6月20-23日
製菓連続講座にて
カシスとヴァニラのアントルメ entremets cassis vanille
カシスとヴァニラの組み合わせで、夏向けの爽やかなアントルメを作ってみました。
下からナッツのかりっとした層、アーモンド入りのビスキュイ、カシスのジュレ、タヒチのヴァニラのクリームの層、そしてカシスのナパージュ
カシスのジュレは本当に薄い層ですが、初日は微妙にゆるすぎたことで、全体がずるんと滑り落ちる惨事になってしまいました。
カシスには強い酸味と独特の渋みがありますが、乳製品と合わせることで俄然、上品な丸みを帯びます。
昔初めて食べたとき、「カシスって・・・独特すぎ。微妙」と思っていたのに、今は「カシスってなんて素敵な味なのかしら!」とさえ思います。
上の飾りはパスティヤージュで作りました。パスティヤージュはあめ細工の土台になったり、装飾に使われる粉砂糖とゼラチンのパートです。存在としてはとても地味(人々はあめには注目するものですが、パスティヤージュはほとんど見えていないような・・・)ですが、でもパスティヤージュでないとだせない曲線もあるのです。
小さく作るとけっこうかわいいものだと、今回気がつきました。
中心の黄色はクチナシを使って、色を入れています。