頼りない温度計 | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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チョコの授業のために、温度計を3本買い足しました。

ところがやってきたのが差しているのは、19℃、20℃、21℃とばらばら・・・。

まあ、しかしアルコール温度計とはそんなものです。自分で買いに行ったのなら中央の値を示すもの3本を買いますが、今回は納品されてきたものだったので、致し方なし。

 

といはいえ、あまりにばらばらは困るので、どれが正確と思われるのかを確認することに。

氷水を作り、しばらくつけておきました。

案の定、きっちり0℃をさしたのは3本。1本は1℃高く表示し、1本は1℃低く、もう1本は2℃も低く表示しました。

リボンをつけて、目安程度にはそのブレを書いておくことにしました。

 

ちなみに先日テレビで、気圧の低い日は沸点が下がる(から、ラーメンの出汁が天気の日よりも澄む)と言っていて、びっくりしました。

子供の頃から、富士山山頂では沸点は90℃に達しないから飯ごう炊飯をするとお米に芯が残る・・とは知っていましたが、天気がちょっと悪いくらいで、100℃にいかないとは!!

 

なので日によってブレのある「沸点」での温度計の調査は意味がないということになります。

 

そんなこと言ってないで、確認してみよう!と思い立ち、今度は沸騰している水に浸けてみました。しばらくして、正しいと思われる3本が最終的にとまったのは99℃。まずまずよいお天気でしたけれど・・。

ちなみにブレていた他の温度計はやはりブレていましたが、そのブレ方にもブレがありました。

 

 

ちなみに、ちょっとくらい温度計はずれていても、チョコレートのテンパリングはできます。