【海軍省へ】
少し前に海軍省hotel de la marineが公開されて、3回目の挑戦でようやく行くことができました(予約すればいいだけのことですが・・)。
19世紀から200年間もフランス海軍が所有していたそうですが、18世紀の豪華な建物が公開されて、パリの真ん中にいるのに、ヴェルサイユにいるみたいです。
もともとは王室家具調度品管理所だったそうで、たくさんの美術品、豪華な食卓、ベッド、壁紙、家具や扉の装飾まで、18世紀のオリジナルの修復か、当時のままに復元されたもの。それはそれは豪華で、クラクラします。
(だれかの居室には、当時のパンやカキ殻が復元されていて、なぜ床に? ちゃんと解説聞けばよかった。日本語のヘッドセットが渡されます)
ナポレオン戴冠式の舞踏会、ルイ16世とアントワネットの結婚のお祝いが行われたきらびやかな宴会場も。コンコルド広場を見下ろす回廊からは、国王が見下ろしたように、エッフェル搭やアンバリッドを見渡すこともできます。
隅々まで行き渡る豪華で細かい装飾の一つ一つが美しく、絢爛で、国力の誇示と美への高い意識が、圧倒的な力で迫ってきました。
このフランス人の突き詰めた情熱が、フランス料理やお菓子にかける底知れないパワーへと繋がってるのだろうなあと思うと、ものすごく納得です。
「てっきり大砲やら鉄砲の展示を見るのかと思ってました!」
と、同行の生徒さん。すごく、すごくよかった〜とも。
さて、これにて今回のパリ便り終わりです。
長らくのお付き合い、どうもありがとうございました!
ご同行くださった皆様方、本当にありがとうございました。
楽しい思いを、また次回もぜひ!