ガブリエル・ボヌール・シャネル展4 V&A ココ・シャネル | 屋良有希のロンドン日誌 Yukki’s London Diary


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屋良有希(やうら. ゆき)、東京生まれ。アーティスト、ナチュラリスト、ロンドン住在。英国王立芸術大学院修士卒業(博物画生態学研究科)。大学臨時講師、ウェス・アンダーソン、を含む映画やTV、書、水墨、 出版の分野で活躍する、英国人の夫君がいる。関心事は自然と動物。 


 

屋良有希の

ロンドン日誌

Yukki's London Diary

 

屋良有希のアーティスト日誌」とし、

過去、現在、未来の事柄、

エッセイ、またいただきました

質問などをブログの中に

書いてもらうつもりでおります。

読者のみなさまに深くお礼を申し上げます。

今後ともよろしくお願い致します。
suekichibook フミコ. イチノ

 

 

©By Yukki Yaura 屋良有希画 

 

 

6月

ガブリエル・ボヌール

シャネル展4

V&A

ココ・シャネル

 

ココ・シャネル

 

ココ・シャネルの全ては

書ききれないくらいの量の

物語で埋まっているのだけれども

あまりに長すぎるので、ココ・シャネル

という人物に相当の興味がない限り

読むのをためらってしまうと思う。

 

私自身、ココ・シャネルのデザインを

好んでいるわけでもないし、彼女の 

性格や生き方も羨ましいとは

思わない。女として、愛情枯渇

の人生ではなかったかと想像する。

 

それで、ここからは明細を省いて

サマリーを書いていこうと思う。

どう削っても後2-3のストーリー

が続きそうなので、時たま

ココ・シャネル以外の

ものを入れていくつもりだ。

 

 

© copyright Drawing by Yukki Yaura 屋良有希画

 

 

ハリウッドはどうでした?」

 

「ハリウッドはいかがでした?」

とシャネルに質問すると、

「おしりとおっぱいの殿堂ってとこね。」

「キャバレーの夜会みたいなものよ。

 

女の子はみんな綺麗で、 

羽根飾りをつけてた。それだけよ。

でも……でもなんてことないのよ。

だいたい「超」がつくものなんて、

どれもこれも同じよ。

 

超性性染色体の比率が乱れた

中性の有機体にしろ、

超大型プロダクションにしろ……

ああいうものはみんな、いつか

かならずだめになるわよ…」と答えた。

 

 

© copyright Drawing by Yukki Yaura 屋良有希画

 

しかし、シャネルがハリウッドで

仕事をしたこと自体は大きな

宣伝効果を発揮しており、また彼女は

ハリウッドの映画産業から

「写真映りフォトジェニック」

を学び取り、以降の仕事において

「写真映り」に配慮するようになった。

 

ユナイテッド・アーティスツは、

シャネルがハリウッドに長期的に

コミットすることを期待して、

ミシンとドレスのマネキンを

備えた豪華なサロンを用意したが、

シャネルはそのサロンを

使うことを拒否した。

 

シャネルのデザインがうまく

ハリウッドに適合しなかった

ことから、予定されていた二度目

のハリウッド訪問は中止になり、

ハリウッドとの関わりは終わった。

 

映画界の大物たちにとっては

シャネルのデザインは派手さ

が足りなかったのだろう

と推測している。

 

シャネルはハリウッドでの経験

について多くを語っていない。

 

しシャネルはいくつかのフランス

映画の衣装デザインは続けた。

 

その中にはジャン・ルノワール監督

の1939年の映画「ゲームの規則」

があり、彼女は「ラ・メゾン・シャネル

La Maison Chanel)」として

クレジットされている。

 

© copyright Drawing by Yukki Yaura 屋良有希画

 

彼女は当時無名だった

ルキノ・ヴィスコンティ

(1906-1976)

をルノワールに紹介した。

ルノワールはヴィスコンティを

次の映画プロジェクトに招待した。

ルキノ・ヴィスコンティは

「郵便配達は二度ベルを鳴らす」で

映画監督としてデビューしている。

 

 

シャネルが一生涯愛した男、

アーサー・カペル

(通称ボーイ・カペル)

Arthur Edward 'Boy' Capel

 

ファッション帝国の始まり

20歳の頃、シャネルは裕福な

将校エティエンヌ・バルサン

と交際するようになる。 

彼はシャネルがパリで婦人服飾

のビジネスを始めるのを手伝って

くれると言ってくれたがシャネルは

すぐにバルサンのもとを去り、

彼の裕福な友人の一人、

アーサー ・カペルの恋人となった。

 

alchetron.com

 

この2人は、シャネルの最初の

ファッション事業に

大きく貢献している。

 

1909年、シャネルは

バルサンの友人の一人、

アーサー・エドワード・"ボーイ"・カペル

と関係を持ち始めた。

 

通称ボーイ・カペル。

 

彼はイギリス軍大尉で

ポロの選手だった。 

 

サセックス州ブライトンで

生まれたアーサー・カペルは、

船主、政治家、大物政治家、

ポロ選手であった。

 

alchetron.com

 

カペルは富裕なイギリスの

上流階級で、シャネルを

パリのアパルトマンに住まわせ、

シャネルの第1号店に

資金を援助した。

 

シャネルに教養を身につけさせる

ために、おすすめの詩や哲学 

などを自ら書いたノート

贈っている。

アーサー・カペルは白い花を

好み、シャネルに贈っていた。

カペルとシャネルの関係は、

二人の関係は9年間続いた。

 

©©alchetron.com

 

身分が相応・空の愛

2人はドーヴィルなどの

ファッショナブルなリゾート地で

一緒に過ごしたが、カペルは

シャネルに誠実であったことは

一度もなかったという。

 

彼女の一生涯において

一番愛した男からは、恋人と

しては重宝されたが伴侶としては

愛されてはいなかったのだ。

 

当時、貴族との結婚は

結局身分違いの恋で、それは

叶わず、アーサー・カペルのような

上流階級は身分相応な結婚が

自然にアーサー・カペルの生活や、

思想の中に潜在的に

あったに違いない。

 

©alchetron.com

 

つまり、結婚と恋人を自然に

分けることが出来ていた

のではないかと思う。

 

どちらにしても、

アーサー・カペル

はシャネルに対しては結婚の

対象にはしては

いなかったと言うことだ。 

 

勝気なシャネル自身もそれが

わかっていたので、英国貴族で

あるダイアナ・ウィンダム夫人

(Lady Diana Wyndham)

との結婚を承認していた。

 

つまり、割り切っていた。

 

©alchetron.com

 

アーサー・カペルの結婚

 

英国貴族である

ダイアナ・ウィンダム夫人

はリブルスデール卿の娘であり、

第2代ウェストミンスター公爵

ヒュー・グロスヴナーの異母弟

であったパーシー・

リュルフ・ウィンダム大尉の

未亡人であった。

 

カペルが当時、身分の差の

障害のため、英国貴族である

ダイアナ・ウィンダム夫人 

(Lady Diana Wyndham)

と1918年に結婚した後でさえ、

カペルはシャネルとの関係を

完全に絶つことはなかった。

 

 

©lilyfieldfashion.com

 

2人の関係は9年間続き、

1918年にカペルが結婚した後も、

1919年末にカペルが亡くなるまで、

シャネルとの不倫関係は続いた。

 

アーサー・カペルの突然死

 

アーサー・カペルは、

1919年12月22日月曜日、

シャネルとのクリスマスの

待ち合わせに向かう途中、

自動車事故に遭ってしまう、

そこで悲劇的な死を遂げた。

 

事故現場には、十字架に

碑文が刻まれた慰霊碑が

設置された。

 

©alchetron.com

 

道路脇に設置されたカペルの

事故の記念碑はシャネルが依頼

したものであると言われている。

 

後にシャネルは友人の

ポール・モラン(1888-1976)

フランスの作家、外交官に

「彼こそ私が愛したただ一人の男」

と語り、その死について

「彼の死はわたしにとって

恐るべき打撃だった。

わたしはカペルを失うことで

すべてを失った。」

と述懐している。 

 

1919年12月24日、フランス

南東部のプロヴァンス・

アルプ・コート・ダジュール地方

にあるフレジュ大聖堂に、

軍人としての栄誉を讃えられ

埋葬された。

 

©alchetron.com

 

彼の死後、ココは悲しみに

暮れる間、黒い服を着る

ようになり、彼女は友人に

「世界中が彼女と一緒に

悲しんでくれるだろう」

と語り、それが

「リトル・ブラック・ドレス」

の由来となった。

 

 

(続く)

 

 

 

 

ありがとうございました。

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