今年のマドレーヌ用の蜂蜜をいろいろ | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

【マドレーヌに向く蜂蜜って?】

今年もマドレーヌの授業のために、蜂蜜をいろいろと。

 

いろいろ味見をさせてもらってから買ってくるのですが、

ほぼマドレーヌには味がでないことを分かっていて、でもおいしいから紹介したいと思うものもあります。

 

フランス🇫🇷の百花蜜とイタリア🇮🇹の百花蜜

ぜんぜん味わいが違います。毎年同じ傾向にあるのですが、フランスのはクリーミーでとても上品、マイルド。

 

イタリアのは、ちょっとクセがあって、ほんとにいろんな香りが混じっている個性派。

ともにやさしいので、マドレーヌにはでにくい感じです。

 

ブルガリア🇧🇬のコリアンダーは、パクチーから連想する味はなくて、でもたしかにハーブの花なのだと実感させるような芳香があります。

 

エチオピア🇪🇹のコーヒーは、コーヒーのように濃い茶色で、かつ味もとても濃くて、毎回不思議な気分。

赤いコーヒー豆を焙煎して黒くなるのに、蜂蜜が最初から濃いなんて!

今年のはこれまでの中で一番酸が強くて、蜂蜜にでそうな予感。

 

イタリアのオレンジ🍊は、私の定番で、一年中手元においています。

オレンジの花の香り、酸があり、マドレーヌにも安定してでてきます。

酸はとても重要です。

 

もう一つは、先日いただいたギリシャの

マスティック・ガム(天然ガム)

 

 

 

 

(これを使ってマドレーヌを焼いた方は、はっきり分かったとのこと!)

 

私の選択は、ちょっと変わったコリアンダーを

温かい状態で。

 

はっきりとわかるほどにはでませんでしたが、

でもプレーンのマドレーヌとは味が違ってておもしろい!

 

 

 

毎年、これが出るかな、あっちかなとみんなで考えるのはとても楽しい時間です。

 

ちなみにティスプーン1杯の蜂蜜は、1匹の蜂🐝が一生かかって集める量なのだとか! 大切に味わわないと!