屋良有希の
ロンドン日誌
Yukki's
London Diary
屋良有希のアーティスト日誌」とし、
過去、現在、未来の事柄、
エッセイ、またいただきました
質問などをブログの中に
書いてもらうつもりでおります。
読者のみなさまに深くお礼を申し上げます。
今後ともよろしくお願い致します。
suekichibook フミコ. イチノ
©By Yukki Yaura 屋良有希画
6月
ウェス・アンダーソンの展示会
映画の仕事
ウェス・アンダーソンの展示会
ロンドンのデザイン・ミュージアムで開催中の
「Wes Anderson: The Archives」は、映画監督ウェス・アンダーソン
の回顧展で英国で初めてとなる彼の展覧会だ。
2018年、映画「犬ヶ島」Isle of Dogs での仕事
2018年ウェスアンダーソンのメールの映画が上映され、この前年
私が映画の仕事をした中で1番厳しかった仕事になった。
©Wes Anderson- The Archives - Design Museum
映画監督ウェス・アンダーソンと作品
オスカー賞および英国アカデミー賞(BAFTA)を受賞した映画監督、
ウェス・アンダーソンの作品風変わりな繊細なスタイルとパステルカラーの
美学で知られるアンダーソン監督の作品の展示会は、ケンジントン
にあるデザイン博物館で開催され、「グランド・ブダペスト・ホテル」や
「ロイヤル・テネンバウムズ」などの映画で使用された600点以上の
模型、小道具、衣装が展示されている。
展示品700点
脚本、オリジナルのストーリーボード、ポラロイド写真、スケッチ、
人気キャラクターが着用した有名な衣装から、ストップモーション人形、
ミニチュア模型、絵画、小道具、さらにはアンダーソン自身の手書きの
ノートまで、さまざまなものが含まれそれらは700点を超える資料だ。
デビュー作の短編映画「Bottle Rocket」および長編
「アンソニーのハッピー・モーテル」の基となった作品が上映されている。
初期作品から最新作「アステロイド・シティ」まで、時系列
またはテーマ別でストップモーションアニメ等を載せている。
ウェス・アンダーソンのアーカイブ
ウェス・アンダーソンのアーカイブアンダーソンは、30年近くも
映画で使用した小道具を保管し、何千ものさまざまな品々を
収集してきたのだ。
この展示会は、そのアーカイブが初めて公開されるもので、その大部分は、
それぞれの映画のセットで使用されて以来、保管されていたものだ。
ウェスの映画のセット収集
アンダーソンがこれらのアイテムを入念に収集し始めたのには理由があった。
それは映画「ボトルロケット」のために制作されたもののすべては
その制作会社が所有し、そしてその後売却されていることに気づいたからだった。
これを見たウエスは2作目の長編映画「ラッシュモア」からは、
撮影終了後には自らすべての小道具を回収して管理し、その後の
映画作品のために制作されたすべての小道具たちはウエスの手に
よって保存されることになったわけだ。
©Creative Review Wes Anderson- The Archives
映画の仕事
映画の仕事はいつも厳しい。
もしもプロダクションの中で、彼らと一仕事に過ごすことに
なっらもっと厳しい。
この英国に来て、本格的な映画の仕事をする前にテレビの仕事があった。
それはほとんどBBCの仕事で、そこで映画ドラマや
ドキュメンタリーの仕事をした、でもそれは天国のようだった、
と言うとおかしいけれど、つまり比べ物にならない位自由に
できた仕事だったからだ。
当時、撮影所からの行き帰りはショーファー、運転手付きの
豪華な車だった。
本格的な映画の仕事に入って、初めて映画の仕事の厳しさを知った。
プロダクションの全員が、自分のスキル、
能力のすべてをその映画に注ぎ込んで行った。
©Design Museum Wes Anderson- The Archives Museum
どんな小さな仕事でも、怠け者を見たことはない。
1つの映画を作るために、大げさと言うかもしれないけれど、
自分の命をかけてカメラの下でまたは全く見えないところで
精一杯の仕事をしていた。
映画を完成させるという1つの目的に向かって、短期間の
制作時間、全身の全力をかけて仕事をしていた。
日曜日だけの休日、私たちは朝から夜までベッドで
1週間分の睡眠を貪った。
映画「犬ヶ島」Isle of Dogs での仕事
この仕事がそんなプロダクションの中の仕事ではなく、
自分の家で自由に仕事ができた。
初めにテストがあった、ミニチュアーの作品を描くものだった。
テストの後、契約書にサインし、アートディレクターや
彼のチームとのミーティングのため3 Mills Studiosを訪れた。
©3 Mills Studios
3 Mills Studiosはウエスが2本の映画に使っている。
仕事はスタジオでするか、自宅がいいかと聞かれたので、
「自宅」と答える。
ここまで毎日通うとすると2時間のロスになったからだ。
数日後注文した大きなパネルが3枚運ばれてきた。パネルに紙を貼った。
そこからアートディレクターのからとの交流が始まる。
毎日メールが入った、毎日作品の下描き、毎日描き直し、
メール、やり直し、メール。
ウェスのメール
アートディレクターのCが監督のウェズのメールの切り抜きを送ってくれた。
それはウェスの感想の部分で、それにウェスは「ここは白っぽいほうが
いいよね。そう思わないかい」と言うような書き方をしていた、
感情が豊かで、口語でメールを喋ってくれるようにメールをうっていた。
©Design Museum Wes Anderson- The Archives Museum
2度目のテスト
それは和紙と墨で描いて出した。
オーケーが来た。
マックスの手助け
マックスの手助け、メールでの食い違いがあるからだ、小さいことで
勘違いしたことがあったから、それからはメールをチェックしてもらった。
最終日の2日は眠らなかったのは私だけでなくマックスも
寝ることができなかった。
彼の方が疲れていたと思うのに私に付き合ってくれた。
昔
昔、私は映画の仕事でルクセンブルグに30日間滞在することになった。
撮影場まで車で15ー20分位のホテルにプロダクションの人たちと
一緒に滞在していた。
マックスがルクセンブルグを訪れたから監督とも話をしたし、
撮影現場も見ている。
この映画はフランスのプロダクションだったので、そこはフランス語が
飛び交っていた。
マックスはほとんどの私の仕事に介入していたのでで彼は私の仕事を
よく理解してくれていた。
この映画は考えることが多かった。
©Design Museum Wes Anderson- The Archives Museum
私はプロダクションのメンバーではなく、クレジットには
ただのイラストレーターやデザイナーとして載っている。
私が受けたテストでもわかるように、実に細かい、
10センチ×10センチほどのミニチュア作品を描くことだった。
ただし、実際私が作った作品は2メートルもある大きな作品だった。
その時の最終日は2日間丸々寝なかった。
でも映画の仕事で2日間寝なかったのはこれが最後だった。
彼の作品3Dのオブジェクトには1ミリ以下の線で描かれたまたは
作られた本当に細工作りの作品が多い。
それらは確実に計算されたように正確であるのに、実際に作品となると、
あの大画面では細部は見えないし、それに描かれたものが
映像にされるとすれば数秒で流れてしまう。
ウェスの映画
ボトル・ロケット (1996)
ラッシュモア (1998)
ロイヤル・テネンバウムズ (2001)
スティーブ・ジスーと海を旅して(2004)
ダージリン・リミテッド (2007)
ファンタスティック・ミスター・フォックス(2009)
ムーンライズ・キングダム (2012)
グランド・ブダペスト・ホテル (2014)
犬ケ島 (2018)
フレンチ・ディスパッチ (2021)
アステロイド・シティ (2023)
フェニキアン・スキーム (2025)
Bottle Rocket (1996)
Rushmore (1998)
The Royal Tenenbaums (2001)
The Life Aquatic with Steve Zissou (2004)
The Darjeeling Limited (2007)
Fantastic Mr. Fox (2009)
Moonrise Kingdom (2012)
The Grand Budapest Hotel (2014)
Isle of Dogs (2018)
The French Dispatch (2021)
Asteroid City (2023)
The Phoenician Scheme (2025)
ウェス・アンダーソンの作品は、興味深いキャラクター、ユニークな
ストーリー、そして細部にまでこだわった、人目を引く
ビジュアルが特徴で、彼の細かすぎるほどの完璧さは職人の領域を
理解している、それは彼自身が職人だからだ。
映画監督ウェス・アンダーソン英国で初めてとなる彼の回顧展は
2026年7月26日まで開催されている。
(おわり)
ありがとうございました。
「屋良有希のロンドン日誌」の過去ブログはこちらから
http://suekichilondon.seesaa.net
アメーバーのブログはこちらから
https://ameblo.jp/yukkiyaura/
お便りはこちらまで
suekichibook@gmail.com
屋良有希 ホームページ
古いホームページの為、コンタクトの
メールアドレスは使えません。
http://www.yukkiyaura.com
屋良有希 動画
俳画
http://www.youtube.com/watch?v=XanIYY7Q-cM&feature=em-upload_owner#action=share
オーストリア編
http://www.youtube.com/watch?v=ji9YWJdwX6Y
バルセローナ編
http://www.youtube.com/watch?v=m-VcjTRUBFY
水墨竹
/Bamboo Sumi e Yukki Yaura SUIBOKU
http://www.youtube.com/watch?v=H8hd2CcRcUI
書
http://www.youtube.com/watch?v=R2Mw3u3-DAs
枕草子英語
http://www.youtube.com/watch?v=e_lDccDs7ac&context=
C305ccb7ADOEgsToPDskIyCUpCaU2c3bpwzEDD3ffA
枕草子日本語
http://www.youtube.com/watch?v=yzzdvE6ayY4&
context=C305ccb7ADOEgsToPDskIyCUpCaU2c3bpwzEDD3ffAcow
Cow
http://www.youtube.com/watch?v=bwzswWqO-cA
書籍の購買は
Nature in Art Museum and Art Gallery
ネイチャー・イン・アート・ミュージアム&ギャラリー
Museum Shop
https://natureinart.org.uk/contact-nature-in-art/
eBookの購買は
suekichibook@gmail.com
suekichibook@gmail.com
ありがとうございました





































