祇園Mavoへ | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

 

祇園にあるMavoに行ってきました。

京都市東山区下河原通上弁天町440 舞風館1F

http://cuisinelamatiere.wixsite.com/mavo

 

驚くことに、お薄からでてきます。添えられているのはぎんなんと奈良で作られた「蘇」(手前の小さい角切り)。牛乳を煮詰めて作ったもので、日本で作られた最初のチーズとも。昔頂いたことがありますが、今回はとてもクリーミーな乳風味を感じました。

 

聖護院大根のヴルテ

フォワ・グラに白トリュフのスライスが!! 立ち上る香気をちょっとでも逃がすがのが惜しくて、何度も空気を吸い込みました。

大根とフォワ・グラ、やっぱりとてもよく合います。

 

「浄化」と名付けられた京都姫牛のロースト。

なぜ「浄化」なのかというと、高野山の松ぼっくりで燻製にしてあるから。

いままで嗅いだことのある薫香にはないよい香りがします。そしてかすかにラプサンスーチョンに共通する香りもあるような。ありがたーい感じが漂い、拝みたくなります。

 

 

たしかに体が浄化されるような気分になる、おいしさ。

今までで一番おいしいと感じたとシェフがおっしゃるポルチーニと(確かに!)。

 

合わせたのは赤ワイン、じゃなくて、なんとこれほうじ茶なのです。

 

このお店はフランス料理と日本茶のマリアージュで有名なのだそうで、これよりも前に、ワイングラスに注がれた緑茶を魚に合わせて飲んでいます。

酸味はハイビスカスとローズヒップ、甘味はバニラ、香りはシナモンと....、色はマロウなどなどで入れているとのこと。ほかにもたくさんのスパイスの名前があがっていましたが、覚えられず・・・。それにしても、すごいと思いました。

単体で飲んでもおいしいのですが、お肉に合わせるとは!!

 

プチフールは生姜のフィナンシエに、バラの香りです。

マダムが容器(奥の茶色い壺)を持ち上げられると、ずぼっとバラの花びらとフィナンシエが躍り出てきて、びっくり!

バラの香りをまとったフィナンシエと、そのバラの花びらを合わせて淹れられたほうじ茶が添えらます。

 

マダムがとても感じのよいお方で、予約の電話の段階から、このお店なら間違いない!という感じがしました。また行きたいと思わされます。

他にも牡蠣やかさご、チョコレートのデザートなどおいしいものいっぱいでした。

 

八坂さんの南門を南に少し行ったところにあります。いま、南門は修復工事中。