ライチとバラのガレット・デ・ロワ講座にて | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

塚本有紀のおいしいもの大好き!

フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

アーカイブ講座で、バラとライチのガレット・デ・ロワを作りました。通常はクラシックの折り方をしたフィユタージュで作りますが、これは速成法で早く作ったガレット・デ・ロワ。

 

と言いたいところですが、サイドを留め忘れ、ばんばんに膨らんで、まったく違うものに!

サイドを留めるのは「中身を飛び出させないため」、だとばかり思っていました。

たしかに考えてみれば、サイドをきゅっと留めることで、膨らみが制限され、ガレット・デ・ロワとして適正な膨らみになるはず。なるほど、当然の帰結です。

なんだかなぁ・・。

 

中身はバラとフランボワーズを加えたクレーム・ダマンドを延ばし、シロップ煮にしたライチを配置しました(これは生徒さんのもの)

 

なぜ忘れたのか言うと、たぶん

速成法のフィユタージュは時間も短く、それほど気も使う必要もなく、簡単! 簡単!

と思っていたからでしょう。

ちょっと嘗めていた、ということです。

 

大らかに膨らみ、それはそれでおいしいのですが、ガレット・デ・ロワとしては失格(ビゴさんいわく、ガレット・デ・ロワは薄くないといけないからです)。

みなさん。すみませんでした。もちろん生徒さんのはちゃんと出来ています。

 

ベルガモットにローズのお茶を淹れました。

 

しかしひさしぶりにローズのガレット・デ・ロワを食べられて、とてもうれしい気分でした!