アプリコットのタルト 7月のお菓子講座にて | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

7月はやっぱりアプリコット
【アプリコットと桃類のタルト】

 

 

 

 

 


白桃、ネクタリン、スモモも組み合わせて、ジュレにして、
タルトに乗せました。

間には、アプリコットのピュレを使ったシャンティをはさんで。
シャンティにはギリシャヨーグルトも混ぜたのですが、
ほどよい酸味がアプリコットとよくあって、
夏らしい爽やかなタルトが出来ました。

フランスで、今の時期、よく組み合わせるのはアーモンドの仁。
買って来たアーモンドの殻を割り、
中身を取りだして、皮を剥き、飾りに乗せました。

数がそれほどないので、殻割りは、お一人1回だけのトライアル。
強く叩かないと割れませんが、強すぎると、中のアーモンドまで木っ端みじんです。
でもこれも含めて、楽しい時間です。

 

 

 

 

アラン・デュカスのチョコ工場で、カカオニブを買ってきました、

といって、何か予定があったわけでなく、7月の日本にチョコを買って帰るのは無理、と思ったから。

 

さて何にしよう!?

そうだ! ジャンドュージャにして、サブレで挟んだらどう?

 

カカオニブはローストしたカカオ豆を砕いただけのものですから、すりつぶせばチョコが出来るはずです。

といっても、レッスンでチョコを作れるほどには量がない。

だったらプラリネを同率で合わせばジャンドュージャができるので、

サブレでサンドしたらよいのでは〜!

 

というわけで、やってみました。

チョコレートは苦くてすっぱいのですが、びりりと香りがよくて、質の良さを感じます。

 

たっぷりとサンドして、ちょっと冷蔵庫に入れたらできあがり!

香り高い、大人のサブレサンドができました。

 

ところでカードの決済が来ました。

250gのフェーヴがなんと2907円!

た、高すぎる・・。

 

パリは、いろんなものがばかみたいに高くて、日本以上の物価高を感じました。

加えて円安でレートが悪く、さらに高く感じてしまいます・・。

日本のいろんなものが、

「安い。こんなでいいのかな」とさえ思ってしまう今日この頃。

 

 

【バナナのトゥルト Tourte a la banane】

 

 

 

 

 

 

トゥルトというのは蓋付きのパイのこと。cedric groletさんのレシピより!

 

暑いけど、夏になったら作りたいと思っていたお菓子。

いまの時期にフィユタージュを折るのはちょっと無理っぽいので、無理せず市販のパイシートを使いました。

それでも冷凍庫から出すと、1分くらいでクネクネに!

 

バナナ入りのマジパンで堤防を作り

バナナ入りのクレームダマンドを詰め、

バナナを散らして、もう一枚のフィユタージュをかぶせて焼いたら出来上がり!

 

バナナ感満載で、とてもおいしかったです。

 

 

さておまけは、桃の冷たい飲み物です。

 

生の桃をシロップと一緒に回し、スパークリングウォーターで割っただけ。
この前、パリのカフェで出てきました。
なんとなくシロップ煮でやるものと思っていましたが、
生は生の美味しさがあっておいしかったのです。
 
料理講座では、スパークリングワインで割ってみようと思っています!
 
今月も暑い中、ご参加本当にありがとうございました!