蝦夷鹿とバーガー 11月の料理講座にて | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

アミューズは

ミルフィーユの残りの折り込み生地を使って

フイユテに。

パルメザンと朝倉山椒を散らして焼いたら出来上がり。

小豆島の新オリーヴ塩漬けもそえて。

 

 

【野菜のミルフィーユ仕立て】



2004年のMOFコンクールのときに、Emmanuel Renautさんが作られた料理に挑戦!
じゃがいもを蒸して積み上げ、マッシュルームの層、(トリュフ層も追加)、マッシュルームの層、ハーブの層、そして蒸したにんじんを積み上げて、カット。

たくさんのハーブを散らし、アネットのヴィネグレットを添えました。
ものすごく手がかかり、神経も使い、よくもコンクールのときにこんなことができたものだとびっくりします。

しかし生徒さんたちがとても上手に根気よく組み立ててくださり、おいしくできました。
「食べたら一瞬。レストランの料理人さんたちに感謝の気持ちがでてきました〜」と。
ほんとそうですね。

そしてついでに残りで円形のセルクルで組み立ててみましたら、圧倒的に楽にできました。
次からはこっちにします。

2つめの前菜は
【仔牛のタルタルステーキのグリエをバーガーで】

 

 

 
この前のパリで、バーガーを食べました。
え〜、フランスでバーガーなんて、と思いつつですが、美味しかったのです。
仔牛のフィレを大振りにたたき、グリエにして、
コンテチーズのソースがかけてありました。
そのままやってみました。
 

【マナガツオの軽い燻製、ジロール茸のソースで】
 

 

 

今月のメインは、マナガツオです。

マナガツオという名前ですが、全然鰹ではなくて、別の魚。関西でのほうがよく食べられるようです。

フランスにはおそらくいないと思いますが、フランス料理にはけっこうよく合う魚で、身も扱いやすくて、好きです。

小さい鱗は包丁の背でこそげると簡単に外れて、銀色に輝くきれいな本体がでてきます。

 

魚係担当の生徒さんが、

「可愛い〜、かわいいわぁ」

と言いながら、おろしてくれました。

たしかになんともかわいげのある顔

今回は軽い燻製にして、ジロール茸のとマッシュルームで作ったソースを添えました。

 

 

【りんごのロースト、キャラメル・ブール・サレ風味】

 

紅玉にキャラメルをかけながら、ローストに。

紅玉はフジなどの身の固い品種に比べると、早く身が緩むので、シロップが早めにキャラメル化してくれないと、

グズグズになってしまいます。

 

でもそれもまたふわっとして、アリなのかも。

アイス🍨とクランブルを添えて。

濃厚デザートですが、そろそろ寒くなってきたので、いっそう美味しくなってきました。

みなさんが、お家でもやってくださるとうれしいことです!

 

ご参加ありがとうございました!