お誘いいただいて、丹波の岡田さんの農園に寄せて頂きました。
農家民宿 おかだ
兵庫県丹波市氷上町新郷1339
これ何だかわかる?
と岡田さんに問われ、???
アンディーヴが育つとこんなふうになるそう。
ええぇ、あの黄色いアンディーヴが!! 驚きです。
食べてみると、思った以上に柔らかいのですが、それはそれは苦い!
こちらがお花。実物を見るのは初めてです。
続いてこちらはダンデライオン、つまりタンポポの花。
え、あっちと違うの?
アンデーヴもタンポポもともにキク科とはいえ、似すぎです!
(というか、私には同じにしか見えませんでした)
ウイキョウの花はとても甘かったです。ガムレベルの甘さ!
夏になるとズッキーニの花のフリットが作りたくなりますが、教室の日に合わせて取り寄せはなかなか難しく、シナっとなりがちです。いつでもできるなんて、いいなあ!
なんてエッジのたったバジルでしょう。
出荷用のトマト
なんて素敵な赤!!
こんなに赤くなるまで熟してからもぎ取る、なんてことは産地でない限りできない贅沢です。ちょっと青いうちに穫って出荷して、流通する間にうっすら色づいたトマトをスーパーで見掛けることもありますから。
左はイタリアの料理用トマト「サンマルツァーノ」。
葱坊主は、なんとポワローのだそう。大きい!!
たしかに根元のほうを見ていくと、まぎれもなくポワローです。
花材として見掛ける葱坊主は、ポワロー系統のものだったのかと知りました。
このまま料理の本みたい!
秋には立派なぶどうがなります。それにしても、こんな剪定の仕方はあまり見たことがないような・・?
岡田さん家のぶどうは一房が1kgもあるため(通常は500g)、養分を蓄えるもととなる葉はやっぱり通常の倍必要なのだそうです。なるほど!!
コールラビ。
印象的な紫です。
これはココという品種のフランスの白いんげん豆の畝。
昔、私がフランスから買ってきたココを授業で使ったときに、少しだけ種になる豆を岡田さんにさし上げました。それが翌年には何十倍にもなって戻ってきたことを、ぱっと鮮明に思い出しました。大地って素晴らしく豊かなものです。一粒万倍日!
バターナッツ
黄色いいんげん豆
茗荷に似ていますが、生姜だそう。
これ何ですか?
「先生が苦手なものの種」
?? あぁー、コリアンダー!
じつはコリアンダーは大好きなスパイスの一つです。ピクルスやサラダに使うとなんともおいしいのです。
苦手なのはその若いとき、つまりパクチーです。こんなふうに実がなるとは!!
これはワイルドミントではないかと思います。
本を作るときに、あまりに可愛くてトマトのサラダに散らしたことがあり、思い出深い植物です。
ものすごく暑かったのですが、お家に戻ってきて、ほっとひと息つきました。ものすごく楽しい体験でした。
私の祖母は畑と田んぼをやっていたので、通常の野菜の枝やら葉っぱを見たら、それが何かだいたいは分かるつもりです。
でも岡田さん家には初めてみるものがいっぱいで、それはそれは楽しく、わくわく、キャーキャー言ってしまう時間でした。
ご一緒した方々ももちろん。
ただこれだけの種類と量の野菜を、広いあちこちの畑で育てるのは、並大抵ではありません。おまけに無農薬だそうです。
いったいどれほどの量の労働と愛情に支えられていることか!
暑さ、寒さ、雨に雪に晴れすぎ、虫、風、草などなど。やることが次から次からあって、気の休まる暇もないような。
でも反面どんなに豊かな暮らしかとも思います。
さあ野菜いっぱいのお昼ご飯が待っています。
お家へ!
(続きはまた明日)