンのおせち料理

 

🔵先ほど見せていただいたゆきさんの

新年会のおせち、手作りなんでしょ?

驚きね、だってここはロンドンなんですもの。

🟢最高でしょ?グループの愛子さんから

「お雑煮を作りますのでいらしてください」という

メールをいただいたの。

五人の友人がお昼に愛子さん宅に伺うと、

そこには素晴らしいお料理が並んでいたの。

🔵これがお雑煮? 

愛子さんの作ったお正月のおせち料理、押し寿司©yukkiyaura

 

🟢そうなのよ。お雑煮だと思って伺ったら、

ゴージャスなおせち料理だったの。

🔵すごいわね、日本でもこれだけのお料理はないと思うわ。

これ、一人で作られたの?

🟢彼女一人です。

🔵ここは日本ではありません、材料を探すだけでも大変。

それに値段は日本の2-3倍です。

この材料だったらもっとするわ。

それに知識がなくては作れません。

この方お茶をされているのかしら?

🟢あたりです。どうしてわかったの?

🔵そういうマナーを感じたから。

前にも見せていただいた器とか、感覚が茶道をしている

人を想像してしまうの。

私は家族におせち料理は作らないし、

作ってもウチの旦那さんは味音痴だから無理よ。

🟢文子さんのおうちはみんな英国人ですものね、

お子さんも英語しか話さないし。

🔵私だけがおせちが恋しくなるけれど、、、

それで毎年ではないけれど「おせち」を頼むわよ。

🟢予約でしょ。

🔵そうなの。予約しておかないと送ってもらえない。

それに毎年すごい値上がりよ。

ロンドンは1万円からお重が2つ、3つとなると2万円ね。

それも12月中頃は売れ切れなの。 

ゆきさん、ラッキーよ。

🟢私もそう思う。私たちみんな感謝していただいてるの。

愛子さんの作ったお正月のおせち料理、銀杏の入った海老しんじょう、お餅、かまぼこ、椎茸、青菜のお雑煮©yukkiyaura

 

南フランス

🔵今年は何か計画は?ゆきさん、

ホリデーは長い間行っていないでしょう?

🟢そう、日本だけです。フミコさんは?

🔵もうじきフランスに行きます。でもイースターよ。

🟢3月か4月ね。私も今年は久々にフランス行くのです。南フランスよ。

🔵私も南フランス、じゃー同じ時期?

🟢私たちは夏か、その後くらい。

🔵どこに行くの?

🟢多分Laurouxというところ。

🔵多分リオンの近くだわ。

🟢そうなの?私は南フランスには行ったことがないの。

🔵珍しいわね、知らないところに行くの?

🟢すごい古い友人がいるの。彼は建築家だったわ。

🔵また建築家?

🟢彼はロンドンで働いていた英国の建築家で

ノッティンヒルゲートに住んでいたわ、1990年代に南フランスの

ビレッジに引っ越して、それからずーっと南フランス。 

今彼は版画アーティスト、Laurouxの

小さなビレッジに住んでいるの。

愛子さんの作ったお正月のおせち料理

©yukkiyaura

 

🔵きっと綺麗なところだわ。

🟢そう思う。車で行きたいと思っているわ。

🔵私たちも車よ、ボートで海を越えるだけですものね。

今年はいい年になりそう。

🟢私もそう思う。

🔵🟢有り難うございました。

 

新春のお祝いを申し上げます。

皆様のご多幸とご健康をお祈りいたします。

本年もよろしくお願い申し上げます。 

 

 

 

(おわり)

 

ありがとうございました。

 

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©By Yukki Yaura 屋良有希画

 

クリスマスカード 

フレデリック・フォーサイス 3

 

12月 フレディーの

クリスマスカード 

 

フレデイーのクリスマスカード

 

フレディーとサンディー は11月中にはクリスマスカードを 

仕上げるというのが彼等の年中の仕事だったので、この

カードはクリスマスの2ヶ月前に作ったように思う。

 

© Copyright By Yukki Yaura 屋良有希画 クリスマスカード Christmas Card Watercolour, acryli , paper 250g 水彩、アクリル 水彩紙250g  

 

クリスマスカードのデザインは彼等の意向で

ハートフォードシャアの彼たちの家の正面と

右側には白バト(dove)の為の塔の家、これは 

二人への結婚のお祝いだったそうで、白バトは

聖書の創世記からきた平和のシンボル、それに

3匹の彼らのペット達、ペットたちはみんな

Sの頭文字が付いていて2匹の犬とネコ、名前は

スパイク、スパークルそしてスリンカだった。

 

©yukkiyaura

 

クリスマスはサンデーにとっては1番忙しい月

だったと思う、何しろカード書きで追われる。 

 

クリスマスカードのデザイン

 

若いカップルのヘルパーのロスとキャサリンの

二人が、ペットたちを抱いてポーズを作ってくれた

 

©yukkiyaura

 

サンディーが作品は私の名前を入れるようにと

勧めたのでこのクリスマスカードの裏にも

私の名と連絡先をかってに入れてくれた。

 

 

クリスマスは家族のためにある家族が

1年に1度顔見合わせる日である。 

 

私たちはフレディーが自分の息子を招いて

クリスマスをしたと言うのは聞いたことがない。

 

フレディーとサンディー©Daily MailDaily Mail

 

フレディーの息子たちの記憶

 

フレディーの息子たちは、スチュワートとショーン

と言う始めの結婚の子供たちである。

 

フレディーの息子たちはおそらく彼のママ側

にいるに違いない。

なぜならフレディが亡くなる前の1年間、

いつも世話をしてくれたのは何十年と働いてきた

ヘルパーのロスとキャサリンの 2人だったから。 

 

フレディ自身がそう書いている。

 

夏のある日、この息子たちを遠くから見たことがある。

 

近所の集合フラットのアーチ前の大きなクリスマス・リース©yukkiyaura

 

スイミングプールの向こう側にあるテニスコートで

テニスをしていた。

 

それから2人の息子の写真はトイレの横にかかって

いたからいつも見慣れていた。

 

フレディーは2人のことを口に話したことがある。

そのうちの1人は英国で若者が起こす厄介な

問題に引っかかり、しょうがないやつだなと

言って頭を痛めていた頃があった。

 

そういえばその1人にサンデーから頼まれて

小さな作品を描いたことがある。 

 

でも何を描いたのかどんなものだったのか、

その記憶がないところを見ると、小さな作品で

バースデーとかサンキューレーターに加えるような

ものだったのかもしれない。

 

近所の集合フラットのアーチ前の大きなクリスマス・リース

©yukkiyaura

 

 

ロンドンのクリスマス

 

ちなみに私たちはクリスマスはロンドンと、決まっている。

ホリデーには行かないし私たちには田舎がない、

二人とも都会子だから、 帰るところはないのだ。

 

近所のストリート ©yukkiyaura

 

みんな自分の国へ帰っていくからだ。

クリスマスと関係のないモズレムやヒンズーの人たちは

クリスマスにも店を開いていたりはするけれど。

 

このざわめいたロンドンが静かになるのはクリスマスの

期間だけである、その点は東京とよく似ている。

 

だから静かなロンドンのクリスマスを楽しみたい。 

 

 

 

ありがとうございました。

 

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11

 アンジェラ 

ロンドンのお葬式

 

Angela   ©yukkiyaura

 

先日、久々の雨降りの当日、マックスの姉の

アンジェラのお葬式があった。

 

亡くなったのが10月1日、お葬式が20日だった。

マックスとは腹違いの姉弟でだから、

歳の差が親と同じほど離れていた。

 

1860年に設立されたワンズワース・コモンの

ホーリー・チュリニティー・チャーチで

バス停から歩いて3分の所、ここは彼女が

13年間通っていたチャーチだった。

 

神父さんは、きっとこの頃は、20代の若さ

だったのだろう、神父さんは全ての行事中、

家族の一員と一緒に過ごしてくれた。

 

英国の人たちは、年々教会に行く人たちが

減っていると言う。

 

移民がそれ以上に増えているからだ。

教会が売られている。

 

私はクリスチャンでは無いけれど、英国には

教会が残っていって欲しい。

 

©yukkiyaura

 

そこは葉が色付いていて知らない間に

地面が絨毯になっていた。

 

メモリー

 

席につくと、祭壇の真ん中に大画面のスクリーン

が垂れ、スクリーンの中にアンジェラがいた。

 

彼女の子供の時、若い頃から亡くなるまでの

写真それに彼女の作品が映し出されていった。

 

マックスの家族の写真映し出されていく。

 

©yukkiyaura

 

3人とも歳が離れている。

長女がアンジェラで「ハーパーズ&クイーン」の

アートディレクター・アーティスト、

長男のデヴィットは映画ディレクター、でも若く亡くなり、

次男のピーターは「ボーグ」のフォトグラファーで

アメリカに住み数年前アメリカで亡くなった、

三人の姉弟達はみんなアーティストだった。

 

弔辞を述べるために壇上に上がろうとしたルカは

感情が込み上げて話せなくなりもう一人の

19歳の孫が代わりを務めた。

 

美しい英国人

 

私たちが結婚した時アンジェラに初めて会った。

アンジェラと会った時なんと美しい人だろうと思った。

美しかっただけではなく、気品のある英国人 

丸出しの人だった。

 

黒髪に長いまつげと美しいマナー、なんと言っても、

誰も真似ができない、クイーンズ・イングリッシュの

あのアクセントは、普通の人たちからは

聞くことができなかった。

 

©yukkiyaura

 

彼女の美しい仕草も特別だった。

アンジェラが歳を取っても美しい歩き、

仕草はそのままだったから、キャットウオークを頼まれて

ファッションショーに出たのは80歳の時だったと思う。

 

アンジェラの夫ウイリーの事はブログで以前

2回ほど書いたことがある。

 

夫のウイリーは今でも英国のファッション業界

では名前が残っている。

 

彼は「ハーパーズ&クイーン」のエディターだったから

仕事上、政治界、大学、ファッションデザイナー、

フォトグラファー、ミュージシャン、建築家、

インテリアデザイナーの人たちの交流でなっていた。

 

アーティスト

 

彼女は彼女が20代から30代頃「ハーパーズ&クイーン」

のアートディレクターだった。

 

Angelaがそこをやめてポートレートアーティストになり

それ以来、ポートレート書き続けてきた。

 

パステル鉛筆、チャコ、オイルなどを使って数々のポートレート

を描いたが今は家族のものしか残っていない。 

 

マックスは昔頼まれてモデルになったことがある。

クラブの中のジムのデコレーションに使うためで、

なんと今でもそのクラブに飾ってあるのだと、

先日彼女の孫が教えてくれた。

 

アンジェラの作品

©yukkiyaura

 

私たちが結婚した頃、私たちは時々ひょんな

ところで彼らと会うことになった。

 

私の友人のライターが私をTheスペクテイターの

パーティーに連れて行ってくれたところで

ひょっこりあったり、チェルシーのクラブや

出版社や大学でぶつかったりしている。

 

出版レセプションや大学で使ったりしているうちに、

彼女たちの家族と親しくなって、

一緒にクリスマスをすることになった。

 

ワインと盲目

 

アンジェラはワインが止められなかった。

食事の時のワインがアンジェラの楽しみに

なっていたから。

 

アンジェラは2度、車の事故を起こしている。

 

アンジェラが自分では普通に運転してるつも

りだったのに、気がついたら道のガードの

植え込みの中に突進していたと言う。

 

それから赤ワイン一杯だけに減らしていた。

 

80代になって目の手術をした、ただの白内障

の手術だったらしい。

 

知り合いの友人からの紹介だったが、彼はその昔

ハーディストリートで一流だったけれど医師は

歳を取りすぎていた。

 

失敗した目は悪くなる一方で、数年後にほとんど

見えなくなっていた。

 

アンジェラの作品

©yukkiyaura

 

アーティストが描けなくなるほど恐ろしい事は無い。

彼女はそれでも描き続けた。

孫のエルがお葬式の時にアンティはなくなるまで描いていたよ。

最後に書いたのは裸婦だったと話してくれた。

彼女は突然脳溢血で倒れて、そのまま運ばれてなくなった。

ラッキーなことに何の苦しみもなく。

 

娘の涙

 

葬式の間娘の何とか泣き続けていた。

2人の子供たちにハグをされながら、それでも

采配を振っていた。

私もお葬式ではあまり泣かないのだけれど、

なぜか勝手に涙がこぼれて仕方なかった。 

なぜ泣いているのだろうと自問しながら泣いていた。

 

 

アンジェラが飼っていたグレイハウンドと同じ犬をお葬式の客人が連れてきていた、©yukkiyaura

 

カドガン卿

 

私たちは結婚してからチェルシーに住み続け、

おそらく一生そこに住むと思っていた。

 

チェルーのフラットはマックスの母が選んで住んだ

フラットで天井の高いビクトリアンの建物で

私たちはこの一角で1番長く住んでいた住人だった。

 

この一角はカドガン卿の地所だった。

 

「カドガン卿」で調べるとカドガン家はロンドンの

高級住宅地ケンジントン=チェルシー(ナイツブリッジ地区周辺)

を地所に持ち、英国長者番付にもその名を連ねる一族である。

 

とある。マックスはこのそばで生まれ、彼がここに住んだ

のは彼が5歳の時からだったから。

 

数年前、私たちはひどい事件に引き込まれたのだった、

この事件は1冊の本が出来上がる位の事件で、

友人たちのほとんどが「本にしろ、本に書け」と

今だに言われれている。

 

その事件はまるでドラマのような事件だった。

 

もう限界かなと思ったときに、アンジェラから

「カドガン卿に自分の名前を出して手紙を書きなさいよ。」

と助言をもらった。

 

マックスは12月クリスマスの頃、彼に直接手紙を書いた。 

今までカドガンのマネージメントオフィスからは

何もなかった、当時はロックダウンの最中で

全てのものがストップしていたのだった。

 

©yukkiyaura

 

彼からの手紙を出した途端、翌年すぐに手紙が届き、

今まで動かなかったものが数日で動き出し、

アンジェラのおかげで私たちはそこのそこからまもなく

移ることとなった。

 

私の生まれた日本での数倍も長い間住んでいたところだった。

 

とにかくアンジェラが動かしててくれたと言うことになる。

 

カドガン卿の幼馴染だったアンジェラは、後から

足をこづかれてちょっかいを出していたわんぱく小僧の

カドガンボーイを嫌な子だと思っていたらしい。

 

カドガン卿は可愛かったアンジェラにちょっかいを

出したかったのかもしれない。

 

でもアンジェラとカドガン卿の関係はそれだけではなかった。

 

アンジェラが「ハーパーズ&クイーン」のアート

ディレクターだった時、彼女の下で働いていた

助手がカドガン卿の妻になったのだった。

 

 

Angela

©yukkiyaura

 

ネームドロップに聞こえると嫌だから

あまりロイヤルファミリーとのことは書きたくない

けれど、クイーンがまだ健全だった頃、

クイーンの妹のマーガレットは美しい女性だった。

アンジェラは彼女と交友関係があった。

 

おかしな話をウィリーが話してくれた。

 

その頃、彼らはマックスが生まれたストリート

の向こう側に住んでいた。

 

ある時プリンセス・マーガレットが

アンジェラとウイリーのフラットを

訪れたいと言ってきた。

 

困ったことが1つあった。

トイレ、つまりバスルームだけが修復されていない。

トイレ? 

ここで大笑いになってその話は終わった。

 

だからその後トイレは直したのか、

プリンセス・マーガレットの訪問は問題

なかったのか、誰も聞かなかったけれど。 

 

 

©yukkiyaura

 

バスルームは修復されプリンセス・マーガレット

の訪問はあってもバスルームは

使わなかったのではないかと想像する。

 

 

アンジェラの若い孫たちはまだ16歳と19歳位

でハンサムな男の子たち、アンジェラ思わせる

顔立ちをしているけれども、もう家族の中でも

アンジェラのようなクイーンズ・アクセントを

持ち話すものはいない。 

 

もう数年間、こういう発音の英国人に会った

こともないし、表は歩くと英国より外国語

ばかりが聞こえてくる。

 

 

Angela

©yukkiyaura

 

この英国もこうやって変わっていっていくのだろう。

アンジェラのクイーンズ・アクセントが懐かしい。

 

 

(おわり)

 

 

 

ありがとうございました。

 

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10月

フレデリック.フォーサイス回想 

シリーズ

 屋良有希の制作メモノートから

 

フレデリック.フォーサイス 1

訃報

フレデリック.フォーサイス

出会いの発端

フレデリック.フォーサイス

フレデイーの書斎

 

 

 

フレディーの書斎

 

 

書斎が開かれていて誰もいない。

何かの記事の中に

「彼の書斎はカーテンがいつも閉めてある」

と書いてあったが私が見た限り

カーテンはいつも開けてあった。

        

出入り口は2つ、一つは東側で

居間に通じ、もう一つは北側で

キッチンとトイレの出口で

居間には大きなTVがあり、 

書斎にワインとおつまみを持っていく為、

または居間で休憩をとるための出入り口、

二つ目は隣接している真っ赤な壁の

トイレと向こう側にあるキッチンだ。

 

           ©yukkiyaura 

  紅い壁のトイレ、絵画と本類が置かれてある。

 

書斎の扉はいつも開いてあって、

書斎は丸見えである。

 

北側から書斎を見ると左には

真鍮で出来たスポットライト用の

明かり受けがあり、その下に金の額縁

に入ったアンティークの英国調の

絵がならび、南面の角も天井までの

本棚が続いて、その隣には窓があり 

西側にも2つの窓が付いていていて、

左寄りにフレディーの机がる。

 

©yukkiyaura 

 

デスクはビクトリアンのマホガニーの

上にグリーンレザーのあるもの、

その真ん中デスクの上にフレディー、

トレードマークの手打ちの古い手動式

タイプライターがのっている。

 

書斎はいつもきちんと片付けられて

いたから、真ん中に彼の机と

タイプライターだけが主役に見える。

 

このドローイングの左北側の出口

をのぞいては全て本棚が天井まであって、

200カ国、40言語で出版された本が

ぎっしりと詰まっている。

 

 

© Copyright By Yukki Yaura 屋良有希画  Sumi Ink  Washi paper 

 

床は板で、その上にペルシャ絨毯

が敷かれてある。

 

フレディーは古い昔の手動式

タイプライターを使って本を書いている。

 

郵便が朝11時に着くので、

着いた手紙の返事を書き、または彼の

出版する為の本もこの時間に

タイプを使って書いたのだ。

 

フレディは「ジャッカルの日」を

携帯用タイプライターで執筆したという。

 

金属ケースに収めたそのタイプライター

は世界中へ携行した、そして

「ビアフラ滞在中、小屋の壁を貫通 

した銃弾がタイプライターケースに

当たり、跳ね返って私をかすめた。

あのケースが命を救ったんだ」

と新聞に載せている。

 

©Daily Express 

 

フレディーのタイプライターは骨董品の、

シャーロックホームズが使っていた

あの手動式タイプライターなので、

見た目はとても華麗なのだ。

 

フレディーが打つタイプは普通のタイピストが

打っているように10本指全部は使わない、

使うのは左と右のヒトさし指だけで打つ、

親指はスペースキーを打つ時に使うだけだ。

 

この時代にこんな古いタイプライターで 

打つひとなんて誰がいるのかと思っていたが、

最近、新しいデザインのアイディアから、

古いタイプライターのフォンツが

気に入られ手打ちのタイプライター

が使われている。

 

エントレンスにある使われていない

英国バロック様式の大きな暖炉

©yukkiyaura  

            

でも、フレディーがこれを使う

理由はまったく違っていた。

 

フレディーは彼が新米記者として

仕事を始めた時から変わらずに手動式 

タイプライターを使い続けたという。

フレディーは新しい電動タイプライター

の必要を感じないのだ。

 

© Copyright By Yukki Yaura 屋良有希画  Sumi Ink  Washi paper 

 

これはタイプライターに限らない、

フレディーは携帯さえ

所有していないのだから。

 

タイプライターがある彼のテーブルの前は

フレンチウィンドウ型になっていたのは知らな

かった、だからそのまま外に出られたのだ。

 

丸テーブルの上に

重そうな七福神の一つが乗っていた。

 

 

 

 

(おわり)

 

 

 

ありがとうございました。

 

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