地震後のこの2年間で3回目の熊本滞在ですが、この道、何度も通りました。山の斜面が地滑りを起こしていて、2年前の地震のすぐ後には生々しい土の法面が見えていましたが、去年は少し色がぼやけて退色し、今年は周囲になじんで草などが生え始めているように見えました。
崩れたところの補修工事も進んでいるようです。
桑鶴大橋は今月中にも補修工事が終わり、通行再開の見通しのようです。
さて地震でいったん閉じざるを得なかったパン屋さんを去年の秋に移転・再開された、ダイゴさんに行ってみました。
パン ダイゴ
熊本県 南阿蘇村河陽1883
集落の中の広い敷地内にあります。残念ながらこの日は定休日だったので、パンの写真は撮れずです。(そもそも台風で、取材日が飛んでしまったのが原因)
そこで丸菱総合展にいらしたダイゴさんと約束して、少しお話を聞かせていただきました。
上道大吾さんは、2年前の第一弾熊本盛り上げ隊のときに参加して一緒にパンを焼いてくださった方です。たくさんの人々の助け、講習会での講師の機会、そして盛り上げ隊の活動に参加したことも手伝って、「もうパン屋は辞めて他の仕事につこうか」「ほかのパン屋に勤めようか」と揺れ動く気持ちを乗り越えて、こうしてオーナーとしてパン屋を再開するモチベーションを保つことができた、と話してくださいました。熊本のテレビや雑誌でも活躍され、未来にむけて鋭意活動中です。熊本に行かれる方はぜひ寄ってみてください。
同じく南阿蘇村の「めるころ」へも。
この日はもう営業が終わっていましたが、奥様が待っていてくださいました。
どちらのお店も、地震前の7割くらいにしか客足はもどらないとのことですが、2年後に予定される阿蘇大橋の復旧を心待ちにしていらっしゃいます。
きれいな夕焼けが、少し明るい未来をしめしているように思いながら、熊本市内へ!
詳しいレポートはパンニュース社「B&C」9-10月号にて。