紅玉と「嫉妬」 11月のプルミエパティスリー講座にて | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

塚本有紀のおいしいもの大好き!

フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

11月のプルミエパティスリー講座ではまず

【紅玉りんごのケーキ】

【紅玉🍎のケーキ】

紅玉は熱をかけるとすぐに柔らかくなるので、焼き込みには使いやすいですね。

香り付けは、上品にセイロンシナモンで。

 

ぐるぐる🌀渦巻きに生地を絞り、

紅玉を入れて、

またぐるぐる

 

ふんわりりんごとシナモンが香る

シンプルケーキの出来上がり😋

 

 

【ジャルジーjalousie】

 

帯状のフイユタージュにクリームをはさんで、ブラインドのように切れ目をいれたフィユタージュをかぶせて焼いたお菓子。

「嫉妬」という意味の変な名前のお菓子なのですが、パリッとしたフィユタージュに甘くて香りのようクリームのコンビネーションはとってもおいしいのです。

これ、この前の紅玉のケーキのおまけに作っただけなのですが、みなさんの評判はこっちのほうがよかったりして・・


ジャルジーというのは「鎧戸」、日本の住宅ならジャロジー窓のこと。上の切れ目を入れた生地の見た目から命名でしょうが、もともとはjalousie(嫉妬)という言葉が語源となって、「女性を他人の目から遮るもの」、「人から見られることなく、中から外を観察できるもの」として、ジャロジー窓になったのだとか!

変なの〜!

 

ちなみにうちのオーヴンは水抜けが悪いので、フランジパンヌクリーム(カスタード+クレームダマンド)はあまり美味しく焼けませんが、

このお菓子は窓があるので、水分の飛びがよく、おいしく焼き上がるのでしょう!