そば粉クスクスと黒レモンで 4月の料理講座にて | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

4月は春らしい料理にいたしましょう。

 

まずは前菜1

【燻製タラとグリンピースのクーリ】

 

春の野菜とタラで前菜を

 

グリンピースで流れるソースを作り、

グリンピースのシャンティも

 

タラを塩漬けにして燻製に

お皿の底には新玉ねぎのロワイヤル(洋風茶碗蒸しみたいな感じ)を敷いています。

 

さて最後はサービスの練習

わあ、クーリが重たすぎる! 

 

ちょっと調整して

 

左まわり

早すぎ〜

 

などと騒ぎながらの楽しい時間でした。

 

 

 

前菜2は

【魚のそば粉クスクス!】

 

この前フランスで買ってきた「そば粉のクスクス」

 

初めて見ました! 

ほかにもディンケル小麦のクスクスとか、違う穀物製のがいくつか。一番おもしろそうなそば粉のを買ってみました。

 

さて何にしよう〜と考えて

これまでお肉ではすでにいろんなのを作っているので、

今回は魚のクスクスをご紹介!

 

ほうぼう、かさご、イトヨリをフィレにして

クミンでマリネ

 

トマト、パプリカ、ズッキーニ、ひよこ豆、レーズン、魚のだし汁などでソースを作って

魚にかけ、

 

同じお鍋で、同時にそば粉クスクスを蒸したら出来上がり!

 

見た目はちょっと微妙ですが、、

そば粉クスクス、強い風味があるわけではないですが、

なかなかおいしかったです

もっとモソモソするのかと思っていましたが、そんなこともなく。

新しい味、発見です💡

 

 

 

 

【比内鶏の黒レモンマリネ】

 

先日ご紹介しましたが、

年末のパリで、黒レモンcitron noirなるものを見つけ、買ってみました。

ライムを塩水漬けにしてから乾燥させたもの、とあります。

 

いったいどんな味なんだろう!🤔

と思って買ってみました。

とても軽くて、粉末にしてみると、

真っ黒な炭の粉のようなパウダーに。

 

ちょっと嘗めてみると、たしかにレモン🍋系統の風味があります。

イランの料理に使うものらしく、

白い肉や魚、デザートに使うもののよう。

 

どうしようかなと考えて、料理講座で鶏肉に合わせてみました。

 

比内鶏の胸肉をマリネして、黒い衣に覆われた料理に!

鶏肉からは、レモンの風味と酸味がきちんと感じられて、楽しい経験になりました。

 

添えは、 行者にんにくをピュレにして。

行者にんにくはとっても日本ぽいですが、フランスにもあって、「ail des oursクマのにんにく🐻🧄」と呼ばれます。

 

さて黒レモンはフランスのサイトを検索すると、たくさんのスパイスの会社が扱っているようで、

すでにいろいろに使われているのかもしれません。

 

デザートは

【アールグレイのヴェリンヌ】

といっても、紅茶はアールグレイではなくて、

 

普通の紅茶のバヴァロワに、

ベルガモットのジュレを合わせて、

口の中で「アールグレイ」になるように。

 

ココナツのサブレとバニラアイスを乗せて!