2018テリアンシェフのデモ特別講座にて | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

さて今年で第11回目のテリアンシェフのデモ特別講座です。

今年のメインは仔羊の腿肉ジゴgigotです。フランスのロゼールLozere産を取り寄せました。

GIGOT D'AGNEAU RÔTI AU FOIN et L'ÉPAULE CUITE FONDANTE仔羊の腿肉の干し草ローストと肩肉のフォンダンを作っています。

 

干し草は先生が義妹の牧場まで行って(アンジェの近くの町で、もとは競走馬を育てていたのだそう。)で貰ってこられたもの。

よく空港で止められなかったものです。

この干し草に仔羊の腿肉を包んで24時間以上密閉して、香りを移しておきます。

これを干し草に包んだままアルミでぐるりと覆い、オーヴンへ。香りを移しながらじっくり1時間ほどもかけてローストしていきます。

 

 

こちらは肩肉の煮込み、ホロホロ。添えはいんげん豆と枝豆です。

 

デザートは

ÉCLATS DE MERINGUE AUX AGRUMES et sa CRÈME "COCO PASSION" COMME UN PAVLOVA   

メレンゲのかけら、柑橘類とココナツ・パッションのクリーム、パプロヴァのように

を作ります。

軽いメレンゲ、マスカルポーネの入ったシャンティ、シフォンと電子レンジを使って作るスポンジ、パッションとホワイトチョコのソースなど、たくさんのパーツで構成されます。

香りをまとったジゴに、中央は肩肉の煮込みです。

 

パブロヴァは一人用のお皿と

シェア用のも。

途中、干し草がちょっと燃えるというハプニングがあり(コンベクションオーヴンの風にアルミが舞ってしまい、干し草に炎が!)、料理はスモーク・ジゴになり、香りがいっそうよくなってしまいました。ともあれ、印象的な!?時間となり、とても楽しくあっという間のデモでした。

来年の約束をして、ご挨拶も終了。

「また来年も、何か新しいことをご紹介します。来年も待っています!」と先生。

既に11回とは信じられない時の経つことの早さです。この間変わらず、ご参加いただいている方々、ありがとうございました!

今年初めて来て下さった方々、お楽しみいただけましたでしょうか。

 

 

また来年も同じ時が持てますようにと、心から願っています。

先生はこれまた例年通り、東京へ向けて出発されました。大阪へのお帰りは来週のことです。

ご参加くださった皆様、手を貸してくれた方々、写真提供して下さった方、どうもありがとうございました!