ナントのパン屋さん ラ・プティット・ブーランジュリー | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

ナントの名店ラ・プティット・ブーランジュリーへ。MOFのFranck Deperiersさんのお店です。

La petite boulangerie

1 Place Saint Félix, Nantes

https://www.lapetiteboulangerie.fr

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ミッシュだけでこんなにいろいろ! 上の説明を全部ゆっくり読みたいけれど、行列なので、適当に注文。

 

 

 

 

 

 

 

日曜の朝八時半、行列はずっと店外にも続いています。

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自転車でさっそうと去っていくであろう、おじさん、なんだか素敵です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バゲットはこんな感じで、

 

 

内相はこんなです。

 

あれ、かなりあっさりめの味わい。塩分も低めのように感じます。

いまフランスでは保健省がバゲットの塩分量をへらすよう通達をだしているそうで、国を挙げての減塩に取り組んでいるといったところでしょうか。

最初にそれを聞いたとき、「そんな〜、パンの塩分くらい!」と思ったのですが、

こちらでパンは主食ですから、たしかに量を食べることを考えると、なるほどと思います。

 

いっそう、あれっと思ったのは、フランスで食べるバゲットにある独特のにおいがしなかったこと(この後、いろいろなお店のバゲットでもそう思ったので、つまり今年度の小麦粉由来なのかと思います)。

このミッシュはパリまで持っていて食べ、残りは冷凍して保存して、大阪まで連れ帰って大事に食べました。

 

 

 

さて秀逸だったのが、クロワッサンです。

 

 

 

 

 

 

 

 

おいしい! 口に入れた瞬間、「これは今回のナンバー1かも!!」の予感が。

あっさりめではありますが(甘いのが好きです)、ほどよい甘味。層もほどよく厚く、布のようにしなり、バター香があり、とてもおいしいのです。そして端正な佇まい。佇まいが美しいことも、私にはちょっと大事なポイントです。

(そして結局やっぱりこのクロワッサンが、今回のナンバー1でした!)

 

お店は教会前のこじんまりした広場に面し、

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人々の暮らしに息づいているパン屋さんの姿を垣間見る気持ちです。なんともしみじみ。並んでいる人に男性が多いのも、いかにも日曜日という感じでよいものです。

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