たまき亭の玉木さんが、パン・ド・ロデヴを送ってくださいました。
まだ試作品だそうです。
さっそくお昼にいただいてみました。
ほどよい酸味に重層的なうまみが加わります。美しくつや消しの薄い膜は、芸術的。
先日いただいたカンパーニュやコンプレに共通する、玉木さん独特のおいしさが感じられます。
同じく多加水のパンだと思われますが、その2つよりはロデヴは少しだけ重みがあるようです。
割合しっかりとライ麦を感じます。
わあぁ、なんておいしいのだろう・・・。そう思いながら忙しいお昼にぱぱっといただき、結局その夜もう一度お夕飯に頂いてしまいました。
ありがたいことに仕事柄たくさんのとてもおいしいパンを口にできるチャンスがあります。
その中でも
「あぁ、このパンさえあれば、他のはもう要らない」
と思えるパンが私にはいくつかあり、(これさえ・・と言いながら、複数あり。そして少しずつその数が増えているのですが・・・、ほんとに少しずつです)
また一つ、そう思えるパンが増えました(じつは玉木さんのカンパーニュとコンプレもそう)。
私はやっぱり玉木さんのパンが好きなのだ、と思いました。
そしてその実力はその次の日(焼成日から3日目)に食べても、冷凍して解凍しても、その魅力が衰えないというところにもあります。
私は家で冷凍したフランスパンを焼き戻して食べるのがあまり得意ではないのですが(パリでもない大阪で、朝パンを買うのは不可能。なので、致し方なく毎朝やっていますが・・)、このロデヴ、びくともしません。変わらずおいしいまま!
恐るべし、そのパワー。お店に並ぶ日を待っています。
上等のバターがよく合います。