【料理とワインの合わせ方講座】
フランス料理認定講座の番外編として
料理へのワインの合わせ方の原則を学ぶ講座を、シニア・ソムリエールの平藤淑子さんにお願いしました。
ものすごく広くて深いフランス料理の世界に足を踏み入れた方々にとって、ワインの合わせ方を知るのは必須。とはいえこれまた広くて深すぎる〜!
でもプロの考える原理原則を知れば、ぐんと近道になるのではないかしら、と思ってのことです(何より、私も知りたい!)
「やりますよ〜!よかったらどうぞ」と皆さんにお声をかけたら、結局講座の12名全員が集まってくださり、大きな期待の中で講座スタートです。
ワインを料理に合わせるには「美食の定石」というものがありますが、分かりやすく鉄板なのは「同じ地方同士」。
さらには色であわせたり、同調させたり、補完させたりという考え方があるそう。
今回はほんとうの入門編としてのお話をお願いしましたが、
家庭料理には? レストラン料理には? 地方性は? 品種は?
酸と渋み、ミネラル、脂と重たさの関係性などなど、考えるべきたくさんすぎるポイントが!
へえ〜、なるほどの連続でした。これからの教室用のワイン選びに大きなプラスになりました。
お待ちかねの試飲の時間。
平藤さんがお持ちくださったのは、
南仏のカシ、AOCブルゴーニュ・ブラン、そしてボジョレーの10クリュ、ムーランナヴァン
の3本。これを「豚肉にあわせてみましょう。オーヴェルニュ風のポテを」とのリクエストを受けて、用意しました。
塩だけで味付けした豚肉に野菜の旨味と甘味が加わった、とてもシンプルな料理です。
そっか、なるほど。主張しすぎないシンプル料理だからこそ、種類の違うワインとの合わせ方が実感できるのですね。
と、「なるほど〜」を連発です。
平藤さんは大阪・北新地でワインバーを経営されていて、もう長く料理教室に来て下さっている方なので、フランス料理のことも熟知されているのです。
勉強したい人をどんどん応援したい!と考えての企画でしたが、みなさんのおかげで、私も少し賢くなりました。
平藤さん、みなさん、ありがとうございました!