薪能の打ち上げ&新作能 | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 


9月にあった大阪城薪能の打ち上げの会がありました。

食事のあと、あの日の写真がプロジェクターで流されました。
私は、主催者のお一人の社長さんから頼まれて、別の主催者へのサプライズの「おつかれさまケーキ」を作っていきました。

10月の頭、そのお宅からお庭の栗の実が送られてきて、私が渋皮煮を仕込み、晴れて本日ケーキとなって登場。静かにサプライズは進んでいたのでした。
私には密かに楽しい時間でした。

さて次の日曜日。
大槻能楽堂で大槻文蔵先生、大槻裕一君の能の会がありました。今回は「鷹姫」という新作能です。新作能といっても、初演から既に47年!
もっとも能が完成したのは室町時代なので、47年だったらまだまだ新作なのかも。

驚いたのは原作はアイルランド人の詩人イェーツの「鷹の井戸」なのだそうです。
演出は野村萬斎さんです。萬斎さんは空賦隣という名前の王子役で、面をかぶらない、能装束(でもちょっと異国情緒のある佇まい)で華麗に舞われ、詠われて、ひとときそのお姿に酔いしれました。
(ラッキーなことに前から2番目の席で拝見しました)
鷹姫役の裕一君とのバトルはそれはそれは素敵。
新作能とは楽しいものでした!!