仔豚で 2月の料理連続講座にて(続き) | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

2月の料理連続講座(続き)

イタリア産仔豚背肉のロースト

今月はとうとう仔豚を注文しました。どかんとやってきたのは丸ごと1頭の7kgです。
(頭と内臓はありません)
ひいぃ、でしたが、おそるおそる・・・。
(びっくりさせるので、写真はやめておきます。教室では大撮影大会に)


半分にして(意外に簡単に切れます。もちろん仔豚だからですが)、切り分けて、背肉はトマトやじゃがいもと一緒にローストにしました。
残る前脚はフライパンで焼いてからロースト、腹皮とフィレはポワレに。




後ろ脚はコンフィに!

仔豚はまだ乳臭いような風味と(でも大きさからして、すでに草も食べていると思われます)、やっぱり獣の味もして、おいしいものでした。
皮がすべすべぷりんとしていて、ゼラチンやらコラーゲンを豚皮からとっているのがよく分かります。
ほんとにちょっとしか取れないフィレ(通常の大人のフィレ肉の半分くらいの長さと太さ)は焼くと柔らかくジューシー! またコンフィもほろほろで格別においしかったです。コンフィは所要4時間の大作です。その価値は充分にあります。

温かいりんごのシャルロット charlotte aux pommes

いま私たちが知るシャルロットはビスキュイを貼り付けたムースケーキですが、これはその原型です。バターを染みこませた食パンの内側にはりんごのコンポートがぎっしり(800g分)詰まっていて、外側はかりっ、内側からはバターがじゅわっと染み出ます。
ちょっと重たいのですが、味わい豊かでとてもおいしく、私は大好きです。

紅玉の皮から取ったピンクのジュレを添えて。